今回の旅でどうしても訪問したい店があった。
それが西環の「永合成馳名煲仔飯」 Wing Hop Sing
「齒來香蛋卷」さんからは徒歩で向かえる距離。
店舗は輔道西(Des Voeux Road West)沿いに面しています。
当店は昼から煲仔飯が食べられるお店。
香港ツウの先輩のブログを拝見し、恋い焦がれておりました。
時刻は13時を回ったところで、中を覗くと客入りも上々。
乾物の入った大きな袋とデリケートな蛋巻をごっそり抱えた私たち。
大荷物で立ち入るとは、初日同様、迷惑な日本人ツーリストでありますが、幸い入口の4人掛け
テーブル席が空いていたので入店が叶いました(もちろん、後に他のお客様と相席になります)。
卓上には、箸、レンゲ、コップ、ウォーターピッチャーが置かれており、メニューも完備。
さっそくお目当ての煲仔飯を選びます。
openriceによると、窩蛋牛肉飯の人気が高いようだけれど、これはあっさり切り捨て。
肉片飯HK$60加煎蛋HK$7
数ある煲仔飯の中から選んだのは肉片飯。
肉片飯は薄切り肉とモヤシの煲仔飯、そこに+HK$7で両面を焼いた目玉焼きを
のせてもらっています。
オレがオレがと自己主張の強い煲仔飯とはひと味違い、派手さはないが、こなれていて、
いぶし銀のように自然体な美がある。
砂鍋での提供。卓に置かれた瞬間、喜びで椅子から尻が浮きましたよ。
(レンタロー) うめそう!管理人、はよ、かん回して。お醤油タレかけて欲しいだ。
卓上のタレを好みの分量かけて、全体に混ぜ合わせる。
サーブ時に取り碗ももらえたから安心だ~。
(寝太郎) うんめー!昨晩、僕が煲仔飯に求めたのはこれ、
このお米のふっくら感なんだよ。
肉の旨味にモヤシのシャキシャキ感、そしてタレの染みたご飯との一体感が素晴らしく
まさに恍惚感に浸る美味さだ。そして煲仔飯の嬉しい副産物、鍋に張り付いたオコゲは
程よい硬さでぱりッと仕上がり、こんがり焼けたような香ばしさが口いっぱいに広がった。
火加減ともに申し分なく、満点煲仔飯だったと言えましょう。
鹹魚蒸肉餅HK$65
小菜類からのチョイスは鹹魚(ハムユイ)のせ蒸しハンバーグ。
煲仔飯のおかずにもなるし、香港で肉餅を食べるという自身の課題もクリアだわ。
ハムユイの上には針生姜。
蒸し加減上々、ハムユイの風味が生きてるし、この塩加減もたまらん。おいしー。
そうそう、当店では啤酒は置いてないんですって。
(寝太郎) くー、これでビールが飲みたいよお。
そんな我儘な寝太郎さんの要望に応えるべく打包を申し出た。
ホテルに戻ったら、ビールとともに残りをいただこう。
外賣歓迎。食べもの、飲み物の容器代としてHK$1。
これは煲仔飯を出すお店ならではでしょうが、煲仔飯の持ち帰りにはデポジットとしてHK$20、
返却の際には洗って返してくださいね。と書かれています。
つまり砂鍋の原価はHK$20より下であることが推測。
また、当店は1人最低消費額HK$40で、と記されてます。
容器をいただいたので、自分で移します(蓋もありますよ)。
支払いは卓に置かれた伝票を持って、レジにて。
埋單は、1人当たり、HK$66.5 安い!美味い!このお店はいい!
私たちが退店後もお客様は続々と入っていくし、安定した人気を感じました。
当店のお陰で煲仔飯ストレスも解消できたし、まずは、めでたしめでたし。
永合成馳名煲仔飯 Wing Hop Sing
西環輔道西360號地舖
TEL 852-2850-5723
営業時間 月~日:07:00-16:00
「食いしん坊猫 ~私の大切な香港のお気に入りたち~」作者、あんころりぃ~ん♪さんから。