のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

バトン【それぞれ】

2006年02月24日 23時34分56秒 | バトン
日記登場率はおそらく家族に次いで
二位なのではないかと思われる
夜ちゃんよりバトンをいただきました。

さんくすー。夜ちゃん。

今回のバトンはバトンを回す人がお題を決めるというもの。
夜ちゃんがどんなバトンをまわしてくれるのか
興味があって名乗りをあげてみました。
期待に違わず、難問をぶつけてくる夜ちゃん。

私へのお題は「殿方」だそうです。
・・・聞いた途端にへこみそうになりました(笑)

1.PCもしくは本棚に入ってる【殿方】

 ・・・入るんですか?入れていいんですか?


 でも、一瞬、京極さんの世界が頭を横切りました。
 殿方が本棚に「みっしりと」入っている姿。
 ちょっとうっとり。

 ・・・・分からない方、ごめんなさい。
 興味がわいた方はぜひ、京極夏彦さんの「魍魎の箱」を
 ご一読ください。「みっしりと」が口癖になります。

2.今妄想している【殿方】

 も、妄想?!
 ・・・・告白します。
 つい昨日、大好きな上川隆也さんがのりぞうの彼氏、という
 なんとも幸せな夢をリアルに見てしまいました。
 しかも、夢の中でいちゃついてしまいました。
 起きてすぐに二度寝を切望しました。
 二度寝しようとした自分にほんの少し落ち込みました。

 妹にざんげしたところ、
 「上川さんでよかったよ。
  亀梨君だったら、本気でかわいそうな人だと
  思ってたと思う。。。」
 と、慰められました。

 ええっと。説明すると
 上川さんは現在、大河ドラマで主役をされている方。
 亀梨君はジャニーズユニット「修二と彰」の修二です。

3.最初に出会った【殿方】

 間違いなく、うちの父親だと思うのですが。

 でも、「殿方」として意識した初めての方は
 幼馴染のつうくんでしょうか。
 つよしくん → つうくん です。
 呼び方がいかにも幼馴染なかんじでかわいらしい。
 でも、私の中では立派に「殿方」です。
 風の噂で、既に結婚されたと伺いました。感慨深いなぁ。

4.特別な思い入れのある【殿方】

 間違いなくうちの父親です。
 姉妹そろって父親の影響を色濃く受けています。
 良しにしろ、悪しきにしろ、父親が基準なんですね。
 これはもう親戚の隅々までオンナばかりという
 恐るべき女系社会で育ったためだと思われます。
 身近に父親しか基準がいないという恐ろしい状態。

 他には・・・・
 小学校のときに通っていた教会学校の先生。
 未だに「憧れの人」なので大変、思い入れがあります。
 今は家族そろって、ワタクシの「理想」。

 ・・・10分ばかり考え込んじゃいましたが
 現実世界では、他に思い入れのある殿方なんて
 見当たりません。
 わぁ、どれだけ淡白に生きてるの?ワタクシったら。

 手の届かない世界でよろしければ
 SMAP全員とキャラメルボックスの劇団員の方々には
 かなりの思い入れがあります。
 何をしても嫌いにならない自信がある。
 情は深いほうなんです☆
 肩入れする相手を遠くに置きがちですが。。。  

5.あなたにとって【殿方】とは?

 永遠に理解できない異性。
 ほのかな憧れを抱いている異性。
 思うだけでちょっぴり切ない気持ちにさせられる異性。

 「オトコ」や「男性」、「野郎ども」と
 「殿方」では格が違うのです。
 もちろん「おじ様がた」とも違います。
 
6.バトンをまわしたい人8人 とその【お題】

 ごめんなさい。
 久々に放り投げさせてください。
 でも、何かお題が欲しい!という方がいらっしゃったら
 コメントください。オーダーメイドしちゃいます。

猫の名前 / 草野たき

2006年02月23日 23時23分58秒 | 読書歴
■ストーリ
 あなたに、味方は、いる?
 中三の佳苗は先生から不登校の春名に会いにいってほしいと頼まれる。
 春名は佳苗に復讐したいと言う。理由がわからない佳苗は
 とまどうばかりなのだが。
 「たとえばさ、もう生きるのがイヤになりました。
  私が死ぬのは奥村さんのせいですっていう遺書を残して
  ここの屋上から飛び降りれば、奥村さんの人生、変わっちゃうよね。」

■感想 ☆☆
 馬鹿なことを言い合える親友がいて、
 利用できる大人のお隣さんがいて
 テストもそこそこできて、たまにはちょっぴり夜遊びして
 いい子ちゃんもなく、劣等生でもない毎日を楽しんでいる佳苗。

 小器用に毎日を楽しむ佳苗は「今」の子たちの
 願望なのだと思う。とびっきりいい子はダサい。
 でも、先生から目をつけられるような「できない子」もダサい。
 そこそこ頭いいのに、ちゃんと悪いことして遊んでる。
 そんな生活を目指している佳苗。
 そのためにはお隣の大人も利用する。

 けれども、自分のせいで自殺したという同級生が現れて
 少しずつ少しずつ今の生活が、というよりも
 今まで築いてきた「自分らしい自分」が崩れていく。

 親友と思っていた子には
 「いても邪魔にならない子だと思っていたのに。」
 と言われ、距離を置かれるようになる。
 利用してきたはずのお隣さんは、佳苗を束縛しようと
 し始める。その上、自殺しようとした「いけてない」
 同級生と友達ごっこをしなければいけなくなる。

 少しずつ募るいらいら。
 少しずつ見えてくる「本当の自分」。
 寂しがりやで甘えんぼで自分を必要としてくれる
 存在が欲しくてたまらなかった自分。

 人は自分にとって都合の悪いことは
 あっさりと忘れることができる。
 自分が見たくない現実から簡単に目をそらすことができる。
 そうやって生きていかないと簡単に壊れてしまう。
 それぐらいもろいのが人間なんだろう。
 そして、男性より女性のほうが
 そういったエゴと戦う割合が多いのだと思う。
 女性のほうがそういったどろどろを内面に
 多く抱えているんだと思う。

 基本的に男性は自分のことが好きだから
 女性ほど「人からの評価」を気にしないし
 そういったどろどろを内側に溜め込むこともない。
 女性は「自分だけの評価」や「自分だけの世界」では不安なのだ。
 自分のことを無条件で好きにはなれないのだと思う。
 だから男性とは違った形で「親友」や「友達」を
 必要とするのだろう。

 なんだか主人公のずるさや甘えが
 ものすごく心当たりがあって気まずいような
 甘酸っぱいような気持ちになる物語だった。 

樹上のゆりかご / 荻原規子

2006年02月23日 22時53分22秒 | 読書歴
■ストーリ
 男子校のバンカラの伝統が残る都立辰川高校に入学した
 上田ヒロミは、女子を疎外する居心地の悪さを学校生活の中で
 感じるようになっていた。そんな折、合唱コンクールで
 指揮をしたカリスマ女生徒が出現し、次々と事件が。

■感想 ☆☆☆☆☆
 高校という特別な空間を懐かしく思い出した。
 卒業後、高校を訪れて初めて分かった
 あの部外者の存在を目立たせる高校特有の雰囲気。
 「うちら」という特別の空間。
 私にとってとても居心地がよかったあの空間。
 そういう独特の雰囲気にふわりと包み込まれるような感覚を
 味わいながら読み進めた。

 中心で騒ぐことも同級生の男子にオンナノコ扱いされることも
 まして、彼らと仲間のように仲良くしゃべることも
 どれも違和感を感じて素直にできず、
 自らの内面の世界に入りがちな少女ひろみ。
 彼女は様々なコンプレックスを感じていて
 自分自身を客観的に正当に評価できないでいる。
 だから「生徒会」という特別な空間で
 自分ひとりが浮いている、という思いを抱え、
 女性として褒められても嫌味と捉えてしまう。
 告白をされても、それを素直に受け止めることができない。
 ちょっぴり屈折しているオンナノコ。
 しかし、その屈折はあくまでも思春期特有のもので
 限りなく健全なオンナノコである。

 存在感が薄い彼女が抱える屈折がごくごく健全で
 誰もが一度は持ったことがあるに違いないものだから
 彼女の周囲の女性ふたりの正反対の壊れ方、こもりかたが際立つ。

 姿かたちも性格も少年らしさをかもし出す夢乃と
 年齢以上の妖艶さをかもしだす美少女有理。
 何もかもが正反対の彼女たちが同じ少年に惹かれ
 異なるアプローチでこちらを向いてもらおうともがく。
 仲間として傍にいるうちに自分を特別な女性として
 見てくれるようになるのではないか、と望む夢乃。
 あくまでも「女性として」自分だけを見てもらうために
 手段を選ばない有理。

 いや、「正反対」ではない。
 彼女たちはどこまでも女性らしく、したたかで強く、
 そしてもろい、という点でとてもよく似ているのだと思う。
 だから夢乃は有理が手段を選んでいないこと
 振り向いてもらうために精一杯もがいていることに
 誰よりも早く気がついた。

 彼女たちと対極にいたのは、やはり主人公ひろみなのだろう。
 もっとも影がうすい少女。
 主人公なのにも関わらず、常に蚊帳の外にいる少女。
 自分が女性であることに未だ戸惑い続け
 「少女」のゆりかごの中で揺られ続けている彼女は
 夢乃や有理と過ごし、話し、少しずつ自分自身の
 女性部分に気がつき始める。
 ゆりかごの中で背伸びをし始める。そこから抜け出るために。

 そもそも高校自体が大きな大きなゆりかごなのだろう。
 いずれは、社会に出ていかなければいけない子供たちを
 中にいれ、守ってくれ、甘やかしてくれる最後の入れ物。

 そこで私たちは少しずつ外の世界を覗き
 自分たちがそこから出て行くための心の準備をする。
 ひろみが今までの自分からほんの少し変わっていくことを
 予感させるラストは清清しく、微笑ましい。

 読み終わって知ったのだが、
 この作品は「これは王国のかぎ」という作品の続編なんだそう。
 前作は思いっきりファンタジーで
 まったくテイストが異なる作品のようだ。
 とはいえ、気になる。くっそう、図書館で探し出してやる。

サワコの和 / 阿川佐和子

2006年02月23日 22時17分52秒 | 読書歴
■内容
 まったく日本には腹が立つ。なのに歳を重ねるにつれて、
 じわじわ好きになる。日本の行事やアメリカ滞在を通じて感じた
 祖国への微妙な「愛」を綴るエッセイ。

■感想  ☆☆☆
 日本が好きだ。日本人も好き。
 外国への憧れは勿論ある。
 ドイツの環境保護に対する姿勢も
 イギリスの合理的な生活にも
 カナダのプリンスエドワード島の豊かな自然も
 どれも心から尊敬してるし、羨ましいと思うことも多い。

 けれども日本以外の国に住むつもりは毛頭ない。
 それぐらい日本が好きだ。
 勿論、佐和子さんがエッセイで語っているように
 「きーっ!」と苛苛することも多い。
 小さい頃、大人になっても絶対に口にするまいと決めていた
 「最近の日本ときたら」とか「近頃の若者は」
 と思うことも増えてきた。

 それでも日本が好きなのは
 私自身が典型的な日本人だからだろう。
 だから日本人の嫌なところ、ダメだと言われているところも
 ついつい「そこが日本人らしさだから。」と
 あまい目で見てしまう。

 だから、私はこれからも「日本人らしさ」にこだわりたい。
 日本の伝統行事や日本の文学を日本の食べ物
 様々な知識を吸収して、次世代に伝えられる人になりたい。

 そういう気持ちを佐和子さんは
 ユーモアと知性あふれる文章でまとめている。
 文章には人柄が表れるなぁとまたもやしみじみ思った。 

読書のスタイル

2006年02月23日 22時01分09秒 | 読書歴
立て続けに本を読み終えた。
高校時代からだろうか。
なぜか読む本を一冊に絞れずにいる。

小さい頃はその本の世界にどっぷりと浸って
息もつかずにはまりこんで読んでいたというのに。
今は常に数冊、読みかけの本がある状態である。

それは、読書の時間が限られているからかもしれない。
色々な本を読みたいから
たくさんの本を読みたいから
常に次に読む本のことを考えているから
だから、ついつい並行して読んでしまうのかもしれない。

かくも多く読みたい本がある、という状況は幸せだ。
けれど、やはりちびっ子時代の
あのどっぷりと本の世界に浸っていた時間を
懐かしく思い出すのだ。



というわけで、しばらく読書感想が続きます。

納得

2006年02月20日 19時34分14秒 | 日常生活
昨年、会社作成のデェブイデェなるもので
就職活動中の学生さんに向けてメッセージを発しました。

のりぞう出演部分はカットされたという
悲しいお知らせを聞いていたのですが
本日、試作版を確認したところ、まだ画面上に生息してました。

ほっ。


だって!
これ撮る時、めっさ緊張したのに!
質問にもきちんと答えられずに、結局
「私が教育担当です。」
と一言になったほど緊張したのに!

なのにボツは悲しすぎるー。
のりぞうのどきどきを返せー。
…在庫はたくさん余ってますが。
…そもそもそんな一言に存在価値があるのか、
と問われたら返す言葉もありませんが。

まあ、試作版ではのりぞうもちゃんとしゃべってました。




ちゃんと?


誰?この眠そうな人?
何?この気の抜ける話し方?


皆様がのりぞうを見る度に眠そうだとおっしゃるわけが
ようやく分かりました…。

これ、このまま出していいんですか?
せめて眠そうな目を隠しませんか?

ほんとうのハハ

2006年02月19日 18時42分11秒 | 日常生活
いつも楽しく書評を読ませていただいている
ざれこさんのブログ「本を読む女。改訂版」を覗いたら
こんな占いが紹介されていました。

文庫占い

早速チャレンジ。
ていうか、日曜日に引きこもりすぎ?!
だって、寒いんだものー!

結果はハヤカワ文庫でした。
よりによってハヤカワ。。。
いえ、別に嫌いではありません。
でもね、一番手に取った回数が少ないと思うの。
あんまり思い入れもないの。

しかし、読み進めると、驚くほどよい結果なんで
おもいっきり気分がよくなりました。
なに、これ?!めっさ褒められとーやん。

--------------------------------------------------
● ハヤカワ文庫さんのあなたは、陽だまりあふれる
 公園のような人です。あなたがいるだけでその場が
 暖かい雰囲気になり、なごみムードが生まれるでしょう。
 穏やかで静かなのに、しっかりした存在感があります。
 あなたの微笑みに癒されている人はたくさんいるでしょう。
 微笑みの奥の別の顔を見てみたい、と関心を持つ人も
 いるはずですが、なかなか奥の顔は見せません。
 人をなごませ、楽しませればそれでいいと思うフトコロの
 大きさがあるからです。
 そのため、八方美人と受け取られるときもありますが、
 自分のすべてを見せることが、必ずしもいいことでは
 ありません。あなたが自然のままでいられるなら、
 その姿勢を貫いてください。
--------------------------------------------------

占いに褒められてどきどきしちゃいました。
普段、褒められなれてないんで
バーチャルの褒め言葉にも弱いんです。

でも、猫かぶってるのは占いにもしっかりお見通しですな。
バーチャルなのに!

しかし、ちょっぴり違和感。
ハヤカワ文庫さんに↑こんなイメージあります?
のりぞうの中ではハヤカワ文庫さんって
どこまでもSFなんですけど。
無機質な感じなんですけど。
緑あふれる公園とは正反対なんですけど。

ざれこさんが判定された「角川文庫」さんには
角川文庫さんの特徴がきちんと反映された
コメントだったのになぁ、と少々残念。
そこまで要求するほうが無理なのかな。


一番あたってる!!と思ったのは最後の一言。

--------------------------------------------------
● のりぞうさんの本当のお母さんは、
 現在、北九州をさまよい歩きながら、
 あなたの名前を叫んでいます。
--------------------------------------------------

おおあたり!!
「福岡」じゃなく「北九州」という地名を出すあたり
心憎い演出ですなー。すげぇや。

ETV特集「オレを覚えていてほしい」

2006年02月19日 18時19分17秒 | テレビ鑑賞
■内容
 異色の闘病記がインターネットで、書籍で、ひそかな話題を
 呼んでいる。著者は奥山貴宏さん、職業はフリーライター。
 2005年4月、肺がんのため33歳で亡くなった。
 2003年2月、風邪をこじらせて訪れた病院で突然「余命2年」
 と診断された奥山さんは亡くなる前日までホームページ上に
 闘病日記のブログをアップし続けた。

■感想
 深夜の静寂に音が欲しくなってつけたテレビの
 ブラウン管の中に奥山さんがいた。
 そのまま、食い入るように番組を見た。

 彼の名前は知っていた。彼の本「ガン漂流」など
 一連の闘病日記(と言っても三冊)の存在も、内容も、
 そして文体もほんの少し知っていた。
 けれど、じっくりと読んだことはなかった。
 立ち読みするには重い内容だったし、買うにも
 勇気が必要な重さだった。

 何より、彼の言うところの「ロックな」文体が
 わたしは少し苦手だったのだ。
 彼には同情も許さないような厳しさがある。
 うすっぺらい私が手にとってはいけない。
 そんな気がしていた。

 だから彼の言葉をじっくりと追うのは
 今回が初めてだった。彼のしゃべっている姿を
 見るのも初めてだった。
 やはり彼は思ったとおりの人だった。
 強気で自分にも他人にも厳しい。
 「癌で余命2年」という現実を客観的に見つめ
 自分が存在した証を残そうと最後までもがいていた。
 生かされることよりも生きることを選んでいた。

 ある中学に呼ばれて自分の体験を話す奥山さん。
 講演後、みんなが奥山さんの話に聞き入っていたこと、
 涙をこぼしていた女生徒もいたことを報告する先生に
 奥山さんは笑いながら言った。

 「まじで?でも、それは本意じゃないなぁ。」

 同情されることや安易に涙されることを
 恐れていた奥山さんにやっぱりな、と思った。
 うん。思ったとおりの人だった。

 けれども時が進むにつれて、
 少しずつ彼の言動が私の印象と異なってくる。

 最後の誕生日にみんなからのコメントに喜ぶ彼。
 動きたいのに動けなくて、それでも文章を
 記し続ける彼。朝ごはんを食べて外出の支度をするだけで
 午後二時になった、とあっけらかんと記す彼。

 そして最後のブログ記事。
 「死にたくないな。
  書店で会いたい。
  本屋でセットで買ってくれ。」

 死にたくない、俺を覚えていて欲しい。
 と言っていたという彼。彼の望みどおり
 彼の応援サイトは今も多数存在している。
 このETV特集は放映されて1年も過ぎていないのに
 反響が大きく、数回目の再放送だそうだ。

 番組のラストは念願かなって小説を
 書き終えた彼が深夜にシャンパンで乾杯する姿。
 笑顔だった。それを見て涙してしまった私は
 彼のロックな生き様を真似できそうにはない。

home again / 川村結花

2006年02月19日 17時34分58秒 | 音楽鑑賞
1.Here There     2.Travels
3.1999        4.Sail Away
5.Lush Life      6.全身鏡
7.Doors        8.Otoshimono
9.あいのかたち    10.お引っ越し
11.だんだんだめになっていく

川村結花さんはSMAP「夜空の向こう」の
作曲をした方です。作詞がスガシカオさんですね。

友人に誘われて川村さんのライブに行ったことがあります。
小さな小さなライブハウスで、
ピアノをひきながら歌う彼女の声が
マイクを通して、ではなく生で聞こえてきそうな
そんな贅沢なライブ。

彼女の声はあたたかくて、聞きやすくて
冬のストーブみたいなイメージ。
エアコンではなく石炭ストーブ。
音をぱちぱちと立てながらあたたかい火を
提供してくれるアナログなストーブ。
ついつい近づいていきたくなる、そんな優しい声。
そのライブ以来、冬になると彼女の曲が聞きたくなります。

このアルバムの「全身鏡」という曲は
一緒にライブに行った友人から
「この曲、聴いていると、のりぞうを思い出す。」
という一言メールをいただいて以来
のりぞうのテーマソングです。

ていうか、歌詞をじっくり聴いて驚きました。
あんまり恋の話なんてしたことないのに。
のりぞうのコンプレックスなんて
全部お見とおしなのねぇ。

でも、そういう友人だから好きです。

「あなたにさえ出会わなかったら
 誰かのこと羨んだりしなかったのに

 もっと綺麗だったら
 もっとうまく喋れたら なんて思わずいれたのに

 固く鍵かけて しまいこんでた
 臆病も嘘も全部うつす

 あなたは私の本当の全身鏡」

きんいろのはね / 田中伸介

2006年02月19日 17時16分03秒 | 読書歴
■ストーリ
 手紙を届けたり、病気の人をお医者さんのところまで
 連れていったり。港町に舞い降りた美しい金色の羽を持つ犬が
 繰り広げる切なくて心あたたまる「字のない物語」。

■感想 ☆☆☆
 この表紙にひかれてもう帰るはずだった図書館で
 再び座りなおしました。

 まったく字がない物語。正真正銘の絵本です。
 カラフルに様々な色があふれているページ。
 けれどどの色も暖かい色ばかりで優しい印象。
 絵のタッチもあたたかく、ほっこりとした味わいです。

 内容も話の流れもありきたりといえば、ありきたり。
 それでもついつい何度も見返してしまうそんな絵本でした。
 きんいろのはねを持って笑うちびっ子たちの笑顔が
 ページいっぱいにあふれる最後のページ。
 未来はこういう笑顔をもったちびっこたちに
 たくされるべきなのよね、としみじみ思いました。