ロッコさんの散歩

街を歩く。近くの山に登る。店に入って安くておいしいものを食べる。掘り出し物を見つける。それが散歩の醍醐味。

甲斐駒ヶ岳 頂上へ

2012年08月18日 | 山旅

朝起きると日差しはないが雨は止んでいる。予定通り広河原から北沢峠への一番バスに乗ることにする。バスセンターの前は土曜日ということもあって、甲府方面から何台もバスが着き、人で溢れている。北沢峠へのバスも何台も増便される。

この広河原と北沢峠の連絡バスは何度乗っても落ち着かない。山を削り取って付けられた道の片側は山肌がむき出しのところ、ネットを張ったところ、コンクリートで固めたところと様々だが、いつ崩れたり落石があってもおかしくないところばかりなので、ずっと窓から上を見上げてしまう。コンクリートで固めたから安心というわけではなく、経年劣化でコンクリートが剥離しているところもあるので油断ができない。

30分ほどで北沢峠に到着。ここから仙水小屋まで30分ほど上りここに大急ぎでテントを張り、大きな荷物はテントに放り込み、0830時ナップサックだけで甲斐駒ヶ岳に向かう。今日も午後からは雷雨の予報が出ているので、スタートが遅いのが気ぜわしい。

30分ほどで仙水峠に出るが、甲斐駒の頂上はガスで見えない

 

駒津峰までは登り一方だが、ここからは少し下ったりしながら稜線を登っていく

 

甲斐駒ヶ岳は頂上付近が白い花崗岩でできていて、遠くから見てもその白さですぐにわかる特徴的な山容をしている。頂上直下、その花崗岩のざれた斜面を登っていく

 

ガスの中、わずかに頂上が見えてきた

 

1200時前頂上着

 

眺望もなし、すでにこの頃遠雷が聞こえ始めたのでとても弁当など食べる気にはならない。写真だけ撮ってすぐに下山にかかる。稜線での雷だけはどうしても避けたい。荷が軽いので走れるところは走って下りていくが、駒津峰の手前であっという間に雨が降りだし、雷も大きくなってきて、かなり近いところで2発鳴って肝を冷やす。

泥水が流れる登山道をとにかく下へ下へと駆け下りる。途中2度ほど転んだが、そんなことはかまっていられない。なんとか仙水峠まで下りてくると雨も小止みになり雷も収まってきて、やっとホッとする。

帰宅してから知ったのだが、この日、槍のテッペンで1人落雷で亡くなっていた。さらには山だけでなく平地の長居公園でも亡くなった人がいたようだ。まったく災難はどこにあるかわからない。

仙水小屋まで下りてくると雨は止んできた。合羽を着る前にすでに濡れていたので服を着替える。濡れたものでテントのなかは湿気が充満し、うっとうしい。おまけに転んだときに膝を捻ったらしく少し熱をもって腫れ、曲げ伸ばしが痛い。明日は歩けるか、いろいろ考えるとまた寝られない。

 

 

 

 

 

 

 

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