夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

緑茶を1日数杯飲めば、心血管疾患、認知症、歯周病や メタボの予防、私は学び、微笑みを重ねて・・。

2021-08-21 14:38:35 | ささやかな古稀からの思い
先程、ヘルスUPと名高い公式サイトの【 日経Gooday30+ 】の中で、
『 緑茶でがん・脳卒中リスク減も 1日数杯こまめに飲む 』、
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市に住む年金生活の76歳の身であり、
家内は私より5歳ばかり若く71歳となる。

そして私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、
我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、築後40数年の古ぼけた戸建てに住んでいる。

こうした中で、私は煎茶が大好きで、お寿司屋さんから頂いた大きめの湯飲み茶碗ふたつに淹れ、
そしてインスタント・コーヒーのゴールド・ブレンドをマグカップに、
お盆に載せて、居間にある机の近くに置き、愛飲している。

熱い季節には、冷蔵庫で冷やした煎茶をこよなく愛飲して、
インスタント・コーヒーもアイスコーヒーとして飲み、
ここ30数年習性のように頂いている・・。



今回、《・・緑茶で『がん』・『脳卒中』リスク減も 1日数杯こまめに飲む・・》、
以前、年配の知人から学んできたが、改めて学びたく、
記事を精読してしまった・・。

この記事の原文は、『日経Gooday2021年8月18日に掲載され、
今回、再構成され【 日経Gooday30+ 】8月21日に配信され、
無断であるが記事の大半を転載させて頂く。

《・・緑茶でがん・脳卒中リスク減も 1日数杯こまめに飲む

最近では、緑茶の健康効果は一般にもよく知られるようになってきた。(写真はイメージ=123RF)

最近では、緑茶の健康効果は一般にもよく知られるようになってきた。(写真はイメージ=123RF)
日経Gooday(グッデイ)
 

ほっと息をつきたいときや、食後に飲むと口も気分もさっぱりする緑茶。

緑茶は、抗酸化力の強いカテキンを豊富に含み、
その健康効果に関する研究が世界で進行している。

飲料全般の健康効果に詳しいネスレ日本ウエルネスコミュニケーション室室長の福島洋一さんに、
緑茶のなかでも注目したい「抗菌・抗ウイルス効果」、「認知機能」、「メタボ改善効果」について、
最新研究を中心に聞いた。



☆緑茶は、
がんや心血管疾患リスクを下げる

年齢を重ねても、若々しく健康でいるために、
日常的にとる飲み物や食べ物にも、しっかりと意識を向けたいもの。

「食品の機能性を探る世界の研究では、緑茶に注目が集まっています」と話すのは、
コーヒーや緑茶の健康効果の研究や啓発活動に取り組むネスレ日本の福島さんだ。

「ここ数年、緑茶に関する疫学調査が大幅に増えています。

複数の研究を統合し分析した2021年のメタアナリシスによると、
緑茶摂取は子宮内膜がん、肺がん、卵巣がんなど一部のがんのリスクや、
心血管疾患による死亡、脳卒中のリスクなど、
非常に幅広い病気のリスク低下と関連していることが確認されています」(下グラフ)。



緑茶の摂取と病気の関係について551の研究をもとに解析したレビュー。
緑茶の摂取は、子宮内膜がん、肺がん、卵巣がんなど一部のがんや
心血管疾患による死亡、脳卒中のリスク低下と関連が見られた。

年齢を重ねるとともにかかるリスクが増えるがんや、
突然死の原因にもなる心血管疾患(心筋梗塞や狭心症)や
脳卒中のリスクを緑茶が下げてくれるかもしれないというのは心強い。
いったい緑茶の何が効果を発揮するのだろう。(略)


 
「主たる有効成分は、緑茶のカテキン類と考えています。

茶カテキンは、緑茶に多く含まれます。

同じ“チャノキ”の茶葉が原料で、発酵させた紅茶やウーロン茶と異なり、
緑茶では、茶葉を蒸すことによって発酵を止め、生茶葉の香りと鮮やかな緑を保持させています。

この緑茶に特徴的に多く含まれるポリフェノールが、茶カテキン。
強い抗酸化力を発揮します」(福島さん)

ポリフェノールは、植物が紫外線や傷などを受けたときに生じる活性酸素から
身を守るために作り出す物質。

私たち人間の体内でも日々、呼吸やストレス、紫外線などによって活性酸素が生じるが、
この活性酸素によるサビから身を守り病気のリスクを下げるのに
ポリフェノールが有効とされている。

ポリフェノールは、コーヒーや赤ワイン、ココア、緑茶にも豊富に含まれる。
「私たちの研究では、日本人のポリフェノール摂取源で最も多いのは
コーヒー、次いで緑茶だということがわかっています」(福島さん)(略)

 

☆お茶のカテキン、歯周病抑制や抗ウイルス作用も?

抗酸化力に加え、茶カテキンで注目されているのが、「抗菌・抗ウイルス効果」だ。

「これは緑茶だからこそ、発揮されるカテキン類の特徴的な働きです。
茶カテキンには、たんぱく質と結合する力が強いという特徴があります。

茶カテキンが、豊富な緑茶を飲むと、渋い! と感じますね。
この渋みは、口の中で茶カテキンがたんぱく質と結合するときに
生まれていると考えられています」(福島さん)

この茶カテキンが、感染症の原因となる細菌やウイルスの表面にあるたんぱく質と

結合することによって、細菌やウイルスの力を弱める可能性があるというのだ。

茶カテキンの抗菌力は、歯周病菌による感染症である歯周病を抑制する可能性が注目されている。
歯周病は、歯と歯ぐきの隙間から進入した歯周病菌が歯ぐきに炎症を起こし、
歯を支える骨を溶かしてしまう病気。 
(略)

抗菌に加えて、抗ウイルス効果も見いだされている。

「緑茶に含まれるカテキン類とうまみ成分であるテアニンを5カ月間摂取し続けると、
インフルエンザウイルス感染率が少なくなるという報告もあります」(福島さん)

ちなみに緑茶100mLあたりに含まれる茶カテキンは115mg。
この研究での茶カテキン量は、1日3~4杯に相当する。 (略)

 
「茶カテキンの抗菌・消臭作用は、
衣類や部屋のにおい消し商品にも応用されています」と福島さん。
飲むだけでなく、いろいろな用途に使われる緑茶。

その効果をさらに見ていこう。



☆緑茶1日5杯以上の摂取は認知症リスクを下げる可能性

「もう一つ、認知機能に関しても、緑茶の研究が始まり、
コーヒーとの違いも含め、面白い結果が出始めています。
その効果はコーヒーよりも強いのでは、と見られています」と福島さん。

複数の研究を集めて解析した最新のメタアナリシスでは、
1日あたりの緑茶を含む茶飲料の摂取量が増えるほど、
認知機能低下リスクが下がることがわかった。 (略)

このメタアナリシスでも採用されている日本人1万3000人に調査をした研究では、
緑茶を1日5杯以上飲むと答えた人は、1杯未満の人に比べて、
認知症発症リスクが4分の1ほど少なく、
ウーロン茶や紅茶、コーヒーでは、有意な関連が見られませんでした。

また、緑茶を1日5杯以上飲む人は、要介護状態になるリスクが
33%低下するというデータもあります。


☆LDLコレステロールを抑制する効果はナッツやトマト並み

さらに緑茶といえば、高濃度カテキンのトクホでもおなじみの「コレステロール吸収の抑制」や
生活習慣病抑制効果も気になるところ。

「茶カテキンには、脂肪の分解や消費に関わる酵素の活性を高めて、
体脂肪をエネルギーとして利用しやすくする働きがあります」(福島さん)

生活習慣病を予防する効果は世界でも注目されている。

生活習慣病の背景にあるのが動脈硬化。
年齢を重ねるとともに、進行する動脈硬化の要因となるのが、
血液中のLDLコレステロールの高い値。

LDLコレステロール値を下げる食品として、
緑茶は、トマトや豆類、アーモンドやクルミ、フラックスシード(亜麻仁)、
水溶性食物繊維(大麦、オーツ麦など)と同等の効果であるとされている。

「緑茶のカテキン類は、LDLコレステロールの酸化も抑制します」(福島さん)という。

 

☆緑茶はLDLコレステロールを下げる有力な食品の一つ


このように幅広い効果を発揮する緑茶。

飲み方にコツはあるのだろうか。

「毎日継続的に飲むことが、心血管疾患、認知症、歯周病や
メタボの予防につながっていくと考えています。

目安として1日3~5杯ほど飲むといいのではないでしょうか。

茶カテキンは、飲用後1~2時間すると血中でピークとなり、
3~4時間後ぐらいから、体外に排出されます。
水分補給として、こまめに飲むことをお勧めします」と福島さん。(略)

(ライター 柳本操、グラフ制作 増田真一)・・ 》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

 
今回、飲料全般の健康効果に詳しいネスレ日本ウエルネスコミュニケーション室室長の福島洋一さんより、
緑茶には、「抗菌・抗ウイルス効果」、「認知機能」、「メタボ改善効果」などに効用がある、
と多々教示されたりした。

何かしら緑茶1日数杯飲めば、心血管疾患、認知症、歯周病や メタボの予防になる、
と私は学び、微笑んでしまった・・。

何かと煎茶が大好きな私は、あと3年で80歳の誕生日となるが、
もしかしたら、
何んとか自立した日常生活の範囲の健康寿命で迎えられるかしら、
と微笑んだりしている。
コメント
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