■ストーリ
県庁のエリート公務員・野村(織田裕二)は200億円をかけた
プロジェクトを踏み台にキャリアの躍進を狙っている。
プロジェクトに必要な「県と民間の交流」をクリアするため
半年間の研修に借り出された野村は、三流スーパー「満天堂」に
派遣されることに。パート従業員の二宮(柴崎コウ)が野村の
教育係になるが、役所のスキルを押し通そうとする野村は、
スーパーの現場に馴染めない。その頃、県庁では野村抜きで
プロジェクトが動きはじめてしまう。
■感想 ☆☆☆☆
思いっきり侮っていた作品。
本当は他に見たい作品があったのだが、上映期間に間に合わず
映画チケットの有効期限が月末までだったために選んだ作品。
小説が良質のエンターテイメントだっただけに
映画化に期待するのがこわかったのだ。
だが、嬉しいくらい見事に期待は裏切られた。
原作から設定をほんの少し変更し、恋愛要素も盛り込んではいるが
そのほかの部分はほぼ原作どおり、原作のテイストは
まったく失われておらず、テンポもよい。
やや軽さは否めないものの、原作自体、軽くて楽しめる
良質のエンターテイメントだったので、すべてが原作どおり
いや、原作以上に笑ってすかっとして元気になれる作品に
仕上がっている。読んでいるときから脚本しやすそうな作品だと
感じてはいたが、ここまでしっくりとはまるとは思わなかった。
終わり方も原作より現実的でシビアな落としどころにしており
夢物語、ツクリモノにしていない。そこに更に好感を抱いた。
民間との研修で何を学んできたかと問われる場面で
県庁さんは答える。
「素直に謝ること。
素直に教わること。
何かを成し遂げるためには、
チームで助け合わなくてはいけないこと。
これらを僕はスーパーで学んできました。」
ちょっぴり苦味が混じってはいるものの
すっきり爽快気分を味わえた二時間だった。
県庁のエリート公務員・野村(織田裕二)は200億円をかけた
プロジェクトを踏み台にキャリアの躍進を狙っている。
プロジェクトに必要な「県と民間の交流」をクリアするため
半年間の研修に借り出された野村は、三流スーパー「満天堂」に
派遣されることに。パート従業員の二宮(柴崎コウ)が野村の
教育係になるが、役所のスキルを押し通そうとする野村は、
スーパーの現場に馴染めない。その頃、県庁では野村抜きで
プロジェクトが動きはじめてしまう。
■感想 ☆☆☆☆
思いっきり侮っていた作品。
本当は他に見たい作品があったのだが、上映期間に間に合わず
映画チケットの有効期限が月末までだったために選んだ作品。
小説が良質のエンターテイメントだっただけに
映画化に期待するのがこわかったのだ。
だが、嬉しいくらい見事に期待は裏切られた。
原作から設定をほんの少し変更し、恋愛要素も盛り込んではいるが
そのほかの部分はほぼ原作どおり、原作のテイストは
まったく失われておらず、テンポもよい。
やや軽さは否めないものの、原作自体、軽くて楽しめる
良質のエンターテイメントだったので、すべてが原作どおり
いや、原作以上に笑ってすかっとして元気になれる作品に
仕上がっている。読んでいるときから脚本しやすそうな作品だと
感じてはいたが、ここまでしっくりとはまるとは思わなかった。
終わり方も原作より現実的でシビアな落としどころにしており
夢物語、ツクリモノにしていない。そこに更に好感を抱いた。
民間との研修で何を学んできたかと問われる場面で
県庁さんは答える。
「素直に謝ること。
素直に教わること。
何かを成し遂げるためには、
チームで助け合わなくてはいけないこと。
これらを僕はスーパーで学んできました。」
ちょっぴり苦味が混じってはいるものの
すっきり爽快気分を味わえた二時間だった。