東松島へのバス送迎がいったんなくなったので、JRで行ける岩沼市に行くことにする。地震直後、仙
台空港に津波が押し寄せる映像をテレビで見て驚いたものだが、仙台空港はこの岩沼市と名取市の両
市に跨ったところにある。駅から15分くらい歩いたところにある総合福祉センターがボランティアセンター
になっていて、その日訪れるボランティアを捌いているのだが、内勤のボランティアスタッフも多く、作業
に出かける人たちを手厚く支えている。作業も半日単位で参加できるよう、調整も工夫されている。
ここでの泥かきは農家で家の周りに積もった泥を剥がす作業。地震後日にちが経っていて見た目は
泥に見えないが、スコップを入れてみると確かに泥の層が出てくるので、元の地面が見えるまで削り取
る。10人ほどのメンバーで行うが、若い人は元気でネコと呼ばれる一輪車に泥を満載にして集積場まで
走ったりしている。元ガテン系の年配男性も「コンクリートに比べたら軽いもの」と平然としているし、若い
女の人でもネコを操る人がいてびっくりしたり感心したり、見ていても気持ちがいい。そんな人たちに比
べれば、私は非力なのでネコも操れないし、スコップで一度にすくえる量も知れている。しかしそんな彼
らを見て一緒に働いていると現場作業も苦にならない。
福祉センターの傍の公園にボランティアのテント村ができている。これからの梅雨の長雨や夏の暑さはちょっとしんどいかも
岩沼市のマンホール。飛行機が飛んでいる
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