「Chinese Tapas Renge」(チャイニーズ タパス レンゲ)
オーナーシェフの西岡英俊 氏は新宿御苑前の「シェフス」ご出身。
最寄り駅は新宿三丁目。
ごちゃごちゃとした雑居ビルの並ぶ中に、目的のお店はある。
階段を上ると「只今満席・・・」の札。小さなお店なれど連日満席の人気店。
口コミの評価の高さに一度は訪問してみたいと願っていた当店。
入店すると、カウンター席と2人がけテーブル席1卓の11席ほど。
先客はカウンター席に1組2名様。そのお隣に失礼することになりました。
カウンター内には接客担当の年配の男性がお一人。
バーテンダーさんのように目の前に立たれているとスナックに来たみたいだ。
それもそのはず、当店は元バーの改装店舗。
右奥には小さな厨房があり、お仕事をなさっているシェフの姿が見えた。
テーブル・セッティングは、シックなランチョンマット、箸置き、箸(縦置き)、取り皿。
おしぼりは白地のタオルを手渡しで。
着席後、メニューをいただくと
「このあともお客様の予約が入っておりますので、注文はまとめてお願いします」とのこと。
ドリンクもじっくり選びたいところですが、まずは生ビール 中@700と小@400を注文。
本日はアラカルトで選びます。
年配のスタッフさんから「当店ははじめてでいらっしゃいますか?」とのお尋ね。
「はい」とお答えすると、タパス盛り合わせの注文の仕方を教えてくださった。
タパス盛り合わせは、金額が定額ではなく、メニューの中から3種または5種で、
何をチョイスしたかによって金額が変わってくるのだ。
お値段、600円~1800円のなかからタパスを5品選ぶことにしました。
タパス盛り合わせ5種(金額不明)
- 冷製ビーフン キャビアで
- 四川風よだれ鶏
- 紅しぐれ大根のピクルス
- 自家製 ラルドバーガー(2ヶ)
- はまぐりのフリット 花山椒塩で
いただく順番としては、はまぐりのフリットと自家製ラルドバーガーを先に
召し上がってください(熱いものから) とのご指導あり。
自家製 ラルドバーガーは、一口サイズの花巻に豚の背脂と白髪ネギを挟んだもの。
連れ(寝太郎さん)は脂の香りがしっかりするよ、と申しておりましたが
勢いあまって口に放り込んだ私は、あまりの小ささに、正直なところ判別できず。
四川風よだれ鶏、下にはキュウリの千切り。
鶏肉はウェットな質感が保たれ柔らかい。この質の良い淡白な味わいの鶏肉に
合わせているのはこってり感のあるリッチな麻辣醤。
品が良すぎる感じもありますが美味い。
紅しぐれ大根のピクルスは、大ぶりにカットされ歯を入れるとざくざくっと心地よい食感。
ナチュラルな味わいで好感度も高かった。
冷製ビーフン キャビアで
シンプルにビーフンとキャビア。香味油もしくは調味料で軽く味をつけたビーフンを
キャビアの塩気で食べさせてくれるものですが、この塩梅がお上手。
レンゲでそのまま口のなかへちゅるん。しっかり噛むことで旨味が広がります。
チョイスしたタパスの中では、
冷製ビーフン、四川風よだれ鶏、紅しぐれ大根のピクルスの順でお気に入りです。
ワインはリーズナブルなところでは本日のワインデキャンタから。
提供していただけるワインを4本ばかり並べてくださりその中から選ぶことが
できたのですが値段はわかりません。
こちらから聞かないと2,000円~4,000円、いくらなのかも教えてくださらないので
懐具合によっては用心です。
注文したのは、チリワイン「ERRAZURIZ」のデキャンタ。
また、チェイサーでお水をお願いしたところ、いきなり
「ガス入りですか?ガス抜きですか?」 とのお尋ね。
どうやらお水も有料の様子。
真鱈白子の“白金”麻婆豆腐@3,200
白子の裏ごし玉子とじ。
玉子は、ふわほわっぷるるんとしてゆるいスクラブルドエッグのような火の入り方。
美味しいと言えば美味しいのでしょうが、中華って感じではありません。
強いて言うと・・・スクランブルドマーボみたい。柔らかな口触りでした。
ちょっと支払うお値段の割には高くついた印象。
-№2に続く-