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あなたに「ぬくもり」を届けたくてブログをつくっています

スカーレット(緋色)

2019-12-20 20:17:25 | 日記

夕方、陶芸から帰宅するとへとへとになっていた。1時から3時までの制作授業だが、昨日のサッカーの練習よりも疲れた。制作は小さなカップなので力はいらない。今日は先週の作品を削り上げる。底の台を削り出し、側面を滑らかにしていく。おそらく疲れるのは、集中力が必要だからだろう。TVドラマのように簡単にはできない。削る道具とカップとの角度、ろくろの(手動)回し方、自分で感覚を覚えるしかない。

実在のスカーレットのモデルの女性の神山清子さんの写真を先性が雑誌で見せてくれた。「ほら、その辺ですれ違ってもわからない人でしょ」と。確かに、普通のおばさまだ。スカーレット色も見せてくださった。しょう薬を施さずそのまま薪を燃料とする窯で焼いた土の色だという。朱色と赤の間のような色だ(緋色)。いっぺんで好きになった。火を入れたら、薪をくべながら焼き上がりを待つ。その情熱のような色だ。

陶芸をやりたいたいと言って実際にやりだす人は100人に1人くらいだと先生は言う。やりだして思う。独特の世界かもしれない。自己の中心に深く深くなにかを削り絞り込んでいく。非常にストリックな世界かもしれない。なにかの研究と似ているかもしれない。自分のみているものへ(仮説を立ているものへ)完璧にNOを消していくような。

あの緋色が出してみたい。志村ふくみさんが言われたように「朱を通らなければ、朱を描けない」その情熱の色を描き出してみたい。さて、あと何年かかるのだろうか。楽しみだ。

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はじめて

2019-12-19 18:07:29 | 日記

朝ドラも見ないで滋賀県のサッカー仲間の練習会に出かけた。(朝ドラはいいシーンからだったのに)初めてのキスはいつだったか?覚えていますか。朝ドラも昭和のお話、キスしたら結婚する というような時代だ。おいそれとするものではなかった。(笑い)私は覚えていない、いつ、だれとしたかは。目の前5センチくらいのところに顔が来たことは覚えている。でも、それは皆のいる前で冗談のようにだった。(冗談な気持ちではなかったのかもしれない)あとは、だれかとキスをしたとしても、記憶にはない。

滋賀に来て初めてボールを蹴った。練習会に靴は持っていったが年末のご挨拶 ということで出かけた。さあ、やりましょう!とミニゲームが始まる。立っているだけでいいから と皆さんに練習に入らされる。これは逃げられないと観念した。段々、やる気になるのが「お祭りおんな」の性。まだまだ、走れそうだ。でも、圧迫骨折の網膜剥離をしているので、かなり用心した。いくら70歳くらいだとは言え、こわいこわい!

「古矢さんといると元気が出るんだよ」と病気であまり動けない人が話してくれたことがある。それも自分のできることと思うようになった。最近は、特に男女を問わず「話を聞いて」が増えてきた。特に深刻な話ではないが、話したいらしい。あほのように空っぽの人間になったからだろうか。批判もないからだろうか。

滋賀の皆さんはよろこんでくださったという。こんなおばあさんでもボールを蹴るだけで喜んでもらえるなんて!うれしいではないか。どんな小さなことでも人を明るくすることができるなんて!神様はすてきなものを私にお与えくださった。初めてピッチでボールを蹴って、初めて素直に喜んでいる。あなたに伝わりましたか?

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不安をたのしむ

2019-12-18 19:57:30 | 日記

2日間、東京やらでのんびりしたせいで、今日は朝から忙しい。まだまだ終わらない。この後はサッカーが始まる。(今日はいいか)クリスマスカードをサッカー仲間やお友達に送っているが、手作りなのでかなりきついものがある。ああ、今年も仕事をしたなぁ。それが終わると焼き菓子つくり。これもやはり予想よりも多い。これが終わらないと、義理が済まない。でも、小麦粉をこねるのは、陶芸のようで面白い。ああ、これをしていたので、うまく土を棒状にできたんだなぁ と思った。お菓子つくりも15年を越える。なんでもやってみるものだ。

あさドラの会話がなかなかいいなぁ と思う。陶芸の先生も同じようなことを言っていた。物を作るということは、それを見て(食べて)喜んでくれる人の笑顔を想像しながら作ることだろう。だから、細かいところも丁寧になる。手を抜けば、焼きあがると正直に出てくる。初めて作るときには、どうなるか不安だ。「不安を楽しみながら、焼き上がりを待つ」だっただろうか、今朝の朝ドラの言葉は。

「不安を楽しむ」か。「不安」は悪いものだと思うのがいけない気がした。「寂しくてはいけないかい?」という神父さんのことば。そうだよね、今の世の中、「不安」がないわけがない。でも、そこからは何も生まれない。その時になったら考えればいい。「不安」でばかりみていると「不安」のほうへいってしまう。だから「楽しい」ことを考えよう。3年後、5年後の夢でも見ようか。(生きているかどうかわからないなんて考えずに)

同じ方向を見て(人のためになることのために生きる)歩いていけばいいのではないだろうか。どこかで糸がつながっているようだ。小麦粉が陶芸の土につながることもあるのだから。思わぬことが思わぬことにつながるかもれない。なんでも楽しんでみよう。

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あいとは どうすることもできないもの

2019-12-17 20:02:31 | 日記

用が足りたのかどうか?ではあるが、無事に帰宅した。家に帰ったら、熱いお茶とおみそ汁が飲みたい。「うちはええなぁ」そう思う。植木も無事だった。今回は新しいパソコンを持っていった。重いけどやはり便利だ。原稿も少し打てたし、ブログやメールも楽だった。そして、「冬ソナ」の20話まで見終わった。満足し安心し確信した。

「あいとはその想いの深さや努力で報いられるものでは無い。また、報いを求めてはいけない。それまでの生きていく目標であったことで、報われたと思うことだろう」この言葉は中学2年の時の担任が、教えてくれた言葉だ。担任は数学の教師で、32歳ぐらいだっただろうか。ご結婚をされたばかりだった。その想いがいかに深くても、報いられないということもあることを「冬ソナ」を見ながら感じた。

「あい」とは説明のつくものではない。「あの人のどこが好きなの?」と言われても、答えることはできない。冬ソナの中では、ユジンさんとチュンさんは、異母兄妹ではなかったが、もしそうだとしても知らずに魅かれていったであろうし、そのことで想いを断ち切ることはできなかっただろう。あいとは、こうこうだからこうではいけない とかこうである とかで揺らぐものでもない。そんなことを登場人物の一人一人が示してくれた。だから、あいはかなしくてさびしいもの。

家は予想したよりも暖かかった。借家ではあるが、古い木のぬくもりと土壁のある家はいい。2階に昇れるまではここにいた と思った。

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時 くすり、人 くすり

2019-12-16 17:33:46 | 日記

朝日が差してきた。うん?方向が違う・・・。そうだ、ここは平塚のホテルだ。一気に寝たようだ。暖かいせいかよく眠れた。今日は歯医者さんだ。気が重い。検査結果から治療が入ると今日も明日もどこへも行けないだろう。もう、15年以上のお付き合いだ。何度も歯磨きを注意されて、やっと現状維持をできるようになった。予防歯科なので、歯はできるだけ抜かない。前回よりも少しいいところもあり、少し欠けた前歯を埋めただけですんだ。それでも、5分間注意事項を話された。ああ、1年近く注意して磨いたことはあった。

歯医者さんは、前住んでいた大磯町のはずれにある。大磯駅まで15分強だが、歩いて帰ることにした。都内の教会へクリスマスグッズを買いに行く予定だったが、中止して大磯の散歩をすることにした。懐かしい街だ。よく海岸を散歩して、心を癒した。通勤は1時間強かかったが、20坪の庭つくりと静かな街の散歩は楽しみだった。海岸で流木や石を拾ってきた。植木も少しずつ増やした。駅に近いマンションだったので、お友達や教え子も遊びに来た。ただ、ずっと大磯に住んでいる人の「大磯プライド」があり、なかなか馴染めないところだった。それでも、母と短い間だったが、一緒に住めたので懐かしい思い出がある。

大磯を離れて10年以上経つ。町自体はあまり変わっていないが、自然は破壊されている。(台風の影響もあったのだろうが)自由に歩けた「こゆるぎの道」も通れないところが多い。松林も荒れているか切り倒されている。今日は出かけないのでお金も浮いたので、前からあるとんかつ屋さんで食べたかった「エビフライ」をランチにした。(ぜいたく)メニュにあるからいいと思うが、やはりとんかつを食べてほしいらしい。(そうだよね)ここから海が見える。キラキラ、キラキラきれいだ。いいんだ、私は土日も働いたんだから、もう休んでも とまた言い聞かす。

薄皮をはがすようによくなる と傷のことをいうが、心の傷もそうだろう。やはり、「時、くすり」「人、くすり」だ。

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