私は東京の調布市の片隅みに住んでいる年金生活の75歳の身であるが、
今年の新年早々、心臓の強い痛みで、救急車で病院に搬送されて、
10数名の医療スタッフの中で、 緊急の検査、治療を受けたりした。
やがて『胸膜炎』(追記・急性冠症候群)と病状とされ、
しばらく経過観察したく・・ と入院が余儀なくされて、結果的に8泊9日の入院となったりした。
こうした中、私は自身の健康に関して、タバコの喫煙に自身に甘えてきたが、
遅ればせながら禁煙を決意した。
私は大学一年、ワンダーフォーゲル部に所属して、夏の合宿の12日間の休息日の時、
先輩が美味しそうにタバコを喫っていたので、まもなく真似事をして以来、
タバコを愛煙してきたので、56年以上となっているが、今回の担当医師よりも禁煙を勧められた。
やはりタバコは心臓にも良くないし、まして身体にも良くないし、
入院前の1月3日の夕食後にタバコを一本喫って、これ以来禁煙しているので、
何日になるのかなあ・・・と指をおりながら微苦笑したりしている。
このように何かと拙(つたな)い私でも、何かを断念しないと、
人生の晩秋期を迎えられない、 と心も身も鍛えられ、微苦笑を重ねたりした。
このような心深情を秘めた私は、《・・タバコを吸わない人の肺がん急増!! 実は、豆腐と納豆で予防できます・・》、
何かしら遅ればせながら、こっそりと記事を精読してしまった。
この記事は、かなまち慈優クリニック 院長 高山 哲朗・ 医学博士の寄稿文であり、
公式サイトの【 FNN PRIME 】に2019年5月9日に配信され、
無断であるが記事の殆どを転載させて頂く。
《・・タバコを吸わない人の肺がん急増!! 実は、豆腐と納豆で予防できます
★肺がんの50%は、タバコの影響少!
社民党の又市征治党首が、肺がんの切除手術を受けることを明らかにしました。
又市氏は、「4月末の検診で見つかった。早期の発見だったと思う」
とし、療養等に1ヶ月程度を要すると話しました。
肺がんは、がんの死亡原因の中で、男性で第1位、女性でも第2位で、
年間で7万4000人以上が亡くなっています(2017年)。
早期発見できたのは、何よりのことだと思います。
今でも多くの方が、肺がんの原因といえば、タバコ(喫煙)を第一にあげるのではないでしょうか。
ところが最近は、タバコを喫わないのに、肺がんになるケースが増えていて、
何と肺がん全体の50%に達しているんです!
男性の肺がんの40%、女性においては、実に70%にまで及んでいて、
「どうして私が肺がんに!」と驚く方が少なくありません。
実は、肺がんには、喫煙の影響が非常に大きいタイプ(扁平上皮がんなど)と、
影響はあるものの、それほど大きくないタイプ(肺腺がんなど)とがあるのです。
タバコの値上げや喫煙場所の限定など、タバコに関する規制が厳しくなったこともあり、喫煙者の人口は徐々に減少。
その結果、「扁平上皮がん」の罹患率は下降傾向に転じています。
一方で、肺腺がんは増加しているのです。

★肺の奥にあるため、早期発見が困難!
さらに、肺腺がんは、早期発見が難しいというやっかいながんです。
肺の中では、細い気管支が木の枝のように広がっていて、その末端の肺胞という部分で、
二酸化炭素と酸素の入れ替えがおこなわれます。
肺腺がんは、その肺胞のある末端部付近にできるのです。
肺の奥深くにできるため、咳や痰などの初期症状が出にくく、早期発見も難しいのです。
見つかった時にはかなり進行している、ということも少なくありません。
脳や骨に転移し、頭痛や腰痛、背中痛などがひどくなってようやく検査を受け、発見されるケースさえあります。
★肺腺がんの原因とは?!
タバコの影響が少ない肺腺がんですが、では原因は何なんでしょうか?
近年のさまざまな調査研究から、「エストロゲンの過剰分泌」と
「汚染大気」の2つが原因として有力視されています。
「エストロゲン」は、女性ホルモンの1つです。
初潮が早く、閉経が遅い、月経期間の長い女性ほど、過剰分泌のリスクが高まります。
しかも、喫煙しない女性の方が、エストロゲンの影響が大きいことも指摘されています。
★意外で手軽な予防法!
早期発見が難しい肺腺がん。
何か予防法はあるんでしょうか?
エストロゲンが肺腺がんに影響を与えることから、
化学構造が似ている「イソフラボン」の働きが注目されています。
イソフラボンは、大豆食品に多く含まれる、植物性ホルモンの1種です。
普通は、エストロゲンに「似ている」イソフラボンを摂取すれば、
体内でエストロゲンに似た作用をするので逆効果では・・・と思えますが、
不思議なことに、肺がんについては反対なのです。
しかも、その効果は、男性にも大いにあるのです。
国立がん研究センターの調査によれば、イソフラボンを1日48mg摂取するグループは、
9mgのグループと比較して、はっきり予防効果がみられました。
罹患リスクが、非喫煙女性では約67%に、非喫煙男性では半分以下の約43%となったのです!
何と、男性のほうが予防効果が高いというデータが出ました。
もちろん、女性も発症リスクは減少しています。
ただし、喫煙者の場合には、イソフラボンを摂っても、効果はみられません。
ですから、予防のためにはまず禁煙すること。
そして、イソフラボンを一定以上、摂取することが大切です。
では、イソフラボンをどのくらい摂ればいいのでしょうか。
イソフラボン48mgとは、豆腐なら160g、1丁の半分弱。
納豆なら、1パック+3分の1ですから、1日に2パックで十分おつりが来ます。
これなら無理なく続けられますね!
食生活の中で、他の食品と共にバランスよく食べることをお勧めします。・・》
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
今回、高山 哲朗・ 医学博士の寄稿文に導かれて、多々教示を受けたりした。
ここ3年ぐらいは、私は何かしら身体に良いと書物から学び、
朝食の時、豆腐をパックひとつ、そして納豆は1パックを日々愛食している。
私は昨年までの56年ばかり愛煙してきたが、
今年の新年早々、断腸の思いでタバコに別れをつげて、 禁煙している。
この後、肺がんの検査を最寄りの医院で、CTスキャンで精密検査を受けて、
何とか及第点であったりした。
しかしながら56年タバコの煙にまかれてきた身体・・
果たして今頃禁煙しても効果があるかしら、 と微苦笑している。
そして負け惜しみのような心情で、少なくとも禁煙できたから、少しは肺が浄化されているかなぁ・・、
と微苦笑を重ねたりした。