夕方の風が心地よい。散歩に出たくなる。なんとなく昨夜からすっきりしない。こんなときはすこしじっとしているほうがよさそうだ。TVでも防災対策を紹介しているので、少しずつ揃えてはいるが、整理がつかない。「どこへ置いておこう?」時々家を眺めては、瓦は間違いなく飛ぶだろう、玄関の戸は風で割れるのではないか、など考える。私らしくなく用心をしている。
先日の大会では、温泉のある宿泊施設にあるチーム(ある人から)からご招待を受けていた。毎年なのだが、昨年は風邪気味で咳が出るので同じ部屋の方に迷惑がかかるからとお断りをした。それを1年間文句を言われた。今年はお付き合いもあるのでお願いすることにした。でも、会場から車で行く遠い場所なので、取材に影響がでる。そのチームの面倒を見ている女性が同室なのだが、チームの選手の奥さんが2組子どもを連れてきたので、その人たちと一緒かおじいさま2人と一緒の部屋だ と言う。若いお母さんと子ども達よりおじいさまのほうがいいと彼女は決めました という。えっ!
即答はせず、まずホテルの部屋の確保。いつもご一緒するチームにお願いした。わけを話すと「そりゃ、セクハラだな」との声も。ご招待でもダメはダメ。おじいさまでもダメはダメ。まちこさんを知らないのね、だった。好意のある人とでなければ、ホイホイと食事にも行かない。その一線は超固い。ましておじいさまで同じ部屋なんてとんでもない。
きちんと手土産を持参して丁重にお断りした。もうこれでお誘いはこないだろう。ひとりの支援者を失うがそれでいいと思う。ばれなきゃいいだろうなんていうことはない。これは不思議と伝わるのだ。(恐いことに)この年でも、どうも固くていけないが、これが私の生き方だから。