太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

ドリス デューク

2015-01-14 15:09:16 | 日記
大晦日に、ドリス デュークのお屋敷を見学した。

ドリスはニューヨークで、タバコのキャメルの創始者の一人娘として生まれた。

12歳のときに父親が他界し、巨万の富を相続する。

まさに湯水のように使っても使いきれない財産で、

豪邸をいくつも建て、美術品を集め、慈善事業をし、贅沢の限りを尽くした。

その豪邸の一つがハワイにあり、シャングリラと呼ばれているのだ。

ホノルル美術館所有となっていて、美術館では見学ツアーを組んでいる。



裏口のドアを開けると、タージマハールのような風景が飛び込んでくる


ここが玄関。そっけないのは、プライバシーを守るため。


イスラム美術に魅了されたドリスは、買い集めた高価な美術品を惜しげもなく飾り、

何百年も昔のタイルなどをそのまま建物に使った。

建物内の撮影は禁止なので、残念ながらその美術品やインテリアの写真はない。


ダイニングから続くテラス。


そのテラスで水分補給などして休憩。



中庭


たぶんこれも中庭


中庭からプールのある建物を見る


庭からはダイヤモンドヘッドが見える。

衣装部屋は天井から壁から鏡になっていて、

お風呂はローマ風呂の雰囲気。

自分の子供を持たなかったドリスは、ここにくる時にはいつも数人で、

静かに過ごしていたらしい。

晩年、ビバリーヒルズの屋敷で亡くなったあと、

本人の希望で、骨はハワイの海に撒いたという。


お屋敷は豪華で、部屋の中に噴水があったり、どうやって管理するんだろう、

と庶民は思うほどの規模と作りだけれど、温かみや、笑い声が似合わない。

お金は唸るほどあっても、ドリスは孤独だったんじゃ…

と、お金持ちと孤独をセットにしたがるのも庶民なんだけれど。


住みたいか、と言われたら、断るかなあ。

プールも美術品もないけど、コンパクトな我が家の方が私は好き。


ツアーはたっぷり1時間半。

ガイドの知識の広さはたいしたもので、ガイドになるために丸々2年かけて勉強するそうだ。

ハワイにきたら、こんなツアーもいいと思う。




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