午後3時を過ぎたころから雨が降り出した。暗くならないうちにとクリーニング屋さんへ出かけると、肌寒い。薄い長そでを羽織りたい。クリーニングに出しておいた浴衣が返ってきた。この涼しさで着てみたくなる。ここから12月の上旬まではこの地はいい気候になる。
夜中に不思議な音を聞いた(寝ぼけていたのかもしれないが)カサカサというなにかが崩れるような音だった。3回ほどしたので、寝ぼけていたのではないと思うが、何の音かわからない。こんな時は、母が訪ねてきたのだ ということにする。弟が帰国できないので、母を土に還ることが出来ずにいる。でも、生前はあまり一緒にいられなかったから、しばらくはそばにいてほしいと思う。
掛布団からはみ出していた足が冷たくて目が覚めた。秋の空気だった。午前中はパソコンに向かう。飽きてきてネットに出てきた心理テストをしてみる。臨床心理士が作っているので10問中8問はなるほどと当たっている と思う。今日は「今、あなたを必要としている人はだれでしょうか?」だった。図が何に見えるかで判断する。(4択)
答えは「家族」だった。家族は弟しかないし、弟が必要をしているとは思えない。そして、家族は私に何かであってほしいではなく、元気で毎日過ごしていてくれればいい だった。はっ!と気が付いた。同じ言葉を思い出した。元気でさえいればいいのだ。そうだ、「疑似家族だ」そう思ったら、もろもろのお断りができる気がした。そして、その第一歩を踏み出せた。最低限の義務だけは残して、元気だけを大事にしていこうと。
昨日の夕日です。