太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

あたらしい靴

2013-09-20 07:08:02 | 日記
私の父は新しもの好きでオシャレである。

残念ながらオシャレなところは似ていない。

オーダーメイドした洋服の袖口が「3ミリばかり長すぎる」のが嫌で

わざわざ直しに行くような細かさは、私にはない。

予断だが、父のすぐ下の弟である叔父は、

服を買いに行くのがめんどくさいから、吊る下がっているのを何でも適当に買ってきてくれれば

それを黙って着る、というおおざっぱさ。

同じ兄弟でも、どうしてこうも違うものか。



オシャレでは父と叔父の真ん中をいく私だが、

新しもの好きなところは似ていると思う。


子供の頃、新しい靴を買うと、必ず店先で、履いてきた靴を箱に入れてもらい、

買った靴を履いて帰った。

母はいい顔をしなかったが、

父がいつもそうしているから、言うに言えなかったのだと思う。



大人になった今も、靴を買うと、履いて帰りたくてうずうずする。

買ったばかりのおニューの靴ばかり眺めながら歩いたワクワクを思い出す。

そして、じゅうぶんに大人だった父が、我慢せずに新しい靴を履いて帰ったことを思う時、

あらためて父の天真爛漫さをほほえましく思うのである。





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