昨日、しだれ桜の写真が届いた。実にみごとな桜だった。しだれ桜が好きな私はうれしかった。しだれ櫻は下を向いて咲いて、なにか自由な気がする。写真の桜のように思い切り心を伸ばせたらと思う。街を歩くと、いまは植物のいのちの息吹を感じる。狭い家のベランダでも一日一日、くぼみが葉が伸びている。どんなに小さないのちも大切に思える。
3月は「終わり」の季節。NHKのあさドラももうすぐ終わる。可もなく不可もなく朝にはいいドラマだが、学芸会みたいだと思ってみていた。息子よりも若い年をとらない主人公がうらやましくも思った。年配になって、顔は老けてはいないが雰囲気はよくなった。「女」という部分は演じきれず、若いときと年配は案外演じられるのかもしれない。
でも、この「わろてんか」は終わりに近づき、全体を通すと、「笑い」というものが、人生でいつでも大切なことを教えてくれた。そういう意味で葵さんの役は良かったのではないだろうか。いわゆる美人とはいえないが、あの真ん丸い笑顔はいいなぁ と思う。私も笑顔でいたいと思う。なにもできなくても、幸せに笑って生きていくことが、安心してもらえるのかな と思う。そうしていたら、栞さんのような人に支えてもらえるかなぁ。どうぞ、わろてんか!