お一人ランチは、恵比寿のうなぎ「登川」
場所は場所は恵比寿西口。駒沢通り沿いのケンタッキーフライドチキンを右折。
この通りには飲食店が並んでいますが、わき目もふらずにそのまま道なりに直進。
左手側にお店は位置しています。
がらがら~と引き戸を開けると、「いつもありがとうございます!」と大将の
歯切れの良いよく通る声。
あ・・・私、初めてだけど。照れくさいような、でもなんとなく悪い気はしない。
それは大将の温厚なお人柄がお顔にも表れているからだと思います。
店内は入って右手側にカウンター席、左手奥が小あがりの座敷席。入り口付近に
テーブル席も1卓あったのですが、ここには荷物が置かれており、私は入り口に近い
カウンター席の端に着席。右上を見上げるとTV。昼の時間帯の番組が流れていました。
「あら、こちらでよろしいんですか」
とお声をかけてくださったのはお茶を運んできてくださった年配の女性。
大将のお母さんだろうか。やはりとても感じがいい。
「今日は何にいたしましょう。」と大将から再び声をかけられる。
きじ焼重(上)@1000
うな重(きも吸・新香付)はリーズナブルなところで竹の1500円から。
うなぎ屋さんに来店しておきながら申し訳ないのですが、最近懐具合が寂しい。
それでも、並ではなく、きじ焼重の上を頼んだのは、少しばかりの私の見栄なのだ。
ご飯の上に刻み海苔、真ん中に玉子焼きを置きその上に紅生姜、両脇を
タレをぬってふっくら香ばしく焼けた鶏肉が固める。
吸い物は三つ葉と麩。 お新香はたくわんとキュウリ。
卓上にあった七味唐辛子を少しかけてみました。
焼き上げまで少し時間はかかったものの、柔らかさと弾力を兼ねそろえたきじ焼き。
タレは甘からず辛からず、とてもジューシー。
先客は1組。常連さんのよう。 うな重とグラスに注いだビールを飲りながら
時々、大将ともお話をなさっていました。
ほどなく、「大丈夫かしら?」とお一人で来店なさる地元の女性、作業現場がお近くの
お兄さん達、付近のサラリーマンと次々に常連さんがお店に入ってらっしゃいます。
大将やお母さんはお客様お一人お一人にお声をおかけになり言葉を交わすのですが、
その対話もお愛想ではなく自然体。
食レポをしていますので、色々なお店に行ってみたいとは思うもののランチの時間帯に
なるとついつい立ち寄りたくなる魅力あり。
アットホームな雰囲気が居心地の良さにつながって、ほっとさせられてしまうのでしょう。
帰り際も、大将とお母さんの「毎度ありがとうございます!」の声と笑顔に送られました。
どことは申しませんが気の抜けた居酒屋さんのランチより格段ハートのある飯を
食べさせてくれました。
ランチ満足度数はもちろん、★★★★ 積極的に好きです。
私も常連さんになりたいな~♪ と自発的に思わせてくれるお店。
登川さんのランチ編は続きます。
登 川
〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西1-15-4
TEL 03-3477-0223
営業時間/昼11:30~