お一人ランチは、香港麺「新記」(シンキ)三宿本店。
最寄り駅は、東急田園都市線池尻大橋。国道246号を三軒茶屋方面に進行し
三宿の交差点を右折するとすぐに当店の看板が視野に入ります。
表にはランチタイムのメニュー。
HPによると、創業は1953年香港。
潮州味と呼ばれる麺の美味しさが話題となった屋台がスタート。
香港・新記の三代目 袁 健新 氏を日本に招き、料理指導を受け1994年8月に
三宿に日本で最初の香港麺「新記」がオープン。
現料理長は、曽 国政 氏。
曽氏により数々の「潮州料理」がメニューに加わったということです。
※ 「潮州料理」(潮菜)は、広東省東部・福建との境にあたる一帯。
大きくは広東料理に含まれますが、潮州独自の特色もあるとか。
海岸線に近いため新鮮な魚介類や乾物を使う料理が多いということです。
階段をのぼり2階へ。
一人の旨を伝えると、白衣を着用されたフロアスタッフのお兄さんに
「奥にどうぞ」と案内を受ける。
大衆的な雰囲気をもつ店内は、適度に現地を感じさせ居心地が良い。
見回すとカウンター席も数席ありましたがテーブル席がほとんど。
一番奥のテーブル席を利用させていただくことにしました。
卓上には、取り皿、爪楊枝、紙ナプキン、ラー油、メニュー。
着席後には、先ほどのお兄さんが水を運んできてくれました。
厨房とのやり取りをお聞きしているとお兄さんは中国人のようなのですが
日本語がびっくりするほどお上手だ。本当はどっち?って感じです。
(レンタロー) オラたちもメニュー見てみるべえよ。
ここにもランチセットメニューでてるかな。
Bセット 雲呑魚蛋撈麺・牛腩飯・杏仁豆腐@900
ランチセットメニューは、麺+ご飯+杏仁豆腐の組み合わせ。
1.麺・・・雲呑魚蛋麺(ワンタンつみれ麺)または雲呑魚蛋撈麺(ワンタンつみれつゆなし麺)
2.ご飯・・・排骨飯、牛腩飯、叉焼飯、白切鶏飯、炒飯(小サイズ)
ご飯の組み合わせ方によりA~Eセットに分かれ
麺の種類は、香港麺(こしのある極細麺)と、日本麺(細めの玉子麺)から
選ぶことになりますが、この麺の選択によって、お値段が決まります。
私は牛腩飯(牛バラ飯)と雲呑魚蛋撈麺(ワンタンつみれつゆなし麺)でBセット。
香港麺でお願いしましたから900円になります。
白湯スープもセットで登場。つゆありのスープが別椀で出されている形になります。
スープはあっさりとして塩気も控えめ、飲みやすいもの。
雲呑魚蛋撈麺(ワンタンつみれつゆなし麺)
エビ雲呑、魚蛋(魚のすり身団子とサツマアゲのように揚げたもの)、
チンゲン菜、刻み青ネギ、タレ。
ごろっとしたエビがワンタンできゅっと包まれ、口に含むとつるっとして、
エビの身はぷりぷり。
魚蛋は、まあるい団子の方が歯ざわりがしっかりしていて、
ほわんと柔らかいのはサツマアゲタイプ。
香港麺は極細ですが麺の1本1本が硬めで独特の食感。
タレと絡めようとぐいんと引っ張りあげても香港麺はへこたれませんよ。
当店のラー油は潮州辣椒油。 食べる具入りのラー油ですが
辛さよりも香ばしさが優先しており何かと使いやすいです。
麺のアクセントに。味がぐ~んとひきしまりますよ。
がっつりの牛腩飯(牛バラ飯)上にのせて、あか~いご飯も自作しちゃいますよ。
正直なところ八角香る牛バラ肉は良いのですが、お米の質がいまいちというか、
パサパサしていて箸が進みづらかったのです。
香ばしサクサク食べる潮州辣椒油のお陰でやる気がでましたよ。めでたく完食!
セットの杏仁豆腐は、最後というより途中で運ばれてきました。
こちらは、普通。 うん、満腹だ。
ランチタイム、自然光が差し込み店内も明るく、気持ちよく食事がとれました。
気軽に使えて親しみやすい。また来たくなる要素のあるお店でした。
中国料理満足度数は、★★★☆ 消極的に好きです。
新記(シンキ) 三宿本店
東京都世田谷区池尻3-30-10 山旺ビル 2F
TEL 03-3419-4123
営業時間/ 月~土・祝 11:30~翌1:00 日 11:30~24:00
定休日 無休