あれはドラマ「夢千代日記」の初めのナレーションでしたでしょうか。「今日もまた雪になりました」という吉永小百合さんの声で始まりました。山陰の温泉町のドラマでした。ブログでも何回か書いている宮本輝の小説も日本海側の富山が舞台でした。もし私がこの地に越してきていなかったら情景を頭に描きにくかったと思います。本当に「今日もまた雪でした」です。
今日はそれでも陶芸教室があるので、出かけることができました。時間をかけても2つの作品の一つは出来上がりません。(小さいものなのですが)それでもできない故に、さまざまな技術を教えていただくことができます。四角の器は作ることがとても難しいです。でも、先生は気にらないところはやり直せる範囲で作り直しましょうとおっしゃいます。当分四角に挑戦ですというといろいろな形を作ると四角もわかりますよと言われます。芸術家らしい柔軟な言葉に救われています。
明日からは工芸教室の2階で山形の織の展示会があります。ちょっと覗いてみました。2階の部屋は初めてで、部屋の窓から降り続くぼたん雪とお寺の屋根が見えます。そこにかかっている暖簾?越しにみえる景色が何とも言えません。
温かみのある夢のある部屋でした。黄色の陶器が春を表しているようでした。織の展示場には大きな竹でできた繭を表す飾りがありました。そこにあったのは「いのち」でした。そんな空間を楽しみました。
今日はオーナーのMさんとお話しできました。「ちょっとでもみなさんがほっとできる場所を作ることがでいたらという思いで20年やっているんですよ」と。
いつでも自由にお手伝いに行けるようになりました。私は実現できなかったけれども、お手伝いができるようになりました。春が来るようです。