みにの夢色探索

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たまに書く中華グルメと競馬予想、日常の備忘録。

京都旅行2009秋 №16 寂光院

2009-12-09 | 旅行・京都

1

寂光院」(じゃっこういん)

ガイドブックによると、平清盛の娘・建礼門院が晩年を過ごした、

「平家物語」の舞台としても知られる天台宗の尼寺

山号は清香山、寺号を玉泉寺という。

創建は聖徳太子で、父の菩提を弔うために建立したということ。

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厳かな美しい石段を登ると、山門が見えてくる。

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本尊は聖徳太子作と伝えられる六万体地蔵尊であるが、平成十二年

五月九日発生の火災により損傷したため、収蔵庫に安置することとし、

現在本堂には復元された本尊が安置されている。

また、収蔵庫に安置されている六万体地蔵尊は現在も重要文化財に

指定されている。

なんとも尼寺らしく、楚々とした佇まいの本堂なのだろう。 

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初代住職は聖徳太子の御乳人であった玉照姫で、以後、貴族の姫らが

法燈を守り続け、文治元(1185)年9月、平清盛の息女で高倉天皇の皇后、

安徳天皇の御母である建礼門院がお入りになり、源平の戦に破れて遠く

壇ノ浦で滅亡した平家一門と我が子安徳天皇の菩提を弔いつつ、終生を

この地で過ごされた。

本堂前西側の庭園は、平家物語当時のままで、心字池、千年の姫小松、

苔むした石、汀の桜などがある。この樹齢千年の御神木の千年姫小松も、

本堂の火災によって痛みが激しくなり、遂に平成十六年夏に枯死した。

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「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理を顕す」

写真上は、諸行無常の釣鐘。

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本堂手前右側には、太閤豊臣秀吉の寄進、桃山城にあった南蛮鉄の

雪見灯籠(写真上右)

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四方正面の池には、鯉がおりました。

3

「この庭園は幽翠で哀れに美しく、当時の余韻を残している。」と拝観の

際にいただいたしおりに記されていました。

こみあげるような物悲しさを感じました。

火災により復元された本堂、本尊、枯死した御神木。当時を偲ぶことは

できません。 しかし、静寂に包まれた境内には、いまもなおその姿で

脈々と生き続ける歴史を感じとることができるのです。

5

凛として、深い存在感のあるお寺でした。感慨無量です。

これこれっ!私が求めているのはこういう歴史をビンビン感じるお寺。

 

寂光院をあとに道なりに下ると、お土産物屋さんが並びます。

6

サプライズ!足湯に入りながら、陶器の絵づけができるんですって。

お茶もいただけます。

さて、大原の土産と言ったら「しば漬け」ですよ。 忘れず購入。

それと、お味噌も購入しましたっ。

お味噌汁の試飲をさせていただいたら、すっごく香りが良いのです。

味噌庵の蔵出し味噌です。味噌鍋に使っても美味しいとのこと。

冬はお鍋が恋しいですからね、お味噌で温まりましょう。

コメント
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