先程、愛読している講談社のサイトのひとつの【 現代ビジネス 】を見ている中、
『 こんなはずじゃなかった・・・を防ぐ
「介護施設」「ケアマネ」「デイサービス」の選び方のコツ 』、
と題された見出しを見たりした。
私は東京の調布市に住む年金生活の77歳になる身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた一軒屋に住み、ささやかに過ごしている。
こうした中で、私たち夫婦にとって難題は、
やはり晩秋期の不安は、いつの日にか、介護・要となり、
『介護支援・1、2』、そして『介護要・1、2』ぐらいまでは、
何んとか自宅で過ごしたいと念願している。
この後の『介護要・3』以上になってしまった時は、
頼れる子供もいないので、在宅介護は難題と思い、
やむなく介護施設にお世話になると思われる。
そして私たち夫婦は、家内の母は我が家より遠方にひとり住いの生活をしていたが、
やがて『介護要・3』となり、3年前より介護施設にお世話になっているが、
介護コスト、内容については、私は家内から聞いたことはあったが、
恥ずかしながら忘れてしまった。
しかしながら私たち夫婦は、いつの日にか介護に遭遇する確率も高いと思われ、
遅ればせながら学ぼうと思い、記事を読んでしまった。
この記事は、『週刊現代』の2022年2月12日号に掲載され、
関連の【 現代ビジネス 】に於いて、2月12日に配信され、
無断であるが、記事を転載させて頂く。
《・・ (略)・・急な介護に迫られた場合でも慌てないための手続きの方法や裏ワザを紹介する。
☆「良いケアマネ」「悪いケアマネ」の判別方法
訪問介護やデイサービスの事業所を、ひとつひとつ自力で調べて契約するのは困難だ。
そこで頼ることになるのが、ケアマネジャー(略称・ケアマネ)である。
地域包括支援センターにもケアマネジャーはいるが、
他にも居宅介護支援事業所(以下、事業所)という民間企業に所属するケアマネジャーも多い。
介護福祉士や看護師として5年以上経験を積んだ人が試験を受け、
合格すれば、ケアマネジャーになれる(合格率は20%程度)。
「ケアマネジャーのメインの仕事は、
介護が必要な人の家を訪問し、
本人や家族と面談して、ケアプランを作ることです。
月曜はデイサービス、火曜はヘルパー、水曜に訪問看護といったスケジュールを組みます。
さらに、月1回以上は利用者宅を訪問して、様子を見るモニタリングを行い、
各介護サービスの担当者を集めて、サービス担当者会議を開くなど、
全体に目を配るスポーツチームの監督のような役割を果たします」(介護ライター・相沢光一氏)

☆もし「外れ」に当たったら
事業所のリスト(ハートページという名称の自治体も多い)が送られてくる。
この中から事業所を選び、ケアマネジャーを依頼するのだが、
いったいどこに頼めばいいのか途方に暮れる人も多い。
そのため、ほとんどの人は「なんとなく」でケアマネジャーを決める。
しかしケアマネジャーが「誰でも同じ」でないことは、次の体験談を読めば分かるはずだ。
2年前に夫の介護を経験した牧田たか子さん(76歳・仮名)は語る。
「『お風呂に毎日入りたい』という夫の要望をケアマネジャーさんに伝えたところ、
『自治体では、週○回までと決まっている』
と強い口調で断られたんです。
ところが納得できずに、役所の介護担当者に確認したところ、そんな決まりはなかった。
それをケアマネジャーさんに伝えると『自分は間違っていない』と言い出し、
役所の担当者に電話して、大喧嘩を始めてしまった」
介護の制度は刻一刻と変化するため、常に新しい情報が求められるが、
ケアマネジャーの中には、古い情報や思い込みで行動してしまう人もいる。
さらに月1回、家に来ては「書類に印鑑ください」とだけ言って、
帰ってしまう素っ気ないケアマネジャーもいる。
ケアマネジャーは、一人あたり平均で30人程度を担当しており、
書類や日報の作成などデスクワークに追われているという事情もある。
介護の利用者側からしても、
「やってもらっているだけありがたい」という意識が働きがちだ。
だが、我慢を続けて損をするのは、結局こちらだ。
まずはケアマネジャーを選ぶ段階から、
「良いケアマネジャー」を見極めていこう。
良いケアマネジャーは、良い事業所に所属していることが多い。
まずは地域包括支援センターで、
「居宅介護支援における特定事業所加算を受けている事業所を教えてほしい」と尋ねよう。
特定事業所加算は24時間対応など、サービスがいい事業所を厚労省が認定し、
優遇措置を与える仕組みのことだ。
これを受けている事業所なら、質のいいケアマネジャーが揃っている。
「次に、各事業所に電話相談をして、反応を見ていきます。
たとえば『認知症ぎみの父の介護を始めたいのですが』と事情を説明してみる。
ここで親身になって対応し、具体的なアドバイスをしてくれる事業所を選ぶのです」
(介護ぷらす代表・山川仁氏)
さらに、ケアマネジャーの評判を集めて、直接指名をするという手もある。
「ケアラーズカフェにやって来る介護経験者や、
福祉用具のレンタル担当者、在宅医もケアマネジャーの情報を持っています」(相沢氏)
しかし最初にいい人だと思ったとしても、
介護が始まってみると、不満が出てくるかもしれない。
その時は、ケアマネジャー交代の手続きをしよう。
「ケアマネジャーが所属する事業所ではなく、
地域包括支援センターに相談をすると話が早いです。
地域包括支援センターでは、ケアマネジャーの実力や個性を把握しており、
担当を替えたいと言ってきた人には、
前任者より適したケアマネジャーをつけてくれる傾向があるようです」(相沢氏)
信頼できるケアマネジャーを見つけることができさえすれば、それだけで介護はぐっと楽になる。
☆ケース別「在宅介護」を可能にするケアプラン
上の図を見てほしい。
これは、ケアマネジャーと一緒に作成するケアプランを簡略化したものだ。
認知症と診断された夫が、『要介護・3』の認定を受け、妻が介護をしている。
まず火、土、日曜の朝の訪問介護では、
ヘルパーが家にやって来て、おむつ交換や食事の介助をしてくれる。
介護といえば、ヘルパーがなんでもやってくれるというイメージを抱く人もいるだろう。
だが、現実は厳しい。
「かつてはヘルパーが、煮物を作ったり、利用者が会話を楽しむ余裕がありました。
しかし近年、制度が改悪され、生活援助45分、身体介助20分までと、
時間や回数制限が設けられた。
結果、保険を適用した形でのヘルパーは、以前ほど柔軟な対応ができなくなりました」
(NPO法人グレースケアの介護ヘルパー・藤原るか氏)
多少は、妻の負担を和らげてくれるが、訪問介護だけではやっていけない。
そこで活用したいのが、月、水曜の日中に入っている認知症対応型通所介護である。
通所介護とは、いわゆるデイサービスのことだ。
自宅まで送迎に来てくれて、健康チェック、入浴、昼食、
レクリエーション(書道や陶芸といった趣味や脳トレ、体操など)を行い、
夕方に家に帰ってくる。
介護をしている妻は、この間ゆったり休める。
「介護を受けている人が、認知症になっている場合は、
デイサービスの人の多さに落ち着かず、帰りたがることも多くあります。
しかし定員10名前後の少人数の施設に変えると、安心してもらえるケースもある。
ケアマネジャーに丸投げせず、
時には事業所を変えながら使いやすい介護サービスを探しましょう」
(株式会社アテンド代表・河北美紀氏)
☆家族の負担を最小限に
木曜昼から金曜の夕方まで使っているショートステイも重要だ。
うまく在宅介護できている人の共通点として、
ほとんどの専門家が「ショートステイを活用していること」を挙げている。
「1泊2日から最長連続30日以内で、施設に宿泊できるサービスです。
夜間も含めて、介護をしている家族が、休息時間をとれるため、重宝されています」
(パラマウントヘルスケア総合研究所所長・牛越博文氏)
「在宅介護」が辛いものとなるかどうかは、ケアマネジャーのプランにかかっている。
では、要介護度が低い場合は、どんなケアプランになるのだろうか。
『要介護・1』で一人暮らしをしている70歳男性のケースを見ていく。
この男性は、脳出血を発症して、軽い半身麻痺が残っている。
---------- ・月、木曜の日中:デイサービス
・火曜昼:訪問介護
・水曜の朝:訪問看護
・金曜の日中:デイケア ----------
この男性の場合、土日は家族が訪ねてくるので、介護サービスを使っていない。
平日の入浴は、デイサービスで済ませ、
一人ではできない家事は、訪問介護に頼んでいる。
ポイントは、通いでリハビリを受けられるデイケアと訪問看護で病状の管理をしていることだ。
できること、できないことを見極めながら、
介護サービスを使い分ければ、『要介護・1』でも十分、一人で暮らしていける。
一方、より重い『要介護・5』の場合、毎日切れ目なく、介護サービスを入れられる。
大腿骨骨折で車いす生活となった90歳女性(息子家族と同居)のケアプランを見てみよう。
---------- ・月~日曜の朝8時と夕方17時:訪問介護
・月、水、金曜の日中:デイケア
・土曜の夕方:訪問看護 ----------
少しでも身体を動かせるようになるために、
この女性はデイケアで、リハビリをがんばっている。
一方、家族には食事の介助や車いすへの移乗、入浴、おむつ替えなど、
細かい介護が負担になってくるので、朝夕に訪問介護を利用しているという。
ケアプランを人任せにせず、
「ここが不安だから、このサービスを使ってみたい」と提案する姿勢が重要になってくる。
☆年33万円も!申請するともらえるおカネ
「私も『要介護・4』で寝たきりの父を在宅で介護していました。
その時、大きな悩みだったのがおカネのことです。
毎月の介護費用約2万円に加えて、医療費や交通費が約3~4万円かかっていました。
生活費もかかるため、父の年金約5万円だけでは足りず、
毎月大幅な赤字になっていました」(河北氏)
在宅介護を始めるには、常におカネの問題がつきまとってくる。
特に親の介護をする場合には、子供が自腹を切ることもある。
だが、役所で申請を行うだけで、払ったおカネが戻ってきたり、
補助金を受け取れたりすることをご存知だろうか。
「多くの人が使っているのは、高額介護サービス費制度です。
介護保険の上限額以上の介護サービスを使ったとしても、
一般的な年金世帯であれば、4万4400円を超えた分については、払い戻しを受けられます」(河北氏)
ただし紙おむつ代(月6000~9000円程度)や、
ショートステイの居住費(1日2000~5000円程度)などは、この制度の対象外だ。
こうした費用が積み重なった結果、
「年金だけでは足りない」という事態が発生してしまう。
それでも河北氏は、とある申請で、介護費用の赤字を埋められたという。
「特別障害者手当です。月2万7350円、年間約33万円を受け取れます。
重度の認知症や要介護4~5など、
在宅で常時特別な介護が必要な状態と認定されれば対象になる。
しかし『障害』という名前から無関係だと思いがちで、
申請漏れが多い制度です」(河北氏)
さらに河北氏の場合は、住んでいる自治体から介護手当として、
月1万5000円も受け取れた。
「おカネの支援については、地域包括支援センターではなく、
市区町村の『介護福祉課』などで手続きをします。
受給要件などを確認したい時は、市区町村のHPか、役所の担当者に問い合わせましょう」(河北氏)
在宅介護を乗り切るには、自治体ごとの制度を最大限活用することが必須だ。
自宅で利用できる理美容サービス助成券や銭湯の入浴券の交付、
さらに割安な配食サービスを利用できることも多い。
紙おむつや尿取りパッド、ドライシャンプーといった介護用品の現物支給を受けられる自治体も多い。
その他、申請でもらえる介護関連の補助金等は、上の表に整理した。
断っておくが、これはあくまで代表的なものにすぎない。
補助制度にしても、ケアマネジャーにしても、
情報を自分から取りに行く姿勢こそが、
介護生活を乗り切るカギとなることを忘れてはいけない。・・ 》
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

今回、《・・「介護施設」、「ケアマネ」、「デイサービス」の選び方のコツ・・》、
具体的な事例が記載されて、多々教示されたりした・・。
私たち夫婦は、どちらかが、いつの日にか、介護・要となり、
『介護支援・1、2』、そして『介護要・1、2』ぐらいまでは、
何んとか自宅で過ごしたいと念願している。
この後の『介護要・3』以上になってしまった時は、
頼れる子供もいないので、在宅介護は難題と思い、
やむなく介護施設にお世話になると思われる。

まず最初の第一歩として、地域包括支援センターに行き、
アドバイスを頂いたから、今回のように具体的な行動をする、と思案してきた・・。
しかしながら未知の出来事であり、今回の具体的な事例を学び、
人生の晩秋期の要介護の不安・・多々今回学び、光明を感じたりしている。