夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

3食付き個室7万円のケアハウス! 、高齢者76歳の私は学び、多々教示させられて・・。

2021-08-29 14:26:52 | ささやかな古稀からの思い
先程、ときおり愛読している公式サイトの【 AERA dot.】に於いて、
『 3食付き個室7万円のケアハウス!
       “孤独にさせない”取り組みとは? 』
と題された見出しを見たりした
・・。

私は東京の調布市の片隅に住む身であるが、私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、

我が家は家内とたった2人だけの家庭である。

そして私より5歳若い家内も、お互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごしている。

私たち夫婦にとって難題は、やはり晩秋期の不安は、いつの日にか、介護・要となり、
介護施設にお世話になる時と思われる。


                    

こうした中、要介護認定されている場合は、
特別養護老人ホーム(特養)や介護老人保健施設(老健)などの介護施設のほか、
有料老人ホーム、 介護型のサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)などを学んだりしてきた。              

そして私たち夫婦は、いつの日にか『要支援』までであったら、何とか自宅で過ごせると思われるが、
やはり『要介護』になってしまったら、やむなく介護施設に入居すると思案したりしてきた。

やがてどちらかが、国の支援を受けている費用が程ほどに適度な特別養護老人ホームに、
入居が叶(かな)わなくなってしまった時、困苦する。 
         
やむなく高価と称されている有料老人ホームに、断腸の思いで自宅の敷地を売却して、
介護施設に入居しなくてはならない場合もある。

もとより介護の難題は、いつまで介護を受ける必要な期間が判らず、
やがて永がられば本人の自己負担額が増し、貯金は切り崩しても資金不足となり、
当然ながら、退所が余儀なくされて、行き場がなく迷子のような介護難民になることである。




或いは、まさかの出来事で、家内が私を残してあの世に旅立つ、
私は独りぼっちの『おひとりさま』になるが、
健康の場合は、我が家の古ぼけた家で過ごすと思われる。

こうした時、相変わらず古惚けた自宅を出て、
トボトボと歩いて、地元にある地域包括支援センターに殆ど毎日通い、数時間を過ごす・・。

そして私はコーヒーを飲みながら、或いは昼食を共に頂きながら、 70代が多いと思われるが、
XXさん、と私は呼ばれたり、 やがて同世代の女性からでも、 XXちゃん、
或いはXXクンと苗字で、呼ばれることを夢想したりしている。

この後、コーヒー代、昼食代を支払い、わずか800円以下が多いと思われ、
何よりも数多く同世代と共に数時間を気楽に共有して、
談笑できるので安らぎのひとときと思える。

やがて帰宅後は、自宅付近の遊歩道、公園を散策した帰路、
この日の夕食、翌日の朝食の為にスーパーに買物して帰宅する。



その後は、随筆、ノンフィクション、小説、近現代史、総合月刊雑誌などの読書とし、
或いは居間にある映画棚から、20世紀の私の愛してやまい映画を自宅で鑑賞したり、
ときには音楽棚から、聴きたい曲を取りだして聴くと思われ、独りを愉しむ時を過ごす。

この間、料理、掃除、洗濯は、相変わらず初心者マークであるが、
同じするなら明るく楽しく・・私が現役サラリーマンで指針にしてきたことを思い重ねて、
日々実践ねぇ・・と自身を叱咤激励すると思われる。

こうした中で、週たった一度だけ定期便のような駅前の居酒屋に行き、
中年の仲居さんと談笑し、からかわれながら、純米酒を二合ばかり呑むだろう。

そして私は家内の位牌の代わりに、定期入れに愛用した革のケースに、
家内のスナップを入れて、いつも持ち歩くと思われる。
こうした日常生活を過ごすと思われる・・・。



このように過ごせば、たとえ私は『おひとりさま』になっても、
ときおり寂しさは感じても、孤独は無縁だよねぇ・・
と心身のバランスが保てる、 と微笑んだりしている。

しかしながら日常の生活に自立できなくなり要支援になってしまった時、
私は生活の向上心は欠落して、生活に覇気がない虚ろな状況になり、
やむなく介護施設に入居も検討すると思われる。

こうした不安を秘めている私は、
今回の《・・3食付き個室7万円のケアハウス! ・・》って、
そして《・・“孤独にさせない”取り組みとは?・・》
真摯に学びたく、記事を精読してしまった。

この記事は、『週刊朝日』の2020年9月25日号より抜粋された記事であり、
関連の公式サイトの【 AERA dot.】に2020年9月17に配信され、
無断であるが記事を転載させて頂く。



《・・ ひとりで寂しいので、有料老人ホームに入りたいが、費用が高くて無理・・・。
そんな人におすすめなのは、3食付き個室で7万円~と、年金だけで暮らせるケアハウス。

自治体が補助金などを出すので、費用は安いが、手厚いサービスがある。
ライターの栗原道子氏が、その実態を調べた。


【年金で暮らせる!おすすめのケアハウス一覧はこちら】

神奈川県平塚市にあるケアハウス「サンステージ湘南」。
ここでは入居者を孤独にさせない取り組みが行われている。


施設は小奇麗なホテルのような佇まいで、定員29名。
湘南らしく、太陽がそそぎ、海からの風に心地よさを感じることができる環境だ。


ここでは入居者の活動が活発だ。
麻雀クラブや俳句の会などが立ち上がった。
隣接の学童保育へ読み聞かせに行っていた人もいる。

入居者に聞くと
「『こういうことがしたい』と言いやすい雰囲気があるし、
それを応援してくれる職員の姿勢があります」
と笑顔で答えてくれた。


施設長の大石みゆきさんは、入居者の孤独を防ぐために
「小さな集まりの場を作っている」という。

参加者の体力や認知度、趣味などを考慮して、
ミニデイサービスのような手作業や編み物、パズルなどの機会を用意する。

そのほかにも施設内の機能訓練指導員の指導で週1で体操を行ったり、
ヨガの先生の指導もある。

ハロウィーンには、保育園児が入居者の部屋を訪れるイベントや、
年3回はマイクロバスで巣鴨や羽田空港、上野の美術館などへの遠足もある。


介護サービスなどを提供する特定施設として開設したため、
スタッフの数が多くなっている。

そのため、スタッフが階段の上り下りに付き合ってくれたり、
寝たきりの人にも小まめに話しかけたり笑顔を届けたりと、
きめ細やかに対応できている。



独居老人の数は、年々増えており、
孤独死や認知症の進行、食事が偏り健康を害すなどの課題も生じている。

国立社会保障・人口問題研究所によると、
65歳以上の独居老人は今年は702万人、
2040年には896万人になり、65歳以上のおよそ4人に1人が独居になる。


こうした中で、ケアハウスの存在感は、年々高まっている。

自治体が、建設費や運営費を補助しており、
有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅よりも安く、
全国で2028施設あり、今後も建設される予定だ。

情報を入手するには、住みたい自治体のHPを参照してほしい。



「ケアハウスは、年金だけでも、しっかりとした生活ができ、
人との交流も持てるので、おすすめです」

こう言うのは介護・暮らしジャーナリストの太田差惠子さんだ。

配偶者を亡くし、生きがいを失ってしまう人もいる。
特に男性は落ち込みが強く、生活の質を落としてしまう人が多いようだ。


「ケアハウスは、個室なので自由度が高い上、3食付き。
バランスの取れた食事も提供されるので安心です」(太田さん)


孤独は嫌だが、施設の活動に、いつも参加するのは、
しんどいという人もいるだろう。

有料老人ホームなどいろいろと探し歩いた末、
要介護4の86歳の母を、都内の介護型ケアハウスに入居させた女性(51歳)はこう言う。


「母は人に構ってもらうのが、嫌いな性格で、
施設で行われる体操などのレクリエーションが苦手。

でも今の施設では、気分が乗らなければ、参加しなくていいことになっている。
最近は、お祭りでヤキソバづくりに参加して、楽しんでました。
一人暮らし時は、偏食で体調を崩しましたが、今はすっかり元気になっています」


(取材協力/本誌・吉崎洋夫)・・ 》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。



私は記事を読みながら、「ケアハウス」に
多々教示されたりした。

過ぎし日、私は介護・暮らしジャーナリストの太田差惠子さんの提言、
「コロナ不況で、今後も60代から70代前半は、年金が削られる。
有料高齢者ホーム、サ高住は費用が高く、長く居続けられないケースも出てくるので、
ケアハウスを選択肢の一つにしたほうがいい」
深く学び、今回思いを重ねたりした。

こうしたことを学び、「ケアハウス」に入居できれば、
晩秋期は、何とか介護難民にならず、“孤独にさせない”取り組みに、
素直に準拠すれば、
安楽な日々が過ごせそうだ、と安堵を重ねたりした。

コメント (2)
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