雨で寒い日。美容院を替えて髪を染めに行く。なんとも時間にルーズな美容院だったので、新しいところに変更した。美容院を替えるのは勇気が少しいる。今日は当たりだった。お茶できものを着る機会があるので、オレンジの髪ではどうも雰囲気がよくない。もはや行くところのないバーのママみたいだ。オレンジ色からよく言えば「からすの濡れ羽色」。トリートメントで艶々しているので自分でもおかしい。別人のようだ。パソコンの前で疲れているであろう人に「年をとったこけしみたい」とメールをした。(笑うなかれ)と書いたが、きっと想像して笑っていただろう。年はとっているがかわいい ということで。
そんな日に1通の手紙が届いた。きれいな女性の字の宛名書き。裏を見ると、6年前に中学受験を指導した女の子からだ。大学に合格したという連絡だった。6年生のときに約10ヶ月くらい勉強をみた。母子家庭で反抗期だったので、学力以上に精神的に受験までもっていけるかが問題だった。
小学生の子供に指導、子ども扱いはしなかった。両親の離婚に関しても、いつかわかるかもしれないと、大人と同じように話をした。子供にはそれがうれしかったらしい。悪戦苦闘したが、第一志望校に合格した。
あれから6年。彼女からは2年くらいは年賀状がきていた。お母さまには「いのち」を配信していた。でも、彼女が知らせてくれるなんて!年とをとったこけしは泣いていた。彼女の心に何が残ったのだろうか。ただ、純粋に喜びを分かち合った。
そんな日に1通の手紙が届いた。きれいな女性の字の宛名書き。裏を見ると、6年前に中学受験を指導した女の子からだ。大学に合格したという連絡だった。6年生のときに約10ヶ月くらい勉強をみた。母子家庭で反抗期だったので、学力以上に精神的に受験までもっていけるかが問題だった。
小学生の子供に指導、子ども扱いはしなかった。両親の離婚に関しても、いつかわかるかもしれないと、大人と同じように話をした。子供にはそれがうれしかったらしい。悪戦苦闘したが、第一志望校に合格した。
あれから6年。彼女からは2年くらいは年賀状がきていた。お母さまには「いのち」を配信していた。でも、彼女が知らせてくれるなんて!年とをとったこけしは泣いていた。彼女の心に何が残ったのだろうか。ただ、純粋に喜びを分かち合った。