太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

情報の孤島

2013-09-27 07:42:11 | 日記
私は情報に疎い。

長年の友人であればみんな知っている。

職場の同僚との会話。



同僚「STORYとVERYとどっちが好き?」

私「なにそれ」

同僚「あ、ごめん、雑誌のこと」

私「どっちも読んだことないからわからない」

同僚「どんな雑誌を読んでるの?」

私「雑誌はちゃんと読んだことがないんだよね」

同僚「へえー。じゃあ美容院ではどうしてるの」

私「今読んでいる本を持っていくの」



流行にいっこうに無関心な私を心配してか、いつだったか友人が

女性誌を読んでみたら?と言ったことがあった。

そんなものかと思い、本屋で女性誌を手にとってみた。

興味のあるページが出てきたら読んでみようとパラパラとめくっていったら、そのまま終わってしまった。

洋服に興味がないわけじゃない。

服を買うのは好きだし、一応ちゃんとメイクだってする。

ただ、誰が何を着ているとか、こういうものが流行っているとか、すごいメイクとか、

どうでもいいと思ってしまう。

女性週刊誌に至っては、どこの誰が何をどうしたって、いったいそれがなんだっていうんだ

と思っている私には、表紙の見出しだけでおなかが一杯な気分。

私にとって女性誌は、スポーツに興味のない人が、スポーツの専門誌を読むのに似ている。



ハワイで日本の女性誌を買うと、ものすごく高い。

新品だと20ドル(2000円)以上するし、古本でも10ドルはする。

しかし、女性誌や女性週刊誌といった雑誌はとても人気があって高くても売れる。

日本でなら、まだわかる。

だけどハワイで、日本で今流行っているファッションを知っても、それが手に入るわけじゃなし、

あたたかそうな冬服を見ても、着る機会もなし、

何がおもしろくて読んでいるのだろう。



同僚「そういえばテレビもみないって言ってたよね」

私「うん。テレビはDVD専用みたいになってる」

同僚「ラジオも聴かない?」

私「聴かない」

同僚「じゃあ車の中で何聞いているの」

私「たまにマントラとか聴くこともあるけど、たいてい何も聴かないかな」

同僚「ええー、音なしで運転してるの」

私「そうだねえ」

同僚「じゃあさ、パソコンで日本のニュースとかチェックしないんだ?」

私「したことない」

同僚「私のパソコンは電源いれるとYAHOOが出てくるようにしてあるんだけど」

私「私のはアメリカのサイトが出てくるよ」


同僚「シロさんの最新のニュースって何?」

私「そうだなあ、東京オリンピックかね?」

同僚「いつ知ったの?」

私「先週、日本の友人から、たぶん知らないと思うけどって」



同僚「ええーーーー!!!先週??????ほんとにぃーー???」



そのときの同僚の驚いた顔といったら。

話しながら、我ながらだんだん心細くなってきたが、

だからといって何とかしようと思わないのもわかっていて、どうにもしようがないのである。







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