夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

沖縄戦は、米軍による大虐殺であった・・。

2005-06-21 12:11:44 | 時事【社会】
昨日、『慰霊の日に寄せて・・』と綴り、
近代史上に於いて米軍による大量の虐殺であった、と私は綴った。
この事を具体的に、米軍の兵力等を綴り、残酷ではあるが、
あえて覆い隠すことの出来ないことに、綴ることとした。

私の手元にあるので、一般の方が解り易い書物から転記致します。

  『沖縄慰霊の日』~幸せ暮らしの歳時記~ 
                     著作・藤野邦夫・氏


太平洋戦争が最終段階に入った1944年(昭和19年)3月、
本土決戦を引き延ばす目的で、沖縄に第32軍(牛島満・司令官)が配備された。
そして全島を要塞化する計画が推進されたが、
10月10日の大空襲で守護隊は大きな被害を受けて、那覇市は全焼。
548人の一般市民の死者をだした。

この後、守護隊の主力部隊が、フィリピン作戦、に狩り出された為、
軍首脳部は県民の中から、人員を補充せざるを得なかったのである。
沖縄戦が始まった時点の兵力は、約10万人とされるが、
その三の一は、前記のような補充兵だった。

これに対し、ミニッツ太平洋艦隊司令官の基に、
バックナー中将の率いるアメリカ軍の艦船は、約1500隻。
兵力は17万3000人で、後方支援部隊も合せると、実に44万人に達したという。
兵器と爆薬の面でも、心もとない守護隊に対して、
アメリカ軍は圧倒的に優位にたっていたのである。

このアメリカ軍が、1945年3月23日、沖縄諸島に激しい艦砲射撃をくわえた。
彼等は、26日に慶良間列島を確保した後、
4月1日から沖縄本島に対する上陸作戦を開始した。

日本軍の主力が、首里を中心に配備されていたので、
アメリカ軍はさほどの抵抗も受けずに上陸を完了し、
沖縄本土は南北に分断した。

この後、アメリカ軍は、南部にいた日本軍に対する総攻撃を開始。
両軍の激戦は40日におよび、劣悪な条件で戦った日本軍の抗戦には、
すさまじいものであった。
しかし、この戦いの為、守護隊の主力は壊滅した。
残った約4万人の兵力は、5月22日に、更に南部に撤退した。
ここには推定で約10万人の県民も避難した為、
沖縄戦は過酷な様相を呈することとなった。

勢いに乗るアメリカ軍の激烈な攻撃にさらされる極限状況の中で、
日本軍による一般人の虐殺、食糧の強奪などが発生。
更に、女子学生で組織された看護隊『ひめゆり部隊』の悲劇にみられるような、
県民達の凄惨な事件が続発した。

そして6月23日、牛島司令官の自決。
ここで日本軍の組織的な抗戦は終結した。
しかし、引き続き行なわれたアメリカ軍の掃討作戦で、
6月末までに、約9000人の日本兵が犠牲となった。

この三ヶ月間の戦闘死者は、日本軍6万5908人、
県出身の軍人2万8228人、
アメリカ軍1万2281人で、計10万5417人。
そして一般の県民は、推定で9万4000人が亡くなった。

軍人よりも一般人の犠牲者が多い所が、
沖縄戦の非人道的な面が如実に現れている。

沖縄県では、沖縄が事実上終結した6月23日を『慰霊の日』とし、
1951年から祝祭日に指定。
糸満市の『平和記念公園』で、戦没者追悼式が行なわれている。

以上が全文である。


☆私のコメント☆

戦争とは、かくも果てなき残虐の行為である。

十数年前、私は観光に沖縄に行ったが、
海原を観ていた時、ガイドさんが、
あの海の彼方はアメリカの艦隊でいっぱいだった、と
ご年配の方から教えて貰いました、と言った。

前方の海原にアメリカの艦隊がひしめき、
そこから艦砲射撃がされ、沖縄本土に被弾する、
想像した時、私は静かな涙を流した・・。
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『慰霊の日』に寄せて・・。

2005-06-20 16:13:11 | 時事【社会】
今朝の読売新聞で、6月23日の沖縄県が制定した『慰霊の日』に
寄せて、ひとつの戦記の記事があった。
転記させて頂きます。

沖縄本島の南端に近い摩文仁(糸満市)に1995年6月、
「平和の礎(いしじ)」が建立された。
沖縄戦で最後の激戦地となった場所だ。

真っ青な海を見渡す敷地には、御影石でできた116基の
「刻銘碑」に、戦没者の名前が刻まれている。
今年、新たに720人が加わり、
ここに記される戦没者の合計は、23万9801人となった。

このうち、沖縄県出身者は、約15万人。
この数字は、満州事変(1931年9月)から太平洋戦争の終戦前後までに、
県内外で戦争で亡くなった人の合計だ。

実際に沖縄戦を巡って犠牲となった県民は約10万人、
兵士などを含めた日本人犠牲者の総数は約18万8000人(県推定)とされる。

1945年4月、沖縄本島に上陸した米軍の猛攻を、
日本軍の兵士だった仲本宗秀さん(80歳)は、
「夜も照明弾で真昼のように明るくなり、
米兵に見つからないよう、
絶え間なく襲ってくる砲弾の中で、
死んだふりをした」と振り返る。

最南部の喜屋武岬一帯には、
一ヶ月間に680万発ものの砲弾が撃ち込まれた、という推計もある。

住民の集団自決が相次ぎ、
沖縄陸軍病院に動員された女学生ら136人が
犠牲となった「ひめゆり学徒隊」の悲劇など、
筆舌に尽くしたがい惨状とが繰り広げられた。

同年6月23日、軍司令官の牛島満・陸軍中将らが摩文仁で自決。
この後も戦闘は続いたが、日本軍の組織的戦闘が終結した日として、
沖縄県は23日を慰霊の日と定めている。

以上が記事の全文である。


☆私のコメント☆

この沖縄戦は、米軍による圧倒的な軍事力の下で、
戦争の名目を借りた近代歴史の前例にない《大虐殺》である。

米軍としては、本土に控える日本軍への見せしめに行なった
《大虐殺》でもある。

この沖縄戦は、硫黄島、ノルマンディーと決定的に違うのは、
圧倒的な軍事力の基で、抵抗が殆んど出来ない戦況による
《大虐殺》なので、今後もアメリカサイドによる、
戦争映画としては一般大衆が観る映画化は出来ない。

沖縄の悲劇は、地理的な位置にある。
太平洋のアメリカに寄る、飛び石戦略、位置。

そして、敗戦後の冷戦による、反共封じ込めの軍事上の重要な位置。

私は、日本の本土の犠牲となった沖縄の人々を
正常な神経を持ち続ける限り、感謝の念を忘れることは出来ないだろう。
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わが街は、ごみの減量に成功・・♪

2005-06-20 13:57:00 | 定年後の思い
東京の郊外の私が住む市では、家庭ごみの一部有料化にして、一年たった。

燃やせるごみ・・・・・・・13%減量
燃やせないごみ・・・・・・55%減量
資源物《->リサイクル》・46%増加

昨年の四月より、有料化により、
排出するごみを自らの責任によって減らしていく、
ごみの排出抑制を図り、分別の徹底をすることでリサイクルが推進できると実施された。

その結果、老朽化した中間処理施設への負担を軽減し、
限りある最終処分場(埋立地)の延命にもつながるといわれた。

我が家では、燃やせるごみの場合、指定袋を購入し、LLサイズで45リットル入り、
価格は17.78円となっているのを、使用している。

結果的にわが市では、家庭ごみの有料化に伴う手数料収入は概算4億7000万円となり、
戸別収集、プラスチックの分別収集等で費用が増え、手数料収入額と同額を要している。

収支プラマイ・ゼロの上、施設の軽減し、埋立地への削減を図れ、
資源物のリサイクル増えて、成功といえます。




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私の沖縄問題の原点・・。  ②

2005-06-20 12:28:40 | 時事【政治・経済】等
今ここで、藩制時代の島津藩が行なった経済的収奪、
更に明治期に入っての沖縄に対する差別的処遇、等々の
そういった古い歴史まで遡のぼろうとは思わない。
だが、最近、太平洋戦争末期の沖縄戦、
そしてそれ以降、サンフランシスコ条約に至る経過だけを考えて見ても、
果して私達「本土」は、沖縄に対して「母なる本土」であったろうか。

戦後日本の「奇蹟的」復興とやらにつけても、
私達は、爆撃の災禍はさておき、
とにかく本土が戦場にならなくてすんだ幸福を、
今更のように思う。

だが、それにひきかえ沖縄はどうであったか。
わずか三ヶ月の戦闘に二十万近い犠牲者を生んだ沖縄戦、
しかもその半ば近くが実に非戦闘員の県民であった。
意図的にそうしたとまではいわないが、
少なくとも結果的に見れば、ある意味で私達は、
沖縄同胞の犠牲の上において、本土戦場の不幸は免れたともいえるのではないか。

そして最後には、サンフランシスコ条約の第三条である。
沖縄同胞は、しばしば「売り渡された」という言い方をする。
県民の意志は何ひとつ問われることなく、きずいた時には、
祖国から引きちぎられ、不沈のの軍事基地という運命を
背負わされていたというのである。
もし「母なる本土」であるとすれば、重ね重ね、
随分ひどい仕打ちを繰り返した母親といわなければならぬ。

正直に言うが、少なくとも私達は、
戦後の沖縄県民の間から、祖国復帰の運動が起きる等とは、予想しなかった。

歴史的な収奪、差別的処遇があった上、
更に最後に沖縄戦という犠牲を強いられた人々が、
もはや祖国に愛想をつかして、日本から離脱を考えたところで、
私達としては、到底一言もなかったからである。

だが、事実はその後まもなく強い祖国復帰への動きが、
脈々として盛り上りつつあることを知らされて、正直にいって驚いた。

これは絶対に応えなければならない義務と責任があることを直感した。
沖縄出身でもなければ、沖縄の土を踏んだこともない
《もっと正確にいえば、踏むことを許されない》私が、
柄にもなく沖縄に関心を持ち出したきっかけである。
      【略】
           著作者の中野好夫・氏が綴っている。


私は二十一歳の感受性が豊かであったので、年長者の暖かいアドバイスを
頂いたようになった。
これで沖縄に関し、理論整然と観かたを教示された。

それ以降、社会人となり、やがて定年退職後の生活を送っている現在、
沖縄、のことばを聴くと、後ろめたい気持ちを引き摺っている。
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私の沖縄問題の原点・・。 ①

2005-06-20 10:58:24 | 時事【政治・経済】等
私の手元に、一冊の本がある。
『沖縄問題二十年』である。
この本は、中野好夫・氏と新崎盛輝・氏のお二人による共著であり、
岩波新書で1965年6月21日 第一刷発行と記されている。

この頃の私は、大学二年で中退し、映画青年気取りだった。
高校時代以来、時事に興味を抱き、ベトナム問題と同様にまとわりのない
動きに思考が整理できず、深く悩んでいた。

そしてこの本に出会ったのは、二十一歳の時だった。

この本のまえがきに書かれている、

なぜ私達がこんな本を書いたかという動機については、
私達本土の日本人は、戦後、そして現在、沖縄が置かれている実情について、
もっとよく身近に知らなければならない、
そしてまた、我々自身の問題として考えなければならない、
いわば義務をもっていると信じるからである。
一種の道徳的責任といってもいいと思う。

こうした言い方をすることを、
最近はなにか感傷的偽善といった風に考える風潮も出ているように見えるが、
少なくとも沖縄に関する限り、私達はそうは考えない。

沖縄同胞の祖国復帰運動を語る本土日本人の声の中に、
それは「母なる本土」への復帰をねがう悲願、
「母鶏の翼の下を求める雛鶏」の願い、
というような表現を見かけることがある。

事実、沖縄返還の運動に精力を傾けている人達の中にあってさえ、である。
善意を理解するにはやぶさかでないし、
また美辞麗句としてならともかくだが、
もし少しでも客観的に、冷厳に、
本土と沖縄との過去の歴史を顧みるならば、
どんな意味でもこんな感傷的な言葉は出ないはずである。


《続く》
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山根基世・女史に寄せて・・♪,

2005-06-19 16:57:29 | 時事【団塊の世代】
今朝の読売新聞で、山根基世・女史が
NHKのアナウンス室長になる、記事を見た。

この方については、私のこの日記に3月10日~11日にかけて、
6回に分けて、綴っている。

今回の起用について、NHKの人事を決める方は、
中々目が肥えている方とお見受けした・・。

記事の内容を転記させて頂きます。


NHKアンウンス室長になった  山根基世さん 57歳

                             文化部・津久井美奈

今年の年賀状に、
「定年を迎えるので、ゆっくりと遊びたい」と書いた。

が、思いがけず、全国に約500人いるアナウンサーを率いるトップとして、
レギュラー番組を担当しながら、重責を負うこととなった。
女性の起用は、NHK80年の歴史の中で初めて。

昨年7月の不祥事発覚以来、受信料の不払いが激増し、
100万件突破は必至の情勢だ。
NHK危機の中で、
「会う人ごとに、
『おめでとうと言っていいのでしょうか』と言われます」と苦笑する。

信頼回復のために、
「いい番組を作り、
いかにいい放送局にしようとしているのか
目に見える形で表す必要がある。
その役割を担うアナウンサーが、
能力を発揮できる環境を作っていきたい」と意気込む。

山口県生まれ。
「戦後、民主主義の申し子」で、
女性でも定年まで続けられる仕事がしたいと、1971年に入局。
制作志望だったが、勧められてアンウンサーになった。

1997年には、極貧の暮らしの中で、書くだけを支えに戦後生き抜いた雫石とみさんの
番組を企画、制作したこともある。
「伝える手段を持たない人の思いを
伝えるのも、私たちの仕事」と、放送人としての自負は強い。

夫との二人暮しだが、今は
「500人の家族を持つ、肝っ玉母さんの気分。
アナウンサーを幸せにするべく、24時間をささげる覚悟です」。

《ゆっくり》は、当分お預けのため、愛猫二匹に癒されながら、
明日への英気を養っている。

以上が記事の全文である。


☆私のコメント☆

なるべき人がなった、と率直に思う。

NHKの不祥事は、会長が長らく歴任すると、
権力と責任があやふやとなり、会社の組織がおかしくなる、
典型的なケースである。
或いは、一部の制作に携わる人の悪事は、
組織のチェック能力がなかった、としか思えない。

だからと言って、受信している我々が不払いというのは、
いかがのものかしら。

私は受信料を支払った後、NHKの首脳部を糾弾すればよい、
と思っている。

何はともあれ、一部の方を除いて、NHKには優秀なスタッフが
数多いのは、事実である。

今回に起用された山根基世・女史は、真摯に物事をとらえ、
伝えることの出来る人である。

この人の後輩に対する、真心ある技量の伝達と育成に期待したい。
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お金で買えないもの・・!?

2005-06-17 16:50:51 | 時事【社会】
過日、商品先物取引の必勝について、綴ったが、
この成功した方が語っていました。

『色々な資産家の方と知り合って思うのですが、
金持ちには、なぜか大切なものが、欠けている人が多い。

大きな家と高級車はあるのに
奥さんがいなかったり、
信頼できる友達がいない。
《カネで買えないものはない》と言った経営者がいましたが、
買えないものはあるんです』


☆私のコメント☆

確かにこの世の中で聞いたりしていますが、
彼は現実的に出会った方の中から、
学んだと思います。
貴重なご意見と思います。
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中国のブログ情報の規制・・。

2005-06-17 10:02:19 | 時事【政治・経済】等
今朝の読売新聞に、国際の記事欄に、

中国 情報規制の波

    ブログで「民主」や「64」ダメ

マイクロソフト現地法人 『国家検閲』に協力

という見出しが載っていた。

転記させて頂きます。

【上海=伊藤彰浩】
米マイクロソフト社が5月末から始めた中国内のブログサービスで、
「民主」、
「64(=天安門事件の発生日、6月4日)」など、
中国政府が敏感になる単語の書き込みを禁止していることがわかり、
民間の国際ジャーナリスト団体「国境なき記者団」は、
同社が国家検閲に協力しているとして、
14日に懸念を表明した。

サービスはマイクロソフト社が上海市政府系投資会社と
共同運営する「MSNスペース」。

「自由」、
「民主」、
「法輪功(中国当局が違法とする気功団体)」、
「ダライ・ラマ14世」、
「チベット」、
「陳水扁(台湾総統)」、
「デモ行進」

などをブログの表題に入れると、
削除を促されるメッセージが現れる。

中国政府は、コンピューター・システムを利用して
国益を害する情報を流すことを
法で禁じているほか、
業界団体も自主規制を行なっている。

このため、同社のブログだけでなく、
大手ポータルサイトの検索サーピスでも
当局が「敏感になる」キーワード検索が出来ず、
外国や台湾、香港のニュースサイトも閲覧できないものが多い。

ただ、9400万人に達するインターネット利用者の
厳重監視は不可能。

国内未報道の今回の事件を
ブログに発表する利用者もすでに出ており、
当局と利用者のイタチごっこは続きそうだ。

以上が全文である。


☆私のコメント☆

政権維持を独裁の共産で、経済は自由経済を取り入れる
矛盾さが露呈している。

ここに規制されたキーワードが現状の中国当局の
悩ませる課題であり、国民間の分配の不公平、
ゆがみきった開発等も大きな問題が存在している。

戦前の日本に於いて、特高による検閲、と国民に恐れられた規制と処罰は、
今日のコンピュータの普及した今日、
中国当局さえも国民を抑えることは出来ず、時間の問題となる。

その時の中国当局の崩壊は・・。

色々と予測できるが、後日に綴ります。
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小泉総理『靖国参拝』是か非か  最終回

2005-06-16 16:28:02 | 時事【政治・経済】等
色々な知識人が、論評を述べられていたが、
私が素直にうなづけた人がいる。
明治大学教授・入江隆則・氏である。
転記させて頂きます。

          東アジアの『歴史の真実』

参拝すべき

国家には歴史の解釈権があり、
それを失えば精神的な独立を失ってしまう。

早い話が、敗戦時に天皇が護持されたことが、
戦後の日本経済繁栄の秘密だから、
東京裁判で昭和天皇の身代わりになった
昭和殉難者たちがいなければ、
戦後日本の繁栄はなく、
したがって中国へのODA援助も不可能だった。

これが日本から見た、東アジアの『歴史の真実』である。

現在、日本から歴史の解釈権を奪おうとしているのは、
中共にとそれに阿(おもね)る国内の反日だが、
中共が、天安門事件などで見られた国民の不満を
外に向けるために反日を煽っているのは、見抜かれている通りだ。

一つの民族を標的にしたこれほど執拗な宣伝は、
人類史上例がなく、辛うじてナチス・ドイツ時代の
反ユダヤ主義が思い浮かぶくらいだ。

以上が全文である。


☆私のコメント☆

敗戦直後、占領軍と日本の一部の方たちが、
国民を素直に従事させるために天皇を利用し、
代償として、茶番劇の東京裁判を行なったと思う。

その結果、国民の一人一人が復興に萌芽し、
冷戦、そして朝鮮戦争も追い風となり、飛躍的な経済発展が
出来たのは事実です。

京都大学教授・中西輝政・氏が明言しているが、
歴史問題を取り上げる中国の真の狙いは、
日米分断にあることを深く銘記すべきだ。
『靖国』はその突破口にすぎない。
その次はガス田、尖閣、そして台湾、日米と続く。
と氏は明言している。

私は以前にも綴ったが、中国は東アジアの覇権が目的であり、
最終目的はアジアの覇権にある。
この場合、日本を傘下に置くのが、中国の理想となる。
尚、中国としては、前提条件として、内政の諸問題が
多少波乱があっても、治下した場合の事である。

唯、この場合、アメリカの国益に反する事であるから、
アメリカの中国に対して、封じ込め策を取る。
最悪のケースは、冷戦時代の時、対ソ連と同様に・・。

そして具現化出来ない日本の総合政策は、危険な綱渡り、となるので、
日本の内閣は、即急に今後の日本を立案し、実行する他にない。

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X JAPANの想いで・・♪

2005-06-15 16:42:00 | 定年後の思い
1997年10月に発売したGLAYのベスト盤が、CDとして空前の売り上げをしていた頃、
12月にX JAPANの『Forever Love』が発売された。

これ以前に、グループ解散、と新聞記事をにぎ湧かせていた。

私としては、GLAY『HOWEVER』を年末近くに発売するので、最も勢いのあるGLAYに目がいっていた。


私の母は、この頃に入退院を繰り返していた。

年末に、X JAPANはラスト・ライブを東京ドームで行なう、と聴いたいたが、
母のこともあるので、見送った。

年末の『紅白歌合戦』には、GLAYとライブを終えたX JAPANが出演していた。

私としては、初めて観るX JAPANだった。
ひどく疲れきった表情が伺えた・・。

この年の後半期は、GLAYの勢いに音楽業界は染められていた・・。


お正月を過ぎて、母は亡くなった。

1月30日の夜、NHK『X JAPANの軌跡 感動のドームライブ』が放映された。

歳末の東京ドームのラスト・ライブを中心にグループの結成から解散まで、
各アーティストのメンバーのインタビューも交えていた。

こうしてX JAPANの全貌を知ることとなった。

バラードにしろハードの曲は、すんなり心に沁みてきた。

これまでハード・ロックのグループは、
横浜アリーナでボン・ジョヴィ等の三つの洋楽のライブを観にいったが、
言葉の壁はあつかった・・。

X JAPANの曲も良いが、生命線は作詞である。

こうしてこのライブのビデオを帰宅後、半年間にわたり、毎晩観た。

そして、過去のCD作品を次々と買い求めて、深まっていった・・。

この数年後、『Rusty Nail』は心身のビタミンです、と友人等に綴った。



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商品先物取引の必勝法・・!?

2005-06-15 12:05:05 | 時事【政治・経済】等
私は、株、投資信託、債券には、興味がない。
ところが一番危険なと思われる商品先物取引で、
こうした考えもあったか、と唸ったのが下記の内容だった。

『プレジデント』(2005.7.4.号)より、
『気がつけば一億円! マネー寵児の秘策大公開』の記事の中で、
都内の上場企業に勤める営業マンの方は、
商品先物取引ですでに十年を超えるキャリアを持ち、
数億円を超す資産がある。

なぜ先物取引で失敗する人が多いか。

彼はこう明言した。

『自己規制できない人が多いからです。
仮に100万円の資金があったとします。
6万円で120万円が買えますから、
現金を94万円を残して、
6万円でやれば危なくない。
危なくなるのは、100万円をすべてつぎ込むからです』

これが彼が成功した秘訣でした。
やはりその道で成功した人の基本は違うな、と感心した。
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小泉総理『靖国参拝』是か非か  ④

2005-06-13 20:02:26 | 時事【政治・経済】等
こうして綴っていると、意外なご意見を出される人もいる。
政治評論家の森田 実・氏である。
転記させて頂きます。

           仕掛け人の狙い

参拝は取りやめるべき

小泉首相は、隣国民の神経を
逆撫でするようなことはしてはいけない。
対立の芽があれば
萌芽のうちに除去すべきだ。

中国の反日デモの最大の原因は、グルジア、キリギス、ウクライナを席巻した
インターネット革命の波が
中国に上陸したことにあると見る。

今の中国は、若い失業者、学生のなかに不満が鬱積している。
インターネット革命の仕掛け人は、
中国政権の内部対立を衝いた。

前政権の対日政策は対立志向、
新政権は融和主義である。
仕掛け人の最大の狙いは
日中両国の離反だ。

背景で操るのは、日中接近と東南アジア共同体形成の動きに
神経を尖らせているアメリカ国内右派の仕掛け屋ではないか。

以上が全文である。


☆私のコメント☆

確かに日本と中国が携えて、東南アジアの共同体を形成しょうとした場合、
アメリカはどのような手段を使ってもつぶす。
権益を見過ごすアメリカではない。

現実論として、中国の覇者のしたで日本が付く、という中国の目的であるので、
こうした思考は日本もアメリカも嫌がる、と考える次第です。


《続く》
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小泉総理『靖国参拝』是か非か  ③

2005-06-13 18:35:30 | 時事【政治・経済】等
よく知識人の間で、なやましい課題であるA級戦犯が
靖国神社に祭られており、ひどく誤解を招き、
論調を崩す人も多い・・。

この事に真っ向から、直言した人がいた。
政治評論家・三宅久之・氏である。
私はこの方には、無知であった。
転記させて頂きます。

     日本の勝手

参拝すべき

いわゆるA級戦犯を裁いた東京裁判は、
人道に対する罪、平和に対する罪という概念を新設して
戦勝国が演じた茶番劇であり、
アングロサクソンに抵抗した日本に対する見せしめであった。

しかし独立回復後の1953年、
衆議院本会議は
「戦争犯罪による受刑者の赦免に関する決議」を
全会一致で可決。

いわゆる戦犯としての刑死、獄死した人は、
すべて公務による死亡と認定している。

よって、小泉首相が参拝しようとしまいが
それは日本の勝手であり、
他国が内政干渉すべきことでない。

中国のねらいは、共産党政権の正当性と
権威の確立、日本を朝貢国として位置づけることにある。
かりに取りやめたとしても、
第二、第三の靖国を持ち出してくることは必至であろう。

以上が全文である。


☆私のコメント☆

正鵠な直言である。
この人には無知だったが、こうした方こそ
内閣の特別補佐官になって頂きたいお方である。


《続く》
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小泉総理『靖国参拝』是か非か  ②

2005-06-13 17:59:48 | 時事【政治・経済】等
私がこうした問題の場合、外交に長らく歴任した人である、
岡崎久彦・氏の意見を拝聴する一人である。
この人からは、『繁栄と衰退と~オランダ史に日本が見える~』(文藝春秋・刊)で、
私は外交はもとより国家とは何か、色々とご教示を頂いた方である。

今回の問題として、

        いやがらせに譲歩するな

参拝すべき、とご意見を述べられている。

転記させて頂きます。


反日暴動は、もとは日本の常任理事国入り反対の官製デモだったのが、
日頃の反日教育、反日宣伝のお陰でデモが燃え上がり、
反政府にもなる恐れが出て来て、
あわてて取り締まっただけの話だ。

最近の台湾の許文龍・氏の事件などを見て
中国のやり方が解った。
昨年、氏の部下を逮捕するいやがらせがあった時に
台湾政府がちゃんと抗議をして置けばよかった。

靖国問題は、日本のビジネスにとって
痛くも痒くもない問題である。
だからといってここで譲歩すると、
その後には、中国にとって靖国とは比較にならない
大問題である台湾問題が控えている。

事態の進展によっては、日本のビジネスが
中国と台湾の二者選択を迫られる恐れがある。

ここは頑張らなければならない。

これがアンケートの回答の全文である。


☆私のコメント☆

この人らしい静観に大局的に判断されるお方である。

《続く》
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小泉総理『靖国参拝』是か非か  ①  

2005-06-13 17:12:50 | 時事【政治・経済】等
今月の『文藝春秋』の特集記事のひとつとして、
小泉総理「靖国参拝」是か非か、有識者81名にアンケートを
掲載し、国論を二分にする大激論となった。

行くべきだ、取り止めだ、と発言される人の中で、
この人ならこうした発言を予測出来た人もいれば、
日頃から敬愛したいる人で、ちょっと思考がぼけたのでは、
ないか思える人もいた。
私が思考した範囲を超え、ご教示の方もいた。

前提条件として、『文藝春秋』の編集部では、
①小泉首相は、靖国神社参拝を取りやめるべきか否か。
②その理由、および中国の反日暴動についてどう考えるか。

各界の有識者さえ、こうした様々な発言をしている。
私は私なりに注目した人々にコメントをする。


《続く》
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