■ストーリ
世界大戦による核戦争後の近未来。そこは暴力が支配する
闇と混沌の世界だった。そんな世でも千八百年の歴史を持つ
究極の暗殺拳・北斗神拳は、一子相伝の厳格な掟のもとに
守り続けられていた。長兄ラオウ、次兄トキ、末弟ケンシロウ。
その伝承権がケンシロウの手にゆだねられた時、時代の歯車が
大きく回りはじめる。ケンシロウは民衆とともに戦い続け、
いつしか救世主と呼ばれる道を歩む。
一方、北斗を離れたラオウは信じた。武力と恐怖による支配こそ
この世界に新たな秩序をもたらすと。
■感想 ☆☆
既に伝えていますが、北斗の拳についての知識は皆無です。
漫画もアニメも見たことがなく、「アニメ特集」とか
「主題歌特集」などで絵柄を見たことがある程度です。
かろうじて、主人公は知っている程度。
そういうわけで、この映画でもきちんと楽しめました。
北斗の拳大好きっ子の先輩はかなり不満そうでした。
原作を知っている方には消化不良のようです。
まったくもって知識がないのりぞうのほうが楽しめる、というのも
なんだか不思議な話ですが。
しかし、原作をまったく知らないのりぞうにとって
この映画の主人公は一体、誰なのかちっとも分かりませんでした。
勿論、唯一知っているといってもいい知識が主人公の名前なので
ケンシローが主人公だということはわかっているのです。
でも、ちっともがんばってないのです。話の中心にいないのです。
常に苦しんだり、努力したり、苦悩したり、戦ったりしているのは
彼の周辺の人たちや彼のライバル。というか、そちらに焦点を
あてすぎているため、ケンシローの出番は中盤までほぼない状態だし。
おかげでもっとも魅力的に見えたのはラオウでした。
彼の苦悩が一番、人間的で現実的で、そして誠実だったような気がする。
彼は力で世の中を治めようとし、戦いに積極的に参加し
その結果、世の中はどんどん荒れ果てていくわけですが
そこにはまったく悪意がないのです。(と見えました。)
彼は故郷のために、大事な人たちのために戦いに参加する。
力だけでは何も解決しないと分かっていて、それでも力以上の
解決方法を持っていないために、そうせざるをえない。
そういう切実な感じが伝わってきて、彼の今後が一番切なかったのです。
ラスト、解決したようなしないような、誰と誰の戦いだったのか
そもそもなんで戦ってたのか、とかちょっと話が掴めてないことも
否めませんが、それでも楽しみました。
・・・・でも、漫画を読破するぞ!とは思いませんけど。
暴力はやはり苦手です。
世界大戦による核戦争後の近未来。そこは暴力が支配する
闇と混沌の世界だった。そんな世でも千八百年の歴史を持つ
究極の暗殺拳・北斗神拳は、一子相伝の厳格な掟のもとに
守り続けられていた。長兄ラオウ、次兄トキ、末弟ケンシロウ。
その伝承権がケンシロウの手にゆだねられた時、時代の歯車が
大きく回りはじめる。ケンシロウは民衆とともに戦い続け、
いつしか救世主と呼ばれる道を歩む。
一方、北斗を離れたラオウは信じた。武力と恐怖による支配こそ
この世界に新たな秩序をもたらすと。
■感想 ☆☆
既に伝えていますが、北斗の拳についての知識は皆無です。
漫画もアニメも見たことがなく、「アニメ特集」とか
「主題歌特集」などで絵柄を見たことがある程度です。
かろうじて、主人公は知っている程度。
そういうわけで、この映画でもきちんと楽しめました。
北斗の拳大好きっ子の先輩はかなり不満そうでした。
原作を知っている方には消化不良のようです。
まったくもって知識がないのりぞうのほうが楽しめる、というのも
なんだか不思議な話ですが。
しかし、原作をまったく知らないのりぞうにとって
この映画の主人公は一体、誰なのかちっとも分かりませんでした。
勿論、唯一知っているといってもいい知識が主人公の名前なので
ケンシローが主人公だということはわかっているのです。
でも、ちっともがんばってないのです。話の中心にいないのです。
常に苦しんだり、努力したり、苦悩したり、戦ったりしているのは
彼の周辺の人たちや彼のライバル。というか、そちらに焦点を
あてすぎているため、ケンシローの出番は中盤までほぼない状態だし。
おかげでもっとも魅力的に見えたのはラオウでした。
彼の苦悩が一番、人間的で現実的で、そして誠実だったような気がする。
彼は力で世の中を治めようとし、戦いに積極的に参加し
その結果、世の中はどんどん荒れ果てていくわけですが
そこにはまったく悪意がないのです。(と見えました。)
彼は故郷のために、大事な人たちのために戦いに参加する。
力だけでは何も解決しないと分かっていて、それでも力以上の
解決方法を持っていないために、そうせざるをえない。
そういう切実な感じが伝わってきて、彼の今後が一番切なかったのです。
ラスト、解決したようなしないような、誰と誰の戦いだったのか
そもそもなんで戦ってたのか、とかちょっと話が掴めてないことも
否めませんが、それでも楽しみました。
・・・・でも、漫画を読破するぞ!とは思いませんけど。
暴力はやはり苦手です。