「嚐囍煲仔小菜」
次なる冬の味覚を求め、堅尼地城へ。
化学調味料不使用、炭火で炊き上げる煲仔飯が美味しいと評判を博す店であり、
「香港トラムでぶらり女子旅」でも紹介されています。
2015年10月30日をもって閉店ということで訪問を断念していましたが、同年11月15日から
営業を再開するというニュースを聞き訪問リストに再浮上。
行けるときに行っておかないとね。
家賃の高騰により、いつまた閉店ということにもなりかねませんから。
店に到着したのは20時30分を回った頃。ガラス越しに覗くとお客様はいっぱいだけれども
待っている方はいないし、ひょっとしたらイケルかも。
扉を開け、正面からやってきた店のおかみさんに「兩位」と告げた。
(みに:イメージ) これさえ通じればだいじょぶよね~。
(寝太郎) 指も2本たててるからね……。わかるだろ。
チャキチャキとした快活なおかみさんの指示で相席で着座。
テーブルはあちこち水がついているけれどローカルはこんなもの。冇問題!
あれよあれよという間に、皿、箸、レンゲ、小碗、湯呑みが置かれたのでメニューから
料理選びにかかるわけですが
煲仔飯のほかにもおかずがいっぱい紹介されているので迷うなあ。
「我啲睇吓先」
店員さんに待ってもらい作戦会議。
先の店でスープをいただいているから、土鍋ご飯、そして野菜で栄養バランスをとろうかな。
野菜と調理法を選ぶシステム。もちろん、これは指さしでお願いします。
白菜仔、椒絲腐乳HK$50
白菜仔の腐乳炒め。緑鮮やかで見た目麗し、ボリューム凄し。
口にすると、やや水気が多く腐乳独特の風味が薄まっているような感じに思えます。
こんなものなのでしょうか?
この頃には青島啤酒HK$23×2も注文しており、土鍋ご飯の炊き上がりを待っている間に
つまんでいるとお腹が一杯になりそうですよ。
白鱔排骨飯HK$72+加雞蛋HK$5
待つこと20分ほど。
砂鍋のふたは目前でオープン!ふわっとジャスミンライスの香りが立ちのぼります。
今回チョイスしたのは、ウナギとスペアリブ、そこに+HK$5で玉子をつけてもらっています。
輪切りのウナギをのせたものは、日本では(おそらく)味わえませんから。
睇落好好食!
艶やかで立体感のある煲仔飯に見惚れてしまいますが、放置はNG。
サーブ時に中国醤油をベースとする甘辛いタレがセットされるので回しかけ
ガシガシと鍋の内側から、手早く全体に混ぜ合わせます。
ふっくらとしたウナギは小骨に注意、スペアリブは肉もぷりぷりで安定感のある旨さだし
タレの味と共に文句はありません。
そして、後半戦のオコゲも美味し!と言いたいところなのですが……。
(寝太郎) 主観だけど、水分が失われすぎて、煲仔飯に僕の求めるお米の
ふっくら感がないんだよ。それに、まっ黒に焼け焦げたオコゲはカチコチでハードすぎて、苦いよ。
火加減の問題なのか、たまたま残念な状態だったのかは不明ですが、お楽しみの半分が消失。
オコゲ部分は辞退させてもらい食事を終えることにしました(涙)。
煲仔飯の提供は基本18時から。
夕飯の時間帯で多くの種類を選べますから訪問の際はご留意を。
支払いは卓に置かれた伝票を持って、レジにて。
埋單は、1人当たり、HK$86.5 安い!
リベンジは先の長い課題になりますが、また会える日まで、閉店することなく
頑張って欲しいと思うのでありました。
嚐囍煲仔小菜
西環北街25號地下
TEL 852-2819-6190
営業時間 月~日:10:00-15:00, 18:00-23:00