先程、ヤフージャパンが配信されている記事の中で、
『 誤嚥性肺炎を防ぐのに「歯みがき」よりも有効な方法がある
1日1回、30秒の手間をかければ 』、
と題された見出しを見たりした。
私は東京の調布市に住む年金生活の79歳の身であるが、
私は亡き母の遺伝を素直に受け継いだ為か、男の癖におしゃべりが好きで、
何かと家内と談笑したりしている。
そして私は、食べながら家内に話したりしていると、1か月に1度ぐらい、
食物が食道へ入るべきものが、気管に入ってしまうらしく、
一分ぐらい、むせたり咳き込んだりすることがある。
こうした時、家内は
『高齢者になると誤嚥(ごえん)になる人が多いから、気を付けてねぇ・・』
と私は言われたりしている。
私は70歳のなる前の頃までは、こうした体験がなく、
やはり高齢者になると、食べ物がのみ込む力の嚥下(えんげ)の力が衰えたのかしら、
と戸惑いながら不安を秘めたりしている。
と私に微苦笑しながら言ったりしてきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/3b/ec16979ea708fb09538fe6b1a82db69d.jpg)
少しばかり体験をしてきたので、やはり注意1秒で食べる時、お茶を飲む時は、
ゆっくりと頂くことが肝要だなぁ・・と思い深めてきた・・。
一歩間違えると死のリスクがあると学んだりしてきた・・。
そして確か1年半前の頃、散髪屋(理容店)の待合室に置かれていた健康雑誌で、
《・・Suufuu HARD【吹き戻し型 口元 美容 腹式呼吸 トレーニング器具】・・》、
偶然に学んだりした。
やがて帰宅後、通販のアマゾンのサイトで検索して、
下記に準じた解説を見たりした。
《・・Suufuu HARD【吹き戻し型 口元 美容 腹式呼吸 トレーニング器具】
¥2,200 税込 (¥733 / 個)
- 口輪筋のトレーニング、腹式呼吸の習慣化、嚥下障害の予防トレーニングなど。
- 紙筒と吹き口は別パーツで交換可能
- 吹き口は取り外せて水洗いできます
- ハードタイプで一般男性・より呼吸力を向上させたい方向け
- 専用吹き口2本 交換用紙筒3本入り(1本は吹き口にセット済み)・・》
強く吹く必要のあるのを私用、弱くても大丈夫なのを家内用として、
これ以来、ときおり誤嚥を防ぐ為、吹いたりして、早や1年半が過ぎている・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/db/fd3331df38e73c87b83c5290970ea100.jpg)
このような体験をしてきた私は、
今回の《・・誤嚥性肺炎を防ぐのに「歯みがき」よりも有効な方法がある・・
・・1日1回、30秒の手間をかければ・・》、
どのようなことなの・・と思いながら、記事を読んでしまった。
《・・ 誤嚥性肺炎は、日本人の死因第6位にランクインし、死亡者の97%が70歳以上と、
いまや高齢者にとって、がん・心疾患・脳血管疾患の3大疾患にも、
劣らぬほどの大きな死亡リスクとなっている。
がんなどの治療法が進む一方で、高齢化が進むこととリンクして、
今後も誤嚥性肺炎での死者数は、増えるとみられている。
ちなみに、今年1月に亡くなったYMOの高橋幸宏さんも、
死因は「脳腫瘍により併発した誤嚥性肺炎」だった。
そんな「死の病」を予防するために、何か手立てはないのか。
10カ所の介護施設で「誤嚥性肺炎入院ゼロ」を達成したという
口腔ケアのプロ・精田紀代美氏が伝授する予防法の一部を紹介する。
(以下は、『名医・専門医に聞く すごい健康法』〈週刊新潮編〉
所収「口腔ケアの盲点『舌そうじ』で誤嚥性肺炎をゼロに」をもとに再構成したものです)。
☆「むせるな!」は不可能
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/amd-img/20231107-01049331-shincho-001-1-view.jpg?pri=l&w=640&h=426&exp=10800)
ナイロン製の歯ブラシの毛は、舌の表面にあるブツブツ、
すなわち味覚を司る器官である「味蕾(みらい)」の細胞を傷つけてしまう (イラスト・シオダワナミ)
唾液と一緒に食べカスが、あるいは口の中の細菌が、
気管から肺へと流れ込み、それが蓄積し、炎症を起こして肺炎に――。
今や日本人の“メジャーな死因”となっている誤嚥性肺炎。
近年、とりわけ物を飲み込む嚥下(えんげ)機能が衰えた高齢者にとって、
この肺炎は、大きな恐怖の対象になっています。
しかし誤嚥と、それに伴う「むせ」は、高齢者に限らず、老若男女誰しもが避けることはできません。
「むせるな!」と言ったところで、そんなことは誰にもできないのです。
ならば、誤嚥性肺炎を防ぐには、どうすればいいのか。
誤嚥しても肺が菌まみれにならないように、口腔環境を清潔に保っておけばいいわけです。
いくらむせを招くような誤嚥をしたとしても、
肺に流れ込む“ゴミ”が少なければ、肺が炎症を起こすまでには至らないからです。
すると皆さん、歯みがきを熱心にすることで、口の中をキレイに保とうとしがちです。
しかし、この“常識”は必ずしも正しいとは言えません。
なぜなら、口腔内で細菌が一番繁殖しているのは、歯ではなく、舌だからです。
つまり、誤嚥性肺炎を予防するために最も有効な口腔ケアは、
「歯みがき」ではなく「舌そうじ」なんです。
☆「なんだこの臭いは」
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/amd-img/20231107-01049331-shincho-002-1-view.jpg?pri=l&w=640&h=426&exp=10800)
タンクリーナーで舌をキレイにし、水を入れておいたコップで、
タンクリーナーをすすぐと、水の中に白いネバネバが浮いてくる。
これは食べカスではなく、口腔内に繁殖したカンジダ菌 (イラスト・シオダワナミ)
2009年、増加の傾向が見られていた誤嚥性肺炎の死者数を前にして、
厚生労働省は重い腰を上げ、正式に誤嚥性肺炎を減らす対策に乗り出しました。
その流れのなかで、歯科衛生士事務所の代表を務めていた私のところにも、
高齢者施設での口腔ケア指導という仕事が回ってきたんです。
指導を始める前に、まずは施設の実態を知っておこうと見学に行ったところ、
すぐにある異変に気が付きました。
「なんだこの臭いは」
施設に足を踏み入れた途端、悪臭が鼻をつき、気分が悪くなって5分と室内にいられないほどでした。
入居者は高齢者ですから、オムツの悪臭かもしれないとも思いましたが、
どうも違うような気がする。
ひょっとしたら、これは口臭ではないか。
そう思って何人かの入居者の口の中を見せてもらったら、歯はそれほど汚くありませんでした。
一方で、とにかく舌が汚れていた。
「キレイな舌」というと、ピンク色を想像するかもしれませんが、
生まれたばかりの赤ちゃんの舌は、肌色をしています。
実際、適切な口腔ケアを行い、長生きされた高齢者、
例えばあの有名な「きんさん、ぎんさん」の口腔内の写真を見たことがあるのですが、
やはりキレイな肌色をしていました。
ところが、見学で訪れた施設の高齢者の舌は、
「舌苔(ぜったい)」が生えて白くなっていたり、茶色かったり、黒かったりしました。
そうした汚い舌を放置しておくと、
最終的には舌の奥に、黒い毛が生えたような状態になることもあります。
日本人は世界一とも言えるほど清潔好きで、丁寧に歯みがきをしている人は多い。
実際、自宅に限らず、職場でも昼食後に歯みがきをしている人を見る機会は、
少なくないのではないでしょうか。
しかし、同じ口の中でも舌をキレイにしている人は、それほど多くありません。
口腔ケアの“盲点”だと感じました。
☆「歯ブラシでそのまま舌みがき」はNG
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/amd-img/20231107-01049331-shincho-003-1-view.jpg?pri=l&w=399&h=640&exp=10800)
免疫力アップに全集中の呼吸。筋力の衰えに効くスロトレ法。抗疲労効果のカギは鶏むね肉。
誤嚥性肺炎を防ぐ舌そうじ。認知症は白内障手術で3割減。お酒は就寝4時間前まで。
長生きの決め手は臓器の時間 『名医・専門医に聞く すごい健康法』
そもそも、歯が汚いせいで、誤嚥性肺炎になるのであれば、
歯が抜けてなくなった人もいる高齢者が、誤嚥性肺炎に多く罹ることは説明がつきません。
やはり誤嚥性肺炎の予防のポイントは、舌にあるのではないか。
誤嚥性肺炎の元となる歯周病菌は、歯ではなく、舌のほうに溜まっているのではないか――。
そう考え、私が口腔ケア指導を受け持っていた10カ所の介護施設に、
舌そうじをしてもらうように指導を開始。
1カ月後に訪ねてみると・・・。
あの悪臭が見事に消えていました。
そして、舌そうじに徹底して力を入れてもらいつつ、
徐々に歯みがきや入れ歯ケアにも注力してもらったところ、
半年後に、ある施設から誤嚥性肺炎による入院が、ゼロになったという報告を受けました。
そして続々と、他の施設からも同じ報せが届いたんです。
それではこれから、実際に私が施設でどんな舌そうじを指導してきたのかを、
説明していきたいと思います。
自宅でも無理なく継続できることが大きなポイントです。
まずは道具について。
歯をみがいたついでに、舌そうじ。
そう考えるとそのまま歯ブラシで舌そうじをしがちですが、これは止めてください。
歯ブラシの毛は、ナイロン製のものがほとんどで、
そのナイロンの毛が、舌の襞(ひだ)の中に刺さり、襞がめくれ、舌が赤くテカテカになります。
舌の表面にあるブツブツ、すなわち味覚を司る器官である味蕾(みらい・イラスト参照)の細胞を
傷つけてしまっているのです。
一見キレイになったように映りますが、これは明らかにやり過ぎです。
味覚障害につながると同時に、舌に傷を負っている状態なので、
食べるたびに沁みるという弊害ももたらします。
ゴムや布、さまざまなものでの舌そうじを検証した結果、
味蕾を傷つけずにキレイにそうじできるのは、
シリコン製、正確にはエラストマー樹脂製のタンクリーナーだという結論に辿り着きました。
【写真を見る】数百円で購入できる「誤嚥性肺炎」の予防グッズ
舌ブラシとも呼ばれるもので、やわらかくて舌を傷つけない上に、
ドラッグストアに行けば1本数百円程度で購入できる手軽さに加え、
あまり劣化しないので、数年間使い続けられるメリットもあります。
☆1日1回、所要時間は30秒
次に舌そうじのやり方について。
エラストマー樹脂製のタンクリーナーを水で濡らし、
有郭乳頭(ゆうかくにゅうとう)と呼ばれる舌の奥側(イラスト参照)に当てます。
味蕾細胞は、舌全体で約7000個ありますが、有郭乳頭に3000個ほど集まっている。
つまり、味蕾細胞の半数近くが、ここに集中していることになります。
加えて、ちょうど鼻腔の真下に位置するため、
鼻から吸い込んだ細菌が落ちて溜まる場所でもある。
したがって、なによりもここをキレイにする必要があるのです。
有郭乳頭から舌の先端に向かって、
味蕾を傷つけないように、タンクリーナーをゆっくり滑らせます。
そうやって、まず舌の中央部分をキレイにしたら、
水を入れておいたコップで、タンクリーナーをすすぎます。
すると、水の中に白いネバネバが、浮いているのが見えると思います。
これは食べカスではなく、口腔内に繁殖したカンジダ菌です。
カンジダ菌は歯周病菌のエサとなります。
中央部分をそうじしたら、右側、左側と同じように繰り返す。
舌の裏側などはツルツルで、傷つけてしまうだけですから、そうじする必要はありません。
ここまででかかる時間は、せいぜい30秒程度。
しかし、これだけでもコップの水の中に白い濁りがかなり浮いているはずです。
つまり、カンジダ菌を充分にそうじできているわけです。
この舌そうじを続けていくことで、1回ごとにコップの水の中に浮く白い濁りの量が
減っていくことが実感できると思います。
無理のない範囲でということで、施設ではこの舌そうじを週2回から始めてもらいました。
実際、これだけでも効果が表れました。
とはいえ、これは介護施設の職員さんが、
要介護状態の入居者の舌そうじをする前提で、
持続可能性を考えて、職員さんの負担を減らすために提案した回数です。
できれば1日1回やってもらえればと思います。
適切な舌そうじによって、口腔内のばい菌を80%取り除けるという研究もあるようです。
※『名医・専門医に聞く すごい健康法』〈週刊新潮編〉から一部を再編集。
☆精田紀代美(せいだきよみ) 歯科衛生士事務所代表。1950年生まれ。歯科衛生士。富山県保健所、同県厚生部健康課勤務を経て、2001年に「歯科衛生士事務所ピュアとやま」を設立。2013年、独自の方法により、10カ所の介護施設で「誤嚥性肺炎入院ゼロ」を達成。2015年には北陸公衆衛生学会で〈結果が出る「富山型誤嚥性肺炎入院0人達成のための3つの口腔ケア技法」〉を発表。全国で口腔ケアについて講演している。
デイリー新潮編集部・・ 》
注)記事の原文に、あえて改行など多くした。
誤嚥性肺炎を防ぐのに「歯みがき」よりも「舌そうじ」、
と79歳の私は学び、多々教示させられたりした・・。
食べるたびに沁みるという弊害ももたらします。・・》、
と学んだりした。
その上、