囲炉裏に行灯…今はありませんがね。
「童話祭」で子どもたちの「昔語り」を聞く機会に恵まれました。「昔あっだけど…」で始まり、身近な猫やカエルが登場するお話、嫁姑、小僧と和尚さんetc.ちょっとした生活の教訓なんかが織り交ぜられていて、大人たちもクスリと笑ってしまいます。(普段は共通語の子どもたちの語りが、洗練?された方言であることがまた面白い^^;)
地域の方々が伝承された「昔話」を伝え、子や孫たちが披露する姿に目を細める…ほのぼのとした光景でありますが、孫の居ない『オジサン』たちの昔語りは、理屈っぽく、手柄話になりやすい。「昔は良かった。」なんてお話は、若い衆は聞きたくもないだろうになどと、我が日常に思いを至らせるのであります^^;
さて、小さな猫と大きな猫が、おにぎりを分け合う話がありました。裁判官のお猿さんが、大きさを調整している内に、全部食べちゃったという結びでありますが、何故か今の世の中にも通じるような気がしましてね…消費税増税分は高齢者対策に…いやいや、子育て対策に…元々分け合うべきひとつのおにぎりを、パクリと食べちゃうのは誰?なんてね。