ネクタイ、そしてワイシャツの想いで・・♪

過日、私の人生の岐路に立った時の恩人が亡くなり、
喪服を着ている時、黒のネクタイを締めた。

ネクタイの締めのを忘れたかと、思っていたが、手先が覚えている・・。

定年退職を終えて、一年半過ぎたが、
冠婚葬祭以外は、ネクタイを締めるような事はしなくなった。

懇親会等さえ、ブレザーにはワイシャツのきちんとしたのを着ていくが、
ノー・ネクタイとしている。

現役時代はスーツ、或いはブレザーであり、春、夏、秋、
そして冬用のネクタイを毎年最低５本は新調していた。
従って、その季節になると、旧来の季節品を併せて、
１０本前後で回転させていた。

ワイシャツもネクタイ同様にしていた。

サラリーマンはワイシャツとネクタイが制服であり、
これ位しか個性が発揮出来ないので、気を使っていた。

退職後は、今更ネクタイは卒業させてほしい、と思い締める習慣を放棄した。

しかし、ブレザーを着るときは、ワイシャツだけは、小奇麗な品物を着ているつもりだ。

私は自分が似合っていると思えるのしか、身につけない。

ファションはその人が自信を持っているものが、一番良いと信じている。

夕陽の中で・・♪

午前中は居間の大掃除を家内とした。

テレビの画像が不安定となっていたので、
ソファーと椅子を端に寄せて、カーペットをめくり上げ、
ビデオ・ケース、ＣＤケースなどをどけたりして、
掃除機で埃を吸い上げた。

その後、普段、掃除の行き渡らない壁面とテレビの裏側を掃除し、再セッテングしたりした。

昼食後、本を読み始めたが、眠くなり、
布団にもぐり込み、数ページ読んでいるうちに寝付いた。

四時過ぎに目覚め、煎茶を呑んだ後、庭先に降りた。
主庭は夕陽が差し込んで折、やぶ椿の紅色の花がたわわに咲いている。
ときおり微風が吹くと、もみじの芽吹きはじめた葉先が揺れている・・。

長袖のスポーツ・シャツであるが、寒さを感ずることなく、
静寂な陽春のひとときを迎えている。

パソコンの置いてある机に戻ると、
昼寝前に読んでいた猿谷　要・氏の『物語　アメリカの歴史　～超大国の行方～』を脇にどけた。

白木蓮の想いで・・♪

私の近所の家、或いは駅に向う家々に気品さを感じさせ、
おおらさがある白木蓮が咲いている。

今の季節は陽射しを受けて、空に向かいぽっかりと咲いているようだった。

今から２８年前頃、家を建てた時、
住宅ローンを銀行から借り入れる為、
ある銀行から断られ、もう一行の銀行に行く時、
ある宅の白木蓮が咲いているので観えた・・。

静寂な住宅街を歩いて、心身疲れ切っていたので、
慰めのひとつとなった。

私は木蓮に対しては、幼少の頃から紫木蓮しか知らなかったので、
白木蓮は馴染みが少なかった。

今、我が家の庭では、紫木蓮は大きな莟の状況で、
あと数日過ぎれば、咲きはじめると思われる。

私は白木蓮を観ると、ときたまあの頃に経験した借り入れ交渉を想いだされる。

春色の朝を迎えて・・♪

東京の郊外は、澄み切った快晴の朝を迎えている。

朝の６時過ぎに庭に降り立つと、もみじが芽吹きはじめて数日となっている。

小鳥達が飛来して、もみじの枝葉に停まり、虫か幼い芽吹きをついばんでいる。

金木犀、花梨、無花果などの落葉樹が芽吹いて折、
白玉椿、やぶ椿、しだれ紅梅は満開となり、
日本水仙の横に植えている黄色い花のラッパ水仙が咲き始めた。

日中は快晴に恵まれ、静寂の中、のどかな春の朝を迎えている。

『色の彩時記』という本・・♪

ここ数日、本の整理をしていたら、懐かしい一冊の本を見つけた。

『色の彩時記』と題され、副題として《目で遊ぶ日本の色》であった。

この本は昭和６２年前後に買い求めた本である。

店頭に置かれたのを偶然に手に取り、
日本の古来の風土、文化から発生した色彩を四季をめぐり、
各分野から取り上げられた内容の濃い一冊である。

こうした本に触れると、季節を通して日本の文化が匂い立ってくる、
不思議な力のある内容である。

ささやかな幸せ・・♪

東京の郊外は、快晴であるが、ときおり強い風が吹いている。

１０時過ぎに郵便局、買い物をしてきたが、もみじ等の落葉樹が芽吹き、
春の草花が咲いており、のどかな日となっている。

我が家では、白梅が散り終わり、しだれ紅梅が散り始めている。

白玉椿、やぶ椿は満開となり、群生している日本水仙も満開となっている。

今朝の読売新聞で、国土交通省が発表した公示地価を見たが、
都心の港区、千代田区、中央区、新宿区、渋谷区が上昇した、と報じている。

生活や通勤に便利な都心に住居を求める『都心回帰』や、
湾岸エリアなどで進む大規模マンション開発が影響している、と綴られていた。

私は東京の郊外の調布市に住むひとりであるが、
市ヶ谷、青山、湾岸高層マンションには住んでみたい、とは思わない。

昨夜、青山で懇親会があり、周辺を散策したが、
この辺の高級マンションには魅力は感じなかった。

私は今の住む程々の広さの庭に囲まれて、
四季を素直に表す落葉樹を見ながら、
ささやかな生活が送れることに、恵まれていると思ったりしている。

都心のたそがれ・・♪

昨夜、都心の青山に行き、懇親会に出席した。
私のようなＯＢもいれば、現役のメンバーが恒例通り参加している。

中にはここ数ヶ月間で早期希望退職という名の元に、
リストラが実施され、今回が最後の出席です、
という人達もいる。

５５歳前後でこの業界を去り、地方の実家に戻ったり、
或いは職業学校で研修を受ける予定の人達もいる。

私が勤めた業界は大きく変動しているので、
５０代は去り、２０、３０代が採用されする事例が多い。

私は懇親会の集合時間に早かったので、
喫茶店で青山の街を眺め、人の往き来を観ていたが、
余裕の無い動作の人達が多く見られた・・。

成果主義の錦の旗の下で、群集は足早に通り過ぎていく・・。

ときには都心に・・♪

東京の郊外は、雨があがり、春の陽射しにつつまれている。

主庭、玄関庭も春の匂いで、静寂な午後のひとときを迎えている。

夜、現役時代のＯＢの懇親会があるので、久々に都心に出かける。

私の日常は、買い物、散歩などで最寄駅で寄るが、
都心にはデパートで買い物、旅行の行き帰りに立ち寄ったり、
今回のような会合に出かけたりする程度となった。

自宅からは１時間前後で、新宿、渋谷、青山、六本木、銀座と行けるが、
退職した今は、都心の人込みが苦手となっている。

現役時代の勤務時間は、張り詰めた緊張感の中で、明るく振舞っていたが、
退職してから一年半を過ぎた今は、あのような気力は薄らいでいる・・。

私はレコード会社を勤めた身であり、
中小企業であるので、その時代の景気の動向に左右された時代を送ってきたが、
その時の思い出は、音楽の曲が付きまとう。

『あの曲が流行った時、俺は・・』と言ったりしている。

今回の懇親会もこうした時代の空気を共にすごした人々であるので、
懐かしく思いで深い人々との会合となる。

地方空港の功罪・・♪ ③

神戸空港に続く新北九州空港の開港で、
首都圏と西?E椶魴?E崑④鮟笋?E?br>新幹線と航空の競争が激化してい?E?br>
?E曽㌪劼凌郡汗蓮◆悗里召漾戮了慊?E覆韮暇?E隠僑坑葦澆澄?br>対す?E好拭室劼良當民芯造錬暇?E毅牽娃葦漾?br>?E劼錬核?E隠械娃葦澆世♤⊃郡汗茲?E造こ箘芯造眛各気?E討い?E?br>
ＪＲ西?E椶蓮∈７隠呼?E離瀬ぅ箍気如?br>?E曽㌪辧η燭痢悗里召漾戮髻■影?E隠綱楞靴拭?br>最小でも毎時２本運転して、乗客を確保す?E佑┐澄?br>
航空、ＪＲともコストの範囲内で運賃を競ってほしい。
安全性ときめ細かいサービスでの競争も?E圓靴燭ぁ?br>
民間用の空港は、９７もあ?E?br>だが、必要性が疑?E靴だ轍☎舛侶澆和海①?br>福岡空港の海上移転を求め?E阿④眈辰┐討い覆ぁ?br>工事す?E海伴里☟榲Ⅳ箸靴㎅廚┐覆ざ膳澆呂發Δ笋瓩董?br>既存空港の利用拡大に力を集中すべきだ。


以上、読売新聞の記事を無断で転記させて頂だきました。


私は北海道地方は、千歳、函館、帯広、?E①⊇未鰺僂靴燭海箸♢△?E?br>?E銘亙蓮∋安繊?br>関?E亙蓮∪帖⑺超舛鰺僂掘?br>中部地方は、小松空港、
四国地方は、徳島空港、
九州地方は、福岡、大分、宮?E繊△修靴篤畴董∪亞静膓舛鰺僂靴討④拭?br>
私は飛行機は?E蠅任△蝓⊇侏茲?E造?E鬚韻討④燭♤?br>旅行会社のプランに時間圧縮と料金で、妥協して利用してい?E?br>
そして旅行先で空港を観?E∈了擦♢箸?E討い?E里㎜?br>と素朴に考え?E發△?E?br>
私は今回の読売新聞の記事を読み、
スターフアイヤーの新規航空会社は無知であった。

やも得ず、インターネットでこの社のＨＰを観て、
株主、ポ?E掘次森匸掘∪鞍亡悗垢?E海箸覆匹鯆瓦戮燭蠅靴討い?E?br>
今回の空港は、海上にあり、騒音などの環境を考慮さ?E?br>営業時間も２１時間となり、この辺は評価さ?E討睥匹い塙佑┐討い?E?br>
そして既存の北九州空港を廃止したのに対し、
何故、伊丹空港、名古屋空港が閉鎖できないのか、
素人の私には解らない。

空港の開設と付?E垢?E匐饉劼紡个靴董⇒兌圓梁燭蓮超①汰汗①⇔繕癲?br>そしてサービスを求め?E紊任△?E?br>
余談であ?E♤?E亜△△?E賃領更圓鰺僂靴榛檗?br>?E楾匐任覆監?E砲覆?E茲Δ法?br>と思ったりした。

何よりその航空会社への安全性への信?E戮⇆ダ茲靴討い?E?br>
?E旅抒阿暴擦猗垉，魘?E蠅箸垢?E劼箸蠅蓮?br>昨今の地方空港問題は素人なりに、綴ってみたが・・。

地方空港の功罪・・♪ ②

読売新聞の記事を無断引用させて頂きます。

新しい地方空港は「無駄な」と形容す?E里♤?br>最近の?E屬世♤∪莉騎㏋舛靴真桂牟綵６舛蓮?br>少し事情が違うようだ。

新空港は、北九州?E④亮鋲腓鯔笋疥④董■横毅娃哀瓠璽肇?E粒?E④♡泳楫澆気?E拭?br>
関門海峡の浚渫(しゅんせつ)で発生した土砂を利用した為、
接続道路などを含めた霜恂業費は約１７００億円で済んだ。
ほぼ同じ規模の神戸空港の３０００億円、
静岡空港の１９００億円よ?E造ぁ?br>
既存の北九州空港は廃止し、用地を売却す?E?br>大?E伊丹)空港と名古屋空港が、
関西、中部国際空港の開港後も存続したのに比べ、
すっきりした対応だ。

ただ、年間２８３?E佑噺㏋鵑盛馥睥控劼亮徑渋♢♤?br>達成出来?E㎠匹Δ㎠狼震笋澄?br>隣接す?E＿☎舛蓮絏鷽瑤塾呂慮続Δ剖瓩鼎い討い?E?br>連携を密にして、共存共栄を図?E⇆廚♢△?E?br>
新空港は、国内３路線、国際１路線で運用を始めた。
国内は羽田線が１?E隠訓?E￢掌轍?小牧)線が３往?E?br>那覇線が１往?E澄?br>羽田線は４番目の新規航空会社とな?E好拭璽侫薀ぅ筺爾♡隠憶?E?br>?E楾匐♡輝?E鮗瓜帖?br>
新規会社が国内線の主力とな?E里蓮?br>宮?E舛離好㎤ぅ優奪肇▲献匐汎韻犬澄?br>同社は乗客が?E圓靴燭曚豹④咾此?br>産業再生の機構の支援を受けてい?E?br>だが、北九州市は、宮?E圓茲?E咼献優梗廚燭ぁ?br>スター社の将来は、首都圏での知名度が上が?E櫃㎜?br>にかかってい?E?br>
先輩のスカイマークエアラインズは、
修理?E造鬘好皺瓩㌔仁控匍，魃森劼靴討い拭?br>ずさんな整備は、新規会社全体の信用を傷付け、
命取りになりかねない。
新規会社は、そ?E鯒Ъ韻垢戮④澄?br>

　　　　　　　　　　《続く》

地方空港の功罪・・♪ ①

私と家内は国内旅行は、趣味のひとつであ?E?br>
車を持たない私達は、航空機、新幹線、充カ?E▲丱后▲侫Д蝓?br>と様々な乗?EⅣ鰺僂靴討い?E?br>
北海道、九州、沖?E留麒両?E腓蓮∋崔蚕未販繕發㎠蕕靴董?br>飛行機を利用してい?E?br>
退職後の今は、旅行の機会が増えて、
青森県の古牧温泉の滞在旅行などは、
あ?E更垈饉劼魍萢僂靴疹?E腓蓮∋安舛髪⑺超舛旅厦④鰺僂靴燭海箸♢△辰燭蠅靴拭?br>
確かに時間は短縮さ?E⇔繕發盂憤造箸覆?E?br>
昨今、神戸空港と新北九州航空が?E，い燃㏋舛気?E?br>果たして採算がと?E?E里㎜△隼廚辰燭蠅靴討い?E?br>最悪の?E腓蓮颪伴㎆Ｂ里☞藝弔犬掘?E未箸靴胴駝韻☞蘆瓦垢?E海箸箸覆?E?br>
こんな思いを思考したりしていた。

先?E裡横影?E佞韻瞭蒜篆景垢猟㎲④如?br>【社説】欄で、《新北九州空港》と題した記事があって、
素人の私は少し解明できた。

　　　　　　　　　　　　　　《続く》

春雨の朝・・♪

東京の郊外は、どんよりとした曇り空で、
ときおり小雨が降ったりしている。

常緑樹の枝葉は雨露をたたえ、金木犀の新芽も芽吹き、
紅かなもちの紅朱色の新芽もここ数日伸びて私を楽しませてくれる。

落葉樹のもみじも芽吹き雨露をたたえている。

白玉椿、白梅、しだれ紅梅、やぶ椿、
そして日本水仙が咲いている主庭は、
昨夜の雨でうるおい朝を迎えている。

時折、小鳥達が飛来し、白玉椿、白梅、しだれ紅梅の蜜を吸ったりしている。

紫木蓮の大きく膨らんだ莟があり、
毎年小鳥達が食べに飛来する。

これは私の悩みのひとつである。
一昨年は９割方、昨年は５割方食べつくされる。

他の木の莟を食べてね、と私は思っているが、
はたして今年はどうなるか・・。

春雨が降りはじめて・・♪

東京の郊外は、先程から春の雨が降りはじめた。

常緑樹の枝葉の汚れを洗い流し、
落葉樹の芽吹きも雨露に濡れ、
草花も雨でしっとりしてきた。

明日の９時前後まで降り続く、と予報は報じている。

お勤めのお方には、お気の毒であるが、うるおいある雨となっている。

春、のどかな朝・・♪

東京の郊外は、春の陽射しにつつまれた朝を迎えている。

昨日の陽春のような４月の気温から、平年並みの気候となったが、
風もなく、長閑(のどかな)朝である。

白梅、しだれ紅梅、白玉椿、やぶ椿の春の匂いにつつまれ、
日本水仙、クロッカス、ヒヤヒンスが咲いている。

東京のとある処では、桜が咲き始めた、と報じている。

桜に関しては、昨年の４月の中旬、九州の国東半島を訪ねていた時、
道路際に川が流れ、田畑の遠方に里山が桜一色に染められいた、深い想いでがある。

その後の下旬になると、南東北地方では桜を求めて旅行に行ったが、
遅い南東北の春を感じ、桜の三分咲きに心を寄せたりした。

東京の郊外では、午後より曇り空となり、夜半から雨が降り、
明日の朝まで降り続く、と予報されている。

雨の後、樹木、草花、黒土の落ち着いた状景も私の好きなひとつでもある。

境内の花につつまれて・・♪

家内とお墓参りに行き、
お寺の境内は紅梅、しだれ白梅、赤い花ののボケ、藪椿、白木蓮、そして桃の花、
と春色に染められていた。

甥の若い夫婦と境内の紅梅の花の下で、
偶然に逢い、立ち話しを５分前後する。

若い夫婦は、清々しく感じが良い。
私達にも、あのような姿もかってはあったのだろうか。

叔父、伯母の視線からは、私達が３０代の時は、
甥の夫婦のような姿に観えた、と思ったりした。

墓前で花を供え、お米も供え、そしてお線香をあげて、
清められた墓石を見詰めながら、心身まで気をしき締められた。

お線香は香りを残し、澄み切った春の光の中、
煙となり空に昇り、そして空の彼方に消えた。