ツアーバスは青森県をあとに再び岩手県へ。
昼食後、バスの揺れにまかせてこっくりこっくりと心地よい居眠り状態。
添乗員さんの声で目を覚ましました。すると、視界に飛び込んできたのは
北上川沿いに約2km続く長い桜並木。
えっ、何あれ?
フラットな土地に桜の淡いピンク色が蜃気楼のように浮き出て見えたのです。
そこは次の観光目的地「北上展勝地」
北上展勝地は青森県の弘前・秋田県の角館と並ぶ「みちのく三大桜名所」で
あり、同様にさくらの名所100選にも認定されています。
駐車場に近い展勝地レストハウス付近より珊瑚橋へ桜のトンネルを歩くことに
しました。ここでも時間の制限があるので途中で引き返すことになります。
桜は見頃を過ぎ、散り始めています。
そのため間近で見るとだいぶ桜の密度が薄くなっています。
これが満開時ならば頭上を一面にソメイヨシノが覆い別世界のような美しさを誇って
いたことでしょう。
蒸気機関車が展示されており、「さくらまつり」の期間中(2011年、4/15~5/5)は
中に入ることができるのです。家族連れにも大人気でした。
しかし、この奥行き感は壮観。
そして、のびやかで実に清々しい。
約2kmの桜並木にはノスタルジックな情趣も感じ取れます。
ここでは期間が定められているようですが、観光馬車の運行あり(有料)。
私達が訪れた日は残念ながら運行日ではありませんでしたが、桜のトンネルを
馬車で向かうことができるなんてロマンチック。
古き良き時代ににタイムスリップしたような感覚を味わえることでしょう。
きっとこの桜並木の向こうにも、この時期だけ現れる不思議な世界がある
のかもしれません。
今年、最後の桜は北上展勝地のソメイヨシノ。
このあたりで引き返しましょう。人が集まっているわ。
猿まわしです!息のあった公演に観客からも拍手と歓声があがります。
展勝地レストハウス裏の入り江。
例年ですと、観光遊覧船は展勝地入江~珊瑚橋~展勝地入江の区間(20分間)で
運航され北上川を横断している300匹もの鯉のぼりを望むことができるそうです。
風に泳ぐ鯉のぼり、さぞかし雄大なことでしょう。
どうやら今年は中止の様子。
震災のあとなのでイベントは自粛。
展勝地レストハウス周辺には露店が出店していました。
レストハウスで岩手県の土産物を購入し、
露店で調達した牛タン串焼きと、赤ワインで一休み。
牛タンもさることながら赤ワインも美味い!!
赤ワインは岩手県花巻市の「エーデルワイン」(さくらまつりワイン)
このさくらまつり期間中の限定ワインで、さわやかな果実味の辛口。1杯300円。
冷やしていただくのが美味しいようです。 こちらも土産に2本(500ml)購入しました。
お値段はうっかりして控え忘れましたが、確か1本1100円か1200円ぐらい。
あとで調べてみると東京にもこのエーデルワインが味わえる・購入できるお店が
ありましたので後日訪問するつもりです。
現在、展勝地公園(約293ha)には約1万本の桜と10万株のつつじがあるとのこと。
桜のあとにはつつじを楽しむことができますね。
個人的には、北上展勝地は大好きな景観。
この奥行き感とノスタルジックな雰囲気、この空気にふれるだけで癒されそう。
住まいが近くでしたら、しょっちゅう来てしまいそうです。
今まで観賞した桜の名所でもマイナスイオンたっぷりでリラクゼーション効果大。
桜オススメ指数は5(特別)です! 要再訪(*^・^)ノ