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一期一会のよろこび

2022-02-13 18:26:40 | 日記

買い物に出ると手袋をしていても手がかじかんできます。寒い日曜日、町は閑散としています。コロナと寒さとでこれでご商売は大丈夫なのでしょうか。日曜日でもお店を閉めている商店が多いです。春になれば・・・。長浜の曳山祭りのポスターが張り出されました。4月中旬です。今年はどうなるのでしょうか。

久しぶりにお茶を点てました。袱紗をさばくと心が落ち着いてきます。お薄なのでお干菓子が欲しいのですが、長浜の和菓子屋さんでは見かけません。今日は干菓子があった老舗でお尋ねすると、「これは京都からお正月に仕入れたもので、ここでは作りませんね」でした。お茶の先生たちもお茶会のお干菓子は京都で求めているようです。関東ですとスーパーでも二種類ぐらいはお干菓子がありましたのに。湿度が高いからでしょうか。

歴史小説を読んでいると茶の湯は信長の時代あたりから、本来の茶道から権力を示すものになってしまったようです。金の茶室がどうして「わび、さび」世界なのかと思うのです。今日は家にあった花を飾り、器は自分で作ったもの、お菓子も鶯餅でした。でも、そこにささやかな春の世界を作ることができました。

通いでした工芸教室の主事が1回目の授業が終わるのを待っていて下さって、一期一会と書かれた手作りの封筒を渡してくださいました。中にはマスクが入っていて、「いい出会いになりましたね」と言ってくださいました。彼女はお茶の先生でもあります。「一期一会」はすてきな言葉ですね。そういう出逢いが私の人生にあったことをとてもうれしく思っています。そういう出逢いはおそらく「遠慮」のいらない出逢いのような気もします。何も構えることなくごく自然にその出逢いを楽しむことのように思います。「雪が心配でお電話しようか迷ったのですが」と話しますと、「遠慮など不要ですよ、いつもお電話ください」でした。

あなたとの出逢いも「一期一会」と大切にしたいと思います。

コメント
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