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 震災の日に思う

2018-03-11 23:49:33 | 日記
 東日本大震災から7年。TVでも追悼や復興関連の番組が多かったようです。宮城のサッカー関連のお友達の中には、まだ仮設住宅におられる方もいます。春の山菜採りや魚釣りもまだ躊躇われると福島の方は言います。なんでもない暮らしがもどっていません。子供たちは、津波などのあまりのショックでその前の記憶がなくなってしまっていると言います。母親は、家屋などがないよりもその記憶がないということが悲しいと言います。思い出の写真もないので、震災前の記憶は完全に消されてしまうのではないかと。

 人間の身体は不思議なことが起こるようです。お友達はご主人にいつも怒鳴られていて、食卓ではご主人が右側に座るので、右の耳がよく聞こえないと言います。信頼していない歯医者さんで麻酔が効かなかったと言う人もいます。精神が身体に与える影響は、科学では説明できないようです。

 春らしい陽射しの中で、家の掃除をしてから、きものを出して着てみました。なんと平和なのでしょうか。普段着ていないので時間がかかります。30年以上前に教えていたときは、10分で着ていました。忘れていたことを一つ一つ思い出しながら、着てみました。3回目に上手に出来ました。

 思えば、女の厄年33歳から35まではたいへんなときでした。病気、入院手術、退職、独立、友達の借金を背負い、昼夜働きました。それでも、着付けは続けていました。だから、いまきものを着ることができることは、このうえもなくうれしいことです。いつか身につけたことは世に出ることもあるのですね。

 

 
コメント
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