夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

都心は晩秋に別れを告げて、そして初冬を迎えて・・。

2019-12-17 12:56:21 | ささやかな古稀からの思い

私は東京の調布市の片隅みに住む年金生活の75歳の身であるが、
私が今住んでいる近くに生家もあり、私自身としてはこの地域に住んで、
結婚前後5年を除き、 早や70年が過ぎている。


そして私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。

こうした中、私たち夫婦はお互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごし、早や丸15年が過ぎている。
             

私の住む地域に於いては、
毎年、11月3日の『文化の日』の頃から、
あまたの落葉樹の葉は、朱色、紅色、黄色などに多彩に染め始め、
やがて11月23日の『勤労感謝の日』の頃になると、
周囲一帯までは朱色、紅色、黄色、茶褐色などに染められる錦繍(きんしゅう)の情景となっている。
             
この後、黄色に染め
られた公孫樹(イチョウ)の樹が、数多くが彩(いろど)っている。

            

まもなく青空の中、 数多くの葉が空中をさまように舞い散る情景を眺めたりした。

そして公孫樹(イチョウ)の葉が、地上に絨毯のように彩って、
晩秋が終わり初冬の季節を迎えるのが、毎年の習わしとなっている。

今年は温暖な秋が過ぎた為か、私が秘かな晩秋の別れとしている公孫樹(イチョウ)が、
青空の中、数多くの葉が空中をさまように
舞い散る情景が、少しばかり遅れて、
散り始めている・・。

こうした情景を眺めてきた私は、都心の名所の『いちょう並木』は、テレビで盛んに放映されているが、
果たしてどのようになっているか、気になり、私は久々に昨日の昼過ぎに都心に向かった。

私は現役サラリーマン時代、所在地が六本木の時は20数年あったりしたが、
ほど近い明治神宮外苑にある『いちょう並木』は、訪れたことはなく、
未知の世界であった。

やがて地下鉄で外苑前に到着後、まもなく『いちょう並木』の情景は、観られたが、
すでに大方は散り終わり、都心は晩秋に別れを告げて、初冬を迎えていた、
と教えられ、微苦笑したりした。

   

そして初めての明治神宮外苑を私は散策して、
初めて絵画館、館内の恐れ多くも明治天皇の足跡の数多くの絵を鑑賞したりした。

            

この後、退館した後、来る東京オリンピックに向けた建設中の国立競技場が観え、
やはり巨大な建物だ、と実感させられたりした。

            

この後、JRの千駄ヶ谷の駅に向かって歩いている中、

            

晩秋の残照のような情景にめぐり逢えて、私はプレゼントを頂いたように、
微笑みながら駅に向かった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする