旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

信州・蓼科「親湯温泉」にて

2019-05-09 | そうだ温泉にいこう!

 武田信玄の隠し湯「蓼科親湯温泉」を訪れる。
弱酸性のさらりとした泉質は、美人の湯と云われる。確かにしっとりと心地が良い。
渓流の音、芽吹きの香り、薪の匂い、自然美を愛でながらの露天風呂は至福の時。  

 

"みすずかる" は信濃の枕詞。宴どころの名称に戴いている。
食事のコンセプトは、和フレンチをベースにした「蓼科 山キュイジーヌ」だ。
"お口はじめ" は、カナガシラ、甘エビ、合鴨、ローストビーフ、生ハムが並ぶ。
先ずは "マスターズドリーム" を一杯。  

 

前菜は "桜海老と4種の山菜グラタン" が美味い。
"ポワローとアボガドのポタージュ" を挟んで、魚料理は "間八のポアレ"。トマトソースが合う。
諏訪の酒か、桔梗ヶ原のワインか、楽しく迷って "塩尻マスカットベーリーA" を択ぶ。
渋み控えめ、微かに冷やしていただく。トマトソースによく合う。 

 

肉料理は "蓼科牛のソテー"、半分はシャリアビンソース、もう半分はきざみわさびで味わう。
断然、きざみわさびが美味い。ご飯物は "スープカレー" って創作極まれり。
春の香り豊かな "デザート五種盛り" でグラスに残ったマスカットベーリーAを愉しむ。
ゆったりと二度目の湯浴みで寛いだら、Lounge & Bar で、シングルモルトでもいかが。 

いとしのエリー / サザンオールスターズ 1979