四川料理「天府舫」(テンフファン)
オープンは2011年7月。店主と料理長は「栄児家庭料理 本郷店」ご出身の方とのこと。
最寄り駅は大江戸線新宿西口駅。 小滝橋通りの西新宿保険センターを右折した右手側。
通りには目立つ電飾スタンド看板。
さらに、お得なランチの紹介も出ている。
当店では、水餃子・味付け玉子が食べ放題というのだから、スタートから驚きだ。
ブラックボードには手書きで数量限定の冷麺もアピール。
もう冷たい麺が食べたくなる時期ですね。当店でも始まっています。
入店するとすぐに中国人女性スタッフさんの声掛けを受ける。
店内は奥に広がりのある造りで、テーブル席のみ。ぐるなびによると総席数は32席とのこと。
既に2人掛けのテーブル席には、先客がいたので、
彼女の指示で中ほどの4人掛け用に配置したテーブル席に着く。
斜め上を見るとTVが設置され、昼の番組が放映中だ。
卓上には、醤油、酢、辣油、胡椒、爪楊枝、紙ナプキン、灰皿、メニュー。
着座後には、業務用の黄色いタオルおしぼりが、袋のまま直置きで提供。
また、はじめの1杯はスタッフさんから冷たい茶をサーブされますが
卓には氷入りの茶がウォーターピッチャーにあるので、お替わりは自身で。
テーブルクロスは2枚重ねでトップはビニール。
メニューを手に取り、めんセットからおすすめ印の汁なしタンタンメン@880 をチョイス。
当店ではランチの混雑時は相席。したがってメニューはさげす、隣に置かれた。
「水餃子はあちらからどうぞ」 スタッフさんの言葉に視線を移す。
魅力的な食べ放題はセルフコーナーより。
ここには、水餃子、味付け玉子、水餃子のタレ(紅油)のほか、
取り皿、箸もまとめて用意されているので自力で調達してくる。
汁なしタンタンメン@880
ランチタイムサービスで小皿、スープ、半チャーハン、デザート付。
あれよ、あれよという間にデザートまで運ばれてきましたが、セルフで取ってきた
水餃子・味付けの煮たまごを1品とカウントしたら、全6品ということになる。
ランチに食べ放題の点心やたまごがついているだけでも、仰天ニュースなのに、
卓上の賑わい方が半端無い。しかもチャーハンは大盛り無料。ライスおかわり無料。
お得すぎて、店は大丈夫かとこちらが心配になってしまう。
小皿はボイルしたもやし人参。口を付けると甘さもあるがゴマ油の風味を感じた。
スープは溶き玉子と海苔。半チャーハンは玉子のみとシンプル。
どちらも炊飯ジャーやスープジャーで保温されていたもの。このあたりは贅沢言えません。
注文時、汁なしタンタンメンの辛さは、リクエスト可能。
ですが、私は辛さのリクエストはしない。初回なので、まずは当店のスタンダードを知りたい。
中細タイプの縮れ麺の上には、炸醤肉(肉そぼろ)、豆苗、刻み青ネギ。
くっつき合った麺をガシガシとかき混ぜると、スパイスがぷんと香り、旨みのある自家製辣油と
渾然一体となり四川の味が開花した。
ピーナッツは底のあたりに埋もれていたようで、たっぷりと確認でき、食感のアクセントとなる。
――美味い。
失礼ですが、リーズナブルなランチのセットでいただける汁なしタンタンメンとしては、クオリティが高い。
私は辛さの耐性があるほうなので、口の中が痺れるほどの強烈な辛さは感じませんでしたが、
初回は、じんわりとした辛さと独特の芳香に満足。
遠慮がちに味付けの煮たまごを1個と水餃子は3個。紅油をかけてきました。
たまごもしっかり味がしみているし、
HPによると食べ放題の水餃子は
『ディナー営業時の手作り水餃子とは異なるもの』 ということですが、
もっちりとした皮に餡も十分入っていて、(食べ放題だからと言って)残念なものではありません。
誠実で、サービスを大いに喜べる味わいです。
私はあと3個は食べれたな。次回からはそうしよう。
デザートは日替わりで提供されるゼリー。フルフルと柔らかい舌触りで甘みが口に優しい。
会計は入口左手のレジにて。 きっちり880円、CP最強。
気負わぬカジュアルな雰囲気で、気骨のある四川料理がいただける西新宿の人気店。
ランチはもちろんですが、機会があれば夜に再訪してみたいなあ。
天府舫 (テンフファン)
東京都新宿区西新宿7-4-9 盛和ビル 1F
TEL 03-3368-5568
営業時間/11:30~15:00(L.O.14:30) 17:00~23:00(L.O.22:30)
定休日/ 日曜日
※ランチ満足度数、3.7~5.0