昨夜は雨が降っていました。雪に変わらないことを祈りながら、本を読んでいました。年末から本の世界に入ると心が落ち着きます。
年末と年始はどうしても自分の生き方を顧みたり、この先のことを考えたりするときのようです。顧みると愚かな自分しか出てきません。いまさら考えても仕方ないことですが、なんとも浅はかな生き方でした。この駄目人生をどう括るか?最後まで自分らしく生きられればと思うのですが、それはやはりおまぬけな生き方のようにも思います。こころの隅の方で「もっとずるく、利口に生きればいいのに」と言っている悪魔がいます。この悪魔に惑わされずに生きてきたら、何もない貧しい私になりました。
ネットを見ていると「自分の死ぬこととどう向かい合えばいいのか?」という問いに対して、禅僧の藤田一照さんが書いていました。死を恐れずに最期まで生きていくには、愉快に自分のやりたいことを本気でやり続ければいいと。死とは関係ないことですが、箱根駅伝で青学の走者が苦しい中でも笑顔で走っていたことを思い出しました。自分の中でどうしても捨てられないことを本気ですれば、愉快で楽しくなるのでしょうか。
ひとは笑うかもしれないけれど、ずっと自分が大事にしてきた生き方に本気でコミットする最後のチャンスかもしれません。ひとりはきびしいけれど、それができるのはしあわせかもしれません。できることなら、原監督のように後ろから声をかけてくれればいいのですが。まぁ、ひとりはひとり、本気でラストランです。(冬の薔薇が好きです)