温故知新中国料理 「喜臨軒」(キリンケン) ランチに定期訪問→前回。
GWが入り、少し間が空きましたが再びお邪魔しました。メニュー変わっているかしら?
見ると、副菜(小皿料理・2品)、麺飯料理(6品となりました)、各々に変更があります。
テーブル・セッティング及び卓上周りに変りはありませんが、
着座後にメニュー、タオル地のおしぼり(トレー置き)と一緒に出してもらえたお茶が
「暑くなってきましたから」 と氷入りの冷たいものになっていました。
季節の移り変わりは早いもの。細かい心配りに感謝です。
ランチセットのスターター、蒸しスープは熟成豚肉。変わらず美味し。
副菜(小皿料理) ピータン入り中華風茶碗蒸し
躍動感あふれるオープンキッチン。
そこからからは色んな音が交錯し耳に入ってきます。
ゴオォォォォーーー!!ボヴォォォーーー!!
ピュゥゥゥーー!カンカン!ザッザッ!
音に耳を傾け、リアリティを楽しんでいたところ、
ピピピ!!
――この音は、蒸し上がりを知らせる音?!
私のに違いない。 いそいそとランチョンマットを整えたところ、予想的中。
運ばれてきたのは、副菜(小皿料理)よりチョイスした、ピータン入り中華風茶碗蒸し。
なんと贅沢な茶碗蒸しでありましょう。
レンゲを入れるとピータンの他にふくろ茸かしら? キノコ入り。
缶詰めものの嫌な臭いを感じなかったので、生のものを処理して使われているのかなあ。
表面を覆う美味しい醤油ダレとともに口に運ぶ。
プリンのように滑らかな舌触りで、ツルンとした喉越し。
期待値どおりの優しい味わいに笑みがこぼれます。
喜臨軒名物 手切り豚肉と天然海老のシューマイ 1個@250
(レンタロー) オラ、きりんさんの焼売でえすき 肉々しくってジューシーだ。
“キングオブシューマイ”だよ
“生湯葉ソース”の『やわらか蟹玉ご飯』 限定5食@1,200
“限定”シリーズ、制覇!も束の間。
安澤シェフは、また新しいメニューにチャレンジしてくれています。
限定とあらば、さっそくいただかなくては。 と、自分はけっこう負けず嫌いである(笑)。
このメニューと入れ替わったのが「“海南チキンライス”3種ソースで」
チキンライス好きの私としては名残惜しさもありますが、またいつの日か出会える日もありましょう。
(限定の)大役ご苦労さまでした。
スタッフさんが、「自家製の辣油になります。食べるタイプです。」 とセットしてくれました。
香ばしくて苦味や辛味が突出していない複合的な旨み系の味わい。いい感じ。
個人の偏好ですが、炒飯などを食べ進めると、はじめは良いのですが次第に単調に感じ、
食傷傾向になることは多々あり。
こういうお手元醤があると、味覚のスイッチを変えれるので欲しかった。嬉しいわ。
さて、蟹玉ご飯。正直なところ、限定ということで乗ってみたのですが、蟹玉~、
なんだか力抜けちゃいそうだな。と軽んじていました。
ところがです、ひと口いただいて驚いた。この蟹玉凄い!
ボリュームたっぷりのふわっとろの玉子に口当たりの柔らかな生湯葉、そして蟹肉が
そっと白飯を包み込んでいます。
緩くとろみをつけたあんは真面目に出汁をとられたスープがベースで優しい塩味。
これは中華版のふわとろオムライスだ
デリケートな味わいで、女子受けすることは間違いない。
お手元辣油も合いますが、蟹玉ご飯自体、飽きのこないナチュラルな美味しさです。
この場合、ご飯は炒飯でなく白飯で正解。あっさりといただけてバランスが良い。
シェフのお話によると、これしか召し上がらないお客様もいらっしゃるとか。
リピート率の高い限定食なのだ。
仮に私が連日これを食べるとなったら……。 もちろん大喜びでいただきます
魅惑のふわとろですが、使用されている玉子は3個ぐらいだそう。
こちらをいただいた日は、他に玉子の摂取を控えたほうが良さそうですね(汗)。
デザートとお茶菓子
ジンジャーミルクプリン(冷)とソラマメのケーキ。
週が変わったところで、新しいデザートに変わるかもしれません、とシェフからのサジェスチョン。
常に前向きで、現状に甘んじない向上心に拍手
内容は定期訪問の楽しみにとっておきましょう。
最後に、当店でもファン待望のランチコースの提供が始まりました。
内容は、冷前菜、点心、本日のスープ、主菜、野菜料理、麺飯料理、デザートとお茶菓子。
主菜と麺飯料理を選べるプリフィクススタイルです。
ちなみに、一人でもランチコースを受け付けてくれるというお話。
私も、またお邪魔してしまうんだろうなあ~
喜臨軒 (キリンケン)
東京都世田谷区池尻3-2-5 コンフィアンス流来 B1F
TEL 03-5787-6982
営業時間/ 11:00~14:00 (L.O)18:00~22:30(L.O)
定休日 日曜
※中国料理満足度数は5.0 (*^・^)ノ特別。 断然定期訪問。