峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

since 2005

見限る

2009年05月20日 | 暮らし
昨夜、ソーシャルベンチャーのことを書いている最中、漢検の前理事長親子が逮捕されたというニュースがテレビから流れてきた。
どれだけ金儲けすれば気が済むのだろうかというぐらいの、すさまじいほどの金に対する執着ぶりではないか。

漢検は財団法人である。財団法人というのは公益事業を目的とする財団で、漢検は文科省の許可を得て法人となっているはずだ。
文科省のお墨付きを得、せっせと金儲けに励んだ。
彼らは、本当に漢字を愛していたのだろうか。

若者よ、新しい人たちよ、古い人たちを見限れ。

61,6-17,6
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ソーシャルベンチャー

2009年05月19日 | 暮らし
最近、ソーシャルベンチャー、あるいはソーシャルイノベーションと呼ばれる概念があることを知った。
既存の企業や国・自治体では上手く解決できない社会的な課題の解決に事業的手法で取り組もうとする活動を指す。

支援と営利を両立させようとする取り組みといった方がイメージが湧きやすいだろうか。
もっと、くだけた言い方をすると、金儲けが目的ではなく、仕事そのものが誰かのためになるよう働き方をしたいということだろう。

既存の企業が利益を目的とし、仕事をその手段にしているのに対して、彼らは社会問題の解決を目的とし、事業的手法を解決のための手段としている。

20代・30代の若者を中心に起業する動きが広がっているというが、そうでなくっちゃいけない。ねっ、若者よ!

61,5-17,4
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

くーちゃん

2009年05月18日 | 家族
NHK大河ドラマ「天地人」の原作者・火坂雅志さんは、作家になって20年間、売れなかったそうだ。明日、どうやって食べようかというような生活が続いた。
その間、ほとんど笑わなかった。いや、笑えなかった。

それでも執筆活動をやめようと思ったことは1度もないという。その理由を問われ「歴史小説が好きだったから」と彼はさらりと、嬉しそうに答えた。

やがて、売れるようになった。だが、売れることで忙しくなり、再び笑えなくなった。
そんな頃、チワワ犬の「くーちゃん」がやってきた。くーちゃんと目が合うと自然に笑みが漏れた。
火坂さんは、くーちゃんが来て、再び笑えるようになった。

我が家にも「くーちゃん」と呼ばれる人がいる。くーちゃんがいると楽しい。笑みが漏れる。

62,5-17,8
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キューポラのある街

2009年05月17日 | 暮らし
NHK放送の小さな旅「空高くキューポラ・埼玉県川口市」を見た。

川口市は、古くから鋳物【いもの】の街として知られ、吉永小百合さん主演の映画「キューポラのある町」の舞台にもなった。
現在の川口市は、鋳物工場の移転や廃業に伴い、鉄を溶かす炉・キューポラの姿も減少し、代わって高層マンションが林立しているという。

番組は、昔ながらの鋳物の街の心意気を伝える人たちを訪ねる。
しみじみと感じることのある内容だったが、その中でも、鋳物工業の浮き沈みを長年見てきた町工場の社長の「人を泣かせてまで儲けようとは思っていない」という言葉が心に響いた。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

レモンとミツバチ

2009年05月16日 | 暮らし
裏庭のレモンの木が白い小花を無数に咲かせている。見ると、2匹のミツバチが花から花へと移り、せっせと蜜を集めている。
レモンは、ミツバチに蜜を与える代わりに、ミツバチに受精を手伝ってもらっている。

「命は 自分自身で完結できないように つくられているらしい」
「生命はすべて そのなかに欠如【けつじょ】を抱き それを他者から満たしてもらうのだ」とは詩人・吉野弘の言葉だ。

そういえば、ミツバチの数が減っていると、いつかテレビが伝えていた。ミツバチだって、こんな世の中は生き難いのだろう。
ミツバチが減少すれば、レモンの受精の機会も減る。命が弱くなっている。

きょうは午後4時頃から、地域デイサービスの案内でご高齢者のお宅を一軒一軒訪ねた。それぞれの方とそれぞれの話がある。一通り回って帰宅すると午後7時半になっていた。

62,0㎏ー18,2%
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新しい風を

2009年05月15日 | 暮らし
鳩山氏も岡田氏も「挙党態勢」…討論会も街頭演説も違いは?(読売新聞) - goo ニュース

小沢さんが代表のままでは総選挙に勝てない。また小沢さん抜きでも総選挙に勝てない。民主党の大いなるジレンマだ。
ただ、小沢さんに頼っている以上、民主党は自民党的なものから脱却できない。

いずれにしろ、小沢さんが代表から退いたことで麻生政権は、たちどころに追い込まれることになるだろう。
皮肉なことに、麻生政権を支えたのは小沢代表だった。それは、小沢さんがだれよりも自民党的な体質の政治家だからだ。多くの庶民は、いいかげん自民党的なものにうんざりしている。

小沢さんの佇【たたず】まいは、麻生さんや、鴻池さんのそれと同じだ。鳩山さんや岡田さんのそれとは明らかに異なる。

62,5㎏ー17,9%
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

敵は己の中に

2009年05月14日 | 民生児童委員
昨日は町の民生児童委員の定例会に出席した。
担当区域内で住民の相談に応じたり、必要に応じて支援を行ったりするのが民生児童委員の主な仕事だ。基本的には個人の活動だ。

個人の日常的な活動とは別に、民生児童委員協議会という組織として行う活動がある。
私も他の委員と一緒に、いくつかの活動に参加してきたが、このところ、その活動に疑問を覚えている。

変えなければならないものがある。それが、とてつもなく巨大で分厚い壁だということをいやというほど知っている。
虚しさや、あきらめの気持ちが頭をもたげる。それらと必死に戦う。

いつだって、敵は自分自身の中にいる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

漫画好き

2009年05月13日 | 暮らし
麻生首相が任命責任を否定 「鴻池氏辞任は健康上の理由」(共同通信) - goo ニュース

報道によると、鴻池氏は4月下旬、国会議員に与えられるJRの無料パスを使い女性と私的な旅行をしたとされる。
時あたかも、政府が新型インフルエンザ対策に取り組んでいる最中ではなかったか。

麻生首相は今夕の記者会見で、鴻池氏はインフルエンザの担当大臣ではないから彼が官邸に詰めている必要はなかった旨語っていたが、内閣官房副長官という職はそんなに軽かったか。
お2人は古くからのお友達だそうだが、仲のいいお友達同士で日本の総理大臣と内閣官房副長官という重職に就いておられる。

これから夕食をいただくのだが、開いた口がふさがらないで困っている。

62,4㎏ー18,8%
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

命が何をさせたがっているか

2009年05月12日 | 家族
母の日に、くるみさんが女房どのに宛てて書いた手紙が昨日届いた。
それを私も読ませてもらった。

そこには、自らの命の命じるままに生きていこうとする若者の気持ちが、実に率直に綴【つづ】られていた。

彼女の命が彼女に何をさせようとしているのかを、くるみさんは分かっている。
「今、私は楽しく勉強しています。それは環境のおかげだと思います。家族、友達、先生たち、私に関わる全ての人に感謝しています」
だから、このような境地にある。

高校生らしい、母の日の贈り物だった。

62,2㎏ー17,3%
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

母の日に

2009年05月11日 | 家族
午後、宅急便の運転手さんが大きな段ボール箱を届けてくれた。
研二くん・絵理子さん夫婦からだ。
「絵理子さんからだよ。大きいよ」と女房どのに声をかけると、待ってましたとばかりに「届いたね」と玄関まで出てきた。

絵理子さんは就職してから後、母の日には欠かさず花を贈ってくれている。
それにしても、今年の段ボール箱はいつもの倍はある。女房どのが早速、箱を開けると、美しい純白の胡蝶蘭【こちょうらん】が出てきた。


夕方、今度は女房どのが用意してくれていたバラやカスミソウの入った花かごと、電子レンジで簡単に一人前のご飯が炊ける有田焼の茶碗を持って、母の家を訪ねた。
女房どのも毎年、母の日に母へのプレゼントを欠かさない。私が忙しくて時間がとれない時は、1人で届けてくれている。
有り難いことだ。

相変わらず多忙ながら、1人で好きなことをやって暮らしている母の家の座敷の真ん中に、つい先日まではなかったベッドがでんと据えられていた。
訊いてみると、ベッドかと思った代物はマッサージ台だった。
「自分へのご褒美にね」などと、母はどこかで聞いたようなことを言い「やってみて」と勧めた。

ベッドに仰向けに寝ると、両方のふくらはぎ部分に何やら取り付けられた。間もなくスイッチが入る。ふくらはぎから太もも、でん部、さらに腰から背中、首筋へと微妙に不規則な動きの波が押し寄せてくる。

1人いい気持ちでマッサージ器具に身を任せている私を置いて、母と女房どのは食堂へ行き、お茶の用意を始めているようだ。母のマシンガントークを女房どのが「はい」とか「へぇー」とか言いながら聞いていた。

62,4-18,6
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする