先程、ときおり愛読しているサイトの【 介護ポストセブン 】を見ている中で、
『 血液、血管を知って病気を防ぐ
血管年齢って?血液ドロドロとは?
女性の血管が急激に老ける年代は? 』、
と題された見出しを見たりした。
私は東京の調布市に住む年金生活の満77歳の身であるが、
8週間ごとに採血を内科専門医院で行っている。
過ぎし2010年(平成22年)の秋、私は66歳の健康診断の時の結果、
『糖尿病で、内科に受診して下さい』と明記されてしまった。
私は青ざめ、翌日に自宅から徒歩10分ばかりの内科専門病院に行き、検査、そして問診の時、
軽い運動を毎日して下さい、と私は言われた・・。
お酒はしばらく・・さよならねぇ、と夕食の時も煎茶を飲んだりしていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/95/b59131c30da20baaff006911309c36e4.jpg)
こうした中、私は最寄の内科に8週間毎に定期検査日、
そしてこの間に検査結果日と健診を受けている。
定期検査の主体は、血液検査であり、
採取した血液が入っていく容器を「採血管」であるが、
4種類が違う容器に、血液を入れている。
何かしら肝臓機能・ナトリウムやカリウムなどの電解質・コレステロールなどの
生化学検査や脂質を測定する検査、
怪我をした際に”かさぶた”が出来るように、血液には凝固作用があり、
その凝固作用を正常に働いているかをみる検査、
糖尿病を発見するために用いられる血糖値を測定する検査、
このようなことを私は、麗しき医師スタッフの御方から、教えられてきた。
やがて4週間後の検査結果日で、血圧、中性脂肪、善玉コレステロール、
悪玉コレステロール、血糖の空腹時、ヘモグロビンA1cなどが明示されて、
医院長より適切なアドバイスを私は受けている。
やがて糖尿病の範囲の対象から克服でき、悪玉コレステロールは基準値の90%、
厳密には、医院長より、経過観察中と診断されている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/1a/0c13b40d96988eb6df8c4e7727e12103.jpg)
こうして血液検査を11年してきたが、恥ずかしながら血液に関することも、
殆ど無知の為、今回の《・・血液、血管を知って病気を防ぐ・・》などを含めて、
どのようなことですか、と思いながら記事を読んでしまった。
この記事は、『女性セブン』の2020年12月17日号に掲載された記事で、
関連のサイトの【 介護ポストセブン 】に於いて、2020年12月18日に配信され、
古い記事となるが、時空を超えた心体の欠かせない大切なことであり、
無断であるが、記事を転載させて頂く。
《・・ 血液は24時間休むことなく体中をめぐり、
酸素や栄養、熱を届け、老廃物を回収する働き者。
免疫力低下、動脈硬化や糖尿病を防ぐには、
血液や血管の質を左右する”血管年齢”が関わっている。
50代から血管が急激に老けるという。
そのメカニズムを医師が語る。
![血管と血液の断面イラスト](https://www.news-postseven.com/kaigo/wp-content/uploads/2020/12/ketsueki_02_getty.jpg)
☆血液は免疫力に深くかかわっている
血液は、大人1人につき約5L。
24時間休むことなく、体中をめぐり、酸素や栄養、熱を届け、老廃物を回収する働き者だ。
あなたのすべては、血液にかかっていると言っても過言ではない。
血液検査をすれば、新型コロナの抗体についてはもちろん、
糖尿病から腎臓の異変、がんの兆候まで、さまざまな情報を得ることができる。
絶えず体を流れる血液は、われわれの体を守る大切な健康の指針でもある。
さらに、血液はそれ自体が、ウイルスや菌から体を守る免疫機能を備えている。
血液の免疫機能は、大きく2つ。
秋津医院院長で総合内科医の秋津壽男さんが解説する。
「1つは『自然免疫』といって、
体内にウイルスや菌などの病原体が侵入したときに、
血液中の白血球やナチュラルキラー細胞などが、異物を食べたり、攻撃したりして感染から守ります」
もう1つは、体が学習することによって生まれる「獲得免疫」だ。
水ぼうそうやおたふくかぜのほか、予防接種もこのしくみを利用したものだ。
「予防接種のワクチンは、簡単にいえば、“弱らせたウイルスや細菌”です。
これを体に注射すると、血中の免疫物質が病原体のしくみや弱点を学習する。
これによって、実際に病原体が体内に入ってきたとき、
簡単に撃退できるよう準備するのです」(秋津さん)
免疫力の低下が、病気のリスクを高めることは言うまでもない。
長生きするためには、血液の質を落としてはいけないのだ。
☆血液や血管の質を左右する”血管年齢”とは?
血液や血管の質を最も大きく左右するのは、「血管年齢」だ。
さくら総合病院循環器センター長の梅津拓史さんが言う。
![年齢上昇とともに血管が硬くなるグラフ](https://www.news-postseven.com/kaigo/wp-content/uploads/2020/12/seven2043_P40-e1607688227765.jpg)
「血管年齢とは、血管の硬さのこと。
血管年齢を左右するのは、それまでの生活習慣に、ほかなりません。
具体的には、血圧や血糖値、コレステロール、中性脂肪の値が、
血管年齢を決めます。
血圧や血糖値、コレステロール値などに異常があると、
血管が老化して硬くなり、動脈硬化を起こしやすくなります。
それによって、血管が詰まりやすくなり、脳梗塞や心筋梗塞のリスクが上がるのです」
一度老けて硬くなった血管を元に戻すのは難しい。
血液がドロドロなら、より血管は詰まりやすくなり、血管系疾患のリスクは急上昇する。
→病気や死を招く「ドロドロ血液」あなたの危険度は? 改善する食材と食べ方を紹介
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/c2/3668b10bd936a5a5971557e600512356.jpg)
☆血液ドロドロとはどんな状態?
そもそも“血液ドロドロ”というのは、どういう状態なのだろうか。
人体は、けがをしたとき、傷口に血小板が集まってきて、
凝固系というたんぱく質のはたらきによって、
フィブリンという網目状の物質が血栓をつくり、傷口を塞ぐ。
その後、血栓ができたままでは、血管が詰まってしまうため、
これを溶かす線溶系というたんぱく質が働き、血液はサラサラに戻る。
「『凝固系』と『線溶系』は、
血管の内表面にある血管内皮細胞によって、コントロールされています。
しかし、コレステロールや内臓脂肪が増えると、凝固系と線溶系のバランスが崩れ、
線溶系が抑制されて、血液がドロドロになる。
これが動脈硬化を進める要因になります」(梅津さん)
![血小板が血液を固める図解](https://www.news-postseven.com/kaigo/wp-content/uploads/2020/12/88afd56446317636e74b3f417c071ed3-e1607688236656.jpg)
水分不足も、血液をドロドロにする。
ナビタスクリニックの久住英二さんが言う。
「誰でも朝起きて、すぐは脱水気味で、血液がドロドロしている状態です。
脱水状態が長く続くと血栓ができやすく、心筋梗塞や脳梗塞の原因になるので、
こまめな水分補給を心がけて」
血中コレステロール値も重要だ。
悪玉のLDLコレステロールが増えて、善玉のHDLコレステロールが減ると、
動脈硬化が進み、脳梗塞や心筋梗塞のリスクが上がることがわかっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/31/9e362e54b4b61bb4b3b9a3ff73287de8.jpg)
☆女性は50歳から血管が急に老ける
男性の心筋梗塞は、60代が最も多いが、女性は70代が最も多い。
言ってみれば、「女性は男性よりも10歳、血管が若い」ということだ。
これには、女性ホルモンが大きく影響している。
女性は、40代までは、男性より動脈硬化リスクが圧倒的に低いが、
閉経を迎える50歳前後になってから、コレステロール値や血糖値が急上昇する傾向がある。
「女性ホルモンのエストロゲンには、悪玉コレステロールを除去して、
善玉コレステロールの合成を促進するほか、
血管をやわらかく保つはたらきがある。
しかし、50歳前後で閉経を迎えると、エストロゲンが減少します。
これによってコレステロール値が急激に上がるため、
動脈硬化が進みやすくなるのです」(梅津さん)
女性の血液、血管は50代を境に大きく変わる。
「40代までの生活のままではダメ」と、早く気づくことが大事だ。
「50代以上は、“別の生き物”になったと思うくらいがいい。
女性ホルモンが少なくなることで、脂肪がついて筋肉が落ちやすくなり、
骨密度が低下していくなど、さまざまな変化が訪れます」(久住さん・以下同)
“長生きする血液”をつくるためには、
コレステロール値や血糖値を上げないようにすることが大前提だ。
「血糖値は、食事をとればとるほど、上がります。
内臓脂肪が増えると、糖をエネルギーに変えるインスリンの効きが
悪くなる『インスリン抵抗性』ができます。
すると、糖を分解する力が落ちるため、血糖値が上昇しやすくなり、
動脈硬化が進むのです。
糖尿病は、太っている人に多いイメージがありますが、
見た目はやせていても内臓脂肪が多く、インスリンの働きが悪ければ、
糖尿病になります。
実は、日本には、やせた糖尿病患者が増えているのです」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/df/cc12ffe48da828fc94cd0d26add9193d.jpg)
☆教えてくれた人
秋津医院院長の総合内科医・秋津壽男さん、
さくら総合病院循環器センター長の梅津拓史さん、
ナビタスクリニック医師・久住英二さん ・・・》
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
今回、何かと無知な私は、恥ずかしながら、
血液の多彩な活動を、遅ればせながら、多々教示させられたりした。
知らなかったことは多々あり、
《・・聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥・・》の格言を思い浮かべ、
遅くても学ぶことは一時の恥・・知らぬにいたら一生の無知・・、
と微苦笑したりしている。