のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

似たもの姉妹。

2010年11月15日 23時35分31秒 | 日常生活
試験勉強から解放されたばかりの地元トモダチから飲み会のお誘いがありました。
姉妹、そして義弟君共通の友人だったので、仲良く(?)3人で参加。
初対面の人、久しぶりに会う人、よく会っている人、など
色々な顔ぶれで10人ほどが集まり、楽しく飲んでわいわい騒ぎました。

お酒も好きだけど、
それより何より
私はお酒を飲むときの楽しい雰囲気とか
お酒の力による垣根を取っ払った感じが好きなんだわー。
としみじみ思えた楽しい飲み会でした。

お年頃男女が集まったせいか、コイバナトークも勿論勃発。
・・・でもね。
アタシはすぐそばに身内がふたりもいるんですよー。
コイバナはしにくいですよー。
という環境の中、興味津々で(むしろ妹が一番興味津々)
「で、のりちゃんは付き合ってた人とどういう理由で別れたの?」とか
「で、のりちゃんはその人のどんなとこが好きだったの?」とか
「で、結局、のりちゃんはどんな人がタイプなの?」とか
具体的エピソードやらざっくりした展望やら色々と聞かれました。

聞かれましたが。
身内2名の前でそんな具体的エピソード、答えられるかー!
義弟君にそんな弱み、見せられるかー!
間違いなく笑いものにされるわー!

という心の中の葛藤を抑え、当たり障りのない返事でお茶を濁す中、
妹がふがいない姉に代わって、最後の質問に明快な回答を返してくれました。

「姉はですね。変な人が好みなんですよ。
 ちょっと。いえ、かなり変わってる人!」

・・・あ。
当たってるけど。当たってるだけに。
身も蓋もない。
と、呆然とする姉。
すると、その回答を聞いた飲み仲間が
義弟君を見てしみじみと言いました。

「のりちゃんも変な人が好みなん?
 ちゅーことは、あなたたちっち、似たもの姉妹なんやねぇ。」




・・・!!!
確かに!!!
と衝撃を受け、ついでに納得もしてしまった妹。
の傍でこれまた衝撃と納得を味わってしまった姉。

コイバナトーク関連については共通点がないと思っていた妹と
まさかこんな根本的なところで共通点を発見できるとは。
DNAって恐ろしい。

胸いっぱい

2010年11月15日 00時40分12秒 | 日常生活
半年前から楽しみにしていたキャラメルさんの舞台が終わりました。
今はただただ胸いっぱい。

2年半ぶりのキャラメルさんに元気と笑顔と幸せを
たくさんたくさんいただきました。
キャラメルさん。
本当に本当にありがとう。
やっぱり舞台はナマが1番!

北九州芸術劇場はお客さんでいっぱいでした。
後ろを振り返ると見渡す限り人、人、人。
空席も目立たず、ほぼすべての席が人で埋まっていたような。

舞台が終了すると同時に響き渡る拍手。
繰り返されるカーテンコールとスタンディングオベーションに
ものすごーく幸せな気持ちになりました。
きっとこの会場にいるほとんどが、
キャラメルさんの福岡上陸を待っていた人たちで
久々のキャラメルさんを心から喜んでる人たち、
そして、本日の舞台からたくさん笑顔をもらった人たちなんだな。
と伝わってくる拍手でした。
心があったかくなりました。

いただいた案内によると、
来年は、またもや福岡公演のない1年のようです。
次の福岡上陸はいつになることやら。
楽しみに待っています。

やくたたず。

2010年11月14日 23時51分43秒 | 日常生活
礼拝終了後、珈琲を飲んでいると、
教会の青年会仲間がお饅頭を持って近づいてきました。

「のりさん。お饅頭いかがですか?美味しいですよ。」

お。さんきゅう。
ありがたくいただきます☆
お饅頭は(お饅頭に限らず、甘いものは)大好きなのさ。
と気持ちよく受け取ったワタクシを見届けて、青年が言いました。

「お饅頭を受け取ってくれたのりさんに話があるんすけど。」

・・・。
お饅頭を受け取りはしましたが、まだ食べてませんからね?
いつでもこのまま返却できますからね?
と思わずすごんでしまいました。

「話だけでも聞いてくださいよー。
 実は・・・。
 のりさんに来年度の地方連合の青年会役員を
 してもらえないかな、っちゅー話が出てるんすよー。」

えー!?
面倒ですー。

と、役員の方々が何をしてくださっているのか
全然知らないくせにえらそうに「面倒だ」と言い放つワタクシ。
全然知りませんが、大変そうな様子が伝わってきてはいたのです。

「でも、この3年ほど同じ顔触れが続いていて
 どうしても新しい顔が欲しいらしいんですよ。
 オネガイシマス!」

と、真剣に頼まれると、なんとなくすぐには断れないというか
断りにくいと言うか。意外と優柔不断な自分に驚きつつ、

うん。いいよ。分かったよ。
でも、役員だけ引き受けて、まったく仕事せんよ?
それでいいなら。

と歯切れ悪く、潔く回答しました。

しばし後。
青年が言いにくそうに申し訳なさそうに言いました。

「それって。
 一番、タチ悪くないすか?
 いっちゃん迷惑なパターンやないすか?」

・・・そのとおりです。
そのとおりなんで。
ぜひぜひ、来年度の役員については、もう一度考え直してください。

タイムトラベル

2010年11月14日 00時27分31秒 | 日常生活
来年の日記帳を購入したため、
その日記帳にシールを貼ろうと引き出しをごそごそとひっくり返したところ
2006年に友人や先輩に書いた葉書が発掘されました。

2006年って!
4年も前に書いた手紙をまだ出してなかったのかと
自分でもびっくり。

せっかくなので出そうかな。と思案中。
葉書の内容は、ホント「今更」の話題ばかりで
おそらく受け取った人はびっくりですけど。
でも、そんな葉書もそんな葉書を出す私も
どちらをも笑って受け止めてくれる友人と先輩なのです。
・・・おそらく。

そういえば、今年の夏。
2年前に買いてそれっきり出していなかった
暑中お見舞いも発掘したっけ。

いい加減、ワタクシは
「最後までやり遂げる」ということを覚えたほうがいいと思うのです。
というよりは、おのれの記憶力のなさを自覚するべきかと。
「書いた」ことすら忘れてしまいこむって
どーゆーことだ!と2年前、そして4年前のアタシに問いただしたい。

いよいよ

2010年11月14日 00時19分39秒 | 日常生活
いよいよ本日から2日間、北九州芸術劇場にて。
久々のキャラメルボックスクリスマス公演です。
2年半ぶりの福岡上陸。小倉自体は初上陸。

ワタクシ自身も
生のキャラメルさん鑑賞は3年ぶりで。
・・・徐々に緊張しています。
いろんなわくわくとそわそわで
キャラメルさんとはまったく関係のないワタクシが
勝手ながらいっぱいいっぱい。

どうぞどうぞ。
お客さんがたくさん集まっていますように。
たくさんの人がキャラメルさんを楽しんでくれますように。
そいでもって。
キャラメルさんの小倉上陸が今回限りではありませんように。
また小倉での上演が果たされますように。

いや。そんな先の心配よりも。
まずは明日の久々舞台ですけれど。
そっかー。今、キャラメルさんたちはみな小倉にいるのかー。
上川さんも小倉にいるのかー。

それはそれでやっぱり興奮・・・。
どうぞ、小倉を楽しんでもらえていますように。

どちらが早いかな。

2010年11月13日 00時59分20秒 | 日常生活
久々に祖母を訪問。
ワタクシを見かけた瞬間、ぱっと笑顔になる祖母。
「なんかいいこと、あった?
 もしかして結婚が決まったんね?!」

・・・ご、ごめんなさい。期待はずれで。
ただただ単純に遊びに来ただけでホント申し訳ない。

「そーね。」
と少し(?)がっかりする祖母。
「いい話あったらちゃんと教えてね。
 こっそり結婚とかせんでね。」

しませんよ!こっそりなんて。
いい話あったらちゃんとお伝えしますよ!自慢しますよ!
むしろ、いい話なくても
「いい話あるよー!」と言っちゃいたいぐらいの気持ちですよ。
と、息巻く孫。

笑いながら聞いていた祖母が不思議そうに言いました。
「なんであんたは結婚したがらんのかねぇ。
 今はいいかもしれんけど、年取ったら寂しいんよ?
 わかっとる?
 今が楽しければそれでいい、とかいかんのやけんね。」

・・・あれ?
途中から完全にお説教モードに変換してますよね?

いやいやいや!
完全に誤解されているようなので言わせてもらいますケドネ。
(いや、ホントは言いたくないですケド!)
ワタクシ、好き好んで結婚していないわけではなくて
結婚デキナイんですからね!
そこんとこ、大きな違いですからね?!
ちゃんと分かってもらえてます?

と強く強く主張する孫に
祖母がきょとんとした顔で返しました。

「意味が分からん。
 のりちゃんが何言いよるんかちっともわからん。
 おばあちゃん、最近ぼけとるけんねぇ。」


・・・おいおい。
最近の祖母は最強です。
「分からない」こと、「忘れられる」ことが
不幸とは限らないと思う今日この頃。

というわけで、最近とみに物忘れが激しい祖母から
滞在3時間の間に20回ぐらいは
「ホントにホントに結婚してほしいんよ。」
「いつまでも若いと思っとっちゃいかんのやけんね。」
「あんた、もういい年なんやけんね。」
「なんで結婚せんのかね?」
と言われ続けました。

でもって、
「おばあちゃん!
 アタシは結婚せんのやなくて、結婚できんのやけんね!」
と10回以上、主張し。

なにゆえにこんな悲しいことを声高に、しかも真剣に
主張しとるんだ、アタシは。
と我に返りました。
そろそろ「さらっと流す」とか「大人になる」とか
そーゆーことを覚えてもいい年頃ではないかと反省しました。

もしくは。
「年いっているほうの孫が結婚していない」ことを
そろそろ忘れてもらってもいいかもしれない、
などと思ってしまったワタクシはどこまでも他力本願です。

とっても不幸な幸運/畠中恵

2010年11月12日 21時29分29秒 | 読書歴
147.とっても不幸な幸運/畠中恵
■ストーリ
ちょっとひねくれているけれど、料理自慢で世話好きの店長がいる酒場。
クセモノの常連客たちが、新宿の酒場に持ち込んだ「とっても不幸な幸運」
という名前の缶。中から現れた不思議な物が常連客たちにもたらしたものは、
幸せなのか、それとも・・・。

■感想 ☆☆☆
畠山作品については、評判となっていた「しゃばけ」シリーズより
現代ものに先に出会っていましたが、あまり好みではないなぁ、というのが
正直な感想でした。
今回、改めて現代物の作品にチャレンジしてみて苦手意識は消えましたが、
畠山作品では現代ものよりも時代もののほうが登場人物たちが作品世界に
馴染んでいるな、と感じました。
同じように魅力的なキャラクターなのに、時代物のほうが生き生きと
楽しそうに動いているように見えました。それは「時代物」で
「ファンタジー」という制約があるけれど、その制約を超越できる
設定を有している「しゃばけ」シリーズならでは、かもしれませんが。

ミステリーとしては大好きな「日常の謎」カテゴリ枠。
そしてほんのりファンタジー風味。疲れず楽しく読み進められます。
こんなお店があったらぜひ通いたい。
私も缶詰を手に入れて缶詰が見せてくれる幻を楽しみたい。
(登場人物たちは楽しんでいませんでしたが。)
何より美味しそうな温かい食事の数々を楽しみたい!
と切に思いました。読んでいるだけでおなかが空いてきます。
解説に「ドラマ化に向いている作品なのでは。」と書かれて
いましたが、確かに!「インディゴの夜」みたいにぜひ昼帯で。
ライトコメディで映像化してほしいなー。
その際、主役のマスターはぜひ遠藤憲一さんでお願いします。
武骨で腕っ節が強くて、人情味があるマスターにぴったりだと
思うのです。でもって、マスターの娘さんには大後寿々花ちゃん。
バイト君は佐藤健さんか亀梨君かなー。
・・・もはや昼ドラではありえないキャスティング。

オトメのチカラ

2010年11月11日 20時15分35秒 | 日常生活
朝、母上が父上に一生懸命、話しかけておりました。

「ねえ。忘年会しよ。」
「うん。」

いつもどおりの簡潔な返事。
それでいて、なすがままの父上です。
よほどのことがない限り、「断る」ことをしない父上です。
断りませんが、自分から誘うとか話しかけるとか
そういうのは一切なし。
優しいんだか、つれないんだか。

でも待って。
「忘年会」って、飲みに行くだけでしょ?

「うん。飲まんけどね。
 飲まんけど、飲みに行きたいんよ。ふたりで。」

ふーん。
相変わらず、母上は父上のこと大好きデスネ。
いいんじゃなーい?
たまにはふたりで飲みに行けば。
いいんじゃなーい?
「忘年会」じゃなくて「デート」したいって
素直に言っちゃえば。

思わず自分の母上(オーバーフィフティ)に対して
「かわいらしい。」と思っちゃいましたヨ。



・・・このかわいらしさを
何故に娘は引き継がなかったかなぁ。

祝女

2010年11月10日 20時13分09秒 | テレビ鑑賞
大好きだったバラエティ「祝女」の第2シーズンが開始されました。
わーい!わーい!
サラリーマンNEOも好きだったのですが、
第4シーズンあたりから私の中ではちょっぴりマンネリ化。
すっかりご無沙汰しておりました。
そのため、久々のコント番組です。

アラサ―、アラフォーあたりの「永遠のジョシ」たちが
にぎやかにキュートに毒舌を吐き、現実から目をそらして
妄想世界で生きています。それでいて、女性ならではの
的確な突っ込みを武器として手放してはおらず、
ストレスフルな「現代社会」をオトナジョシらしく現実的に、
妄想ジョシらしく奔放に快適に生きようと奮闘する姿が
コミカルに再現されています。

ジョシなら「ある!ある!」と思わず手をたたく場面多し。
「あ。私かも。」と半笑い、苦笑いするネタも多し。
でも、殿方たちがご覧になって面白いのかどうかは疑問です。

特に先週の「不倫じゃ、ない」は秀逸で
思わず「名作だわ!」と叫びました。
ひとりのジョシが「相談したいの。ありえないことが起きた。」
と友人たちを呼び出し、自分の身の上に起こった「ありえない
出来事」について説明するコント。客観的に見て、その状況は
どう考えても「よくあるタイプの不倫」なのに、友人たちも
「不倫、だね。」「不倫、だよね。」と突っ込み続けているのに
「ううん。不倫、じゃ、ないの。」と否定し続けるジョシ。

「よくあるパターンの不倫とかじゃなくて。」
「ただ好きになった人に奥さんがいただけっていうか。」
「不倫とか安っぽい感じじゃなくて。魂レベルの結びつき?
 特別なパターンだと思うの。」
「何度も奥さんに別れ話をしてるんだけど、
 翌朝には奥さんがまるで何もなかったかのように過ごしていて
 その神経が信じられないよーって彼は言ってるんだけど。」

アタシ、この会話を何人もの人から聞いたー!
でもって、このコントの中の友人たちと同じ突っ込みを
(心の中で)したー!!
これ、実話なんじゃないかな。
誰かの経験談なんじゃないかな。

と、大興奮で感銘を受けました。
ものすごいリアル。リアルだけどコミカル。
コミカルなので、笑えないはずなのになんとなくおかしい。
そんなラインすれすれの部分を絶妙にコントとして
まとめています。
こういうシニカルな題材、大好き!


出演陣はともさかりえさん、市川美和子さん、友近さん、YOUさん
入山法子さんなど安心力満載の女優さんたち。
みなさん躊躇なく楽しそうに「困ったさん」を演じています。
照れなく思いっきり演じててとても素敵。
それに、コメディって科白のテンポが面白さへ如実に反映されると
思うのですが、みなさんポンポンポンポン、よく口がまわるなー、
と感心してしまうぐらい、テンポよく小気味よくしゃべってます。
このテンポが女子だけが集った時のテンポ、
女子会のテンポなんだろうなー、とにやにやしてしまいました。

幸せ最高ありがとうまじで/本谷有希子

2010年11月09日 21時48分24秒 | 読書歴
144.幸せ最高ありがとうまじで/本谷有希子

■ストーリ
ある新聞販売店を訪ねて来たひとりの女性。
彼女は販売店の店主と7年間も愛人関係にあると告白する。
彼女の出現で怒涛の如く吹き荒れる一家の本音と確執。

■感想 ☆☆☆*
約2時間の舞台作品の書籍化とあって、同じぐらいの時間でさくさくと
読み進められます。さくさくと読み進められるけれど、
テーマはいつもの本谷作品らしい「悪意」と「嫉妬」、
「エゴ」と「自意識」を抱えた人間たちのぶつかりあいで
読み終えた後、体内に膿がどっしりと蓄積される感じ。
「分かる」とか「共感した」とか、そういったありきたりの感想を
一切、受け付けない本谷ワールドです。
その毒気にあてられながらも、突き抜けた世界観に爽快さを感じて
読み終えました。

ヒロインの奇天烈キャラは見事。
ありがちな「トラウマ」や「心の傷」を一笑し、「それがなんなの?」
「免罪符になるの?トラウマさえあれば許されるの?」とわめき暴れる。
共感を一切必要としない、そういったキャラ設定をしているにも関わらず
彼女が抱える虚無がどこかで理解できてしまうのは、
彼女が「現代を生きる私たちの焦燥感」をデフォルメして抱えているからだろう。
「何物かでありたい。」
「世界にひとりだけの特別な存在でいたい。」
「私にしかできないことがあるはず。」
そういった価値観、願いをもっていて、
だからこそ「何もない。」ことが怖い彼女。
彼女にとっては、「何もなく生きているぐらいならば、
いっそ、辛いことや死にたくなるような出来事、
トラウマがあるほうがまだまし。」なのだ。
彼女の抱える虚無感は果てしなく、けれどどこか底が浅い。
その底の浅さこそが「痛々しさ」につながっていて、
この物語を「私たちの物語」にしている気がしてならない。

舞台化された時はヒロインを永作さんが演じられたそうです。
あー。なんかぴったり。
きっと、迫力あふれる演技で、見事にこのヒロインの狂気を
魅せたんだろうな。見たかったなー。と思いましたが、
どうやらこの舞台。チケットは即日完売だった模様。
そりゃそうだよねー。と納得しました。