令和6年能登半島地震から3週間が経ちました。長浜からでしたら、決して遠いところではありません。他人事とは思えず、TVのニュースを見ています。地震当初よりもその風景が、崩壊されたという感じでつらいですね。木造家屋の崩れてしまった姿は、東北や熊本以上にひどい感じもします。明日からは寒波で雪になります。備えろと言っても、どうしろというのでしょう・・・。ああ、我がぼろ長屋も一変につぶれてしまうでしょう。2階にはいますが、どちらのほうにつぶれるやら。家はともかくとして大事な思い出のものがなくなるのはつらいですね。山田太一さんの「岸辺のアルバム」を思い出します。
いま、シニアサッカーで、70歳でも80歳でも、その人の大学時代や30代の栄光が記事になります。80になって、サッカーをしているだけでいいのに・・・。インタビューは過去に活躍した選手になります。そうかと思うと、どこどこ大会で優勝という経験がいつまでも記念品になっています。もちろん、このようなお話はシニアサッカーだけではありませんね。まぁ、それはそれでいいとしても(?)、その甘美な思い出が忘れられなくて、いつもでもそれにこだわって道を忘れることもあるようです。過去の栄光には謙虚であれと思うのですが。そっと自分の胸に留めておけばいいのに・・・。えっ!そんな方でしたの!などというのが素敵だと思うのです。
「なにもない、あっても人に伝えられない」が私です。このごろはその「空」の状態が好きです。何もないのが今の私。なんてちょっと気障かしら。