職場では、オリジナルの商品のほかにもお土産物を扱っている。
よく聞かれる。
「これってMade in Hawaiiでしょうね?」
ココナツオイルであるとか、ククイオイル、マカダミアオイルやチョコレート、パンやクッキー、
チョコレートやナッツなどの食品は、ほぼハワイで作っているものだ。
でも、写真たてやパレオ(水着の上に巻いたりする布)、アルバムやチープなアクセサリー類のほとんどは
ハワイ以外で作られている。
日本でも同じであるように、企画はハワイで、作るのは外ということだ。
日本の場合、日本でも作ることができるけど、人件費などの理由で日本の外で作るのだが、
ハワイの場合は、ハワイで作ることができないのだ。
こんな狭い島で、そういうものを作る工場の土地を確保するのは困難。
かりに土地を確保したとて、東京よりニューヨークよりも土地が高いハワイの工場で作ったものに
いったいいくらの値段をつけたら利益が出るのか。
旅行者が、ハワイ産にこだわる気持ちはよくわかる。
私だって旅行に行ったら、そこで作られたものを買いたいと思うだろう。
メイド イン ハワイかどうか聞かれたら、
企画はハワイだけど余所で作っている、と正直に答えるときもあるし、
ほんとうのハワイ産が欲しかったらコナ コーヒーにしたらどうか、と言うときもある。
ハワイで作ってないなら買ってもしかたないわ、と舌打ちをして商品を投げ戻すご婦人。
その、貝でできたお土産用のブレスレットが500円で買えるのは、ハワイで作ってないからなのだよ。
ハワイで作ったブレスレットなら、ハワイアンジュエリーをおすすめするけど、
1000円のブレスレットを「高い」と言って買わなかったあなたが、ハワイアンジュエリーを買うとは思えない・・・
日本の温泉やスキー場に行くと、「○○温泉に行ってきました」とかいった名前のクッキーやお饅頭が並んでいる。
それらの多くは、限られた工場で作り、表装だけ変えて売っているのだと聞いたことがある。
でもお土産なんだから、それでもいいと思う。
そもそもお土産とは、『あなたのことを忘れていませんよ』という気持ちだと思っている。
日本特有の、職場に買ってゆく義理のお土産であれば、意味合いはもっと軽くなる。
その土地で作った工芸品であればすばらしいかもしれないけれど、
そうでなくたって、なにかを私のためにみつくろってくれた気持ちが嬉しいじゃないか。
それに旅先の写真やエピソードがあったら、それでじゅうぶん。
さらっと軽いほうがいい。
というのも、
実家の応接間のカップボードに、北海道のお土産の、鮭をくわえた木彫りの熊が何体も並んでいる。
アイヌの女性を彫った、立派な木彫りもあったなあ。
虎と竹が彫られた衝立も、狭い玄関をさらに狭くしている。(なぜかみんな木彫り)
それらのひとつひとつはすばらしい。
しかし、すばらしいのと、もらって嬉しいのとはまた別の話であることもある。
できればお土産は食べてなくなるものか、コンパクトなものがいい。
と勝手に思っているのである。
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よく聞かれる。
「これってMade in Hawaiiでしょうね?」
ココナツオイルであるとか、ククイオイル、マカダミアオイルやチョコレート、パンやクッキー、
チョコレートやナッツなどの食品は、ほぼハワイで作っているものだ。
でも、写真たてやパレオ(水着の上に巻いたりする布)、アルバムやチープなアクセサリー類のほとんどは
ハワイ以外で作られている。
日本でも同じであるように、企画はハワイで、作るのは外ということだ。
日本の場合、日本でも作ることができるけど、人件費などの理由で日本の外で作るのだが、
ハワイの場合は、ハワイで作ることができないのだ。
こんな狭い島で、そういうものを作る工場の土地を確保するのは困難。
かりに土地を確保したとて、東京よりニューヨークよりも土地が高いハワイの工場で作ったものに
いったいいくらの値段をつけたら利益が出るのか。
旅行者が、ハワイ産にこだわる気持ちはよくわかる。
私だって旅行に行ったら、そこで作られたものを買いたいと思うだろう。
メイド イン ハワイかどうか聞かれたら、
企画はハワイだけど余所で作っている、と正直に答えるときもあるし、
ほんとうのハワイ産が欲しかったらコナ コーヒーにしたらどうか、と言うときもある。
ハワイで作ってないなら買ってもしかたないわ、と舌打ちをして商品を投げ戻すご婦人。
その、貝でできたお土産用のブレスレットが500円で買えるのは、ハワイで作ってないからなのだよ。
ハワイで作ったブレスレットなら、ハワイアンジュエリーをおすすめするけど、
1000円のブレスレットを「高い」と言って買わなかったあなたが、ハワイアンジュエリーを買うとは思えない・・・
日本の温泉やスキー場に行くと、「○○温泉に行ってきました」とかいった名前のクッキーやお饅頭が並んでいる。
それらの多くは、限られた工場で作り、表装だけ変えて売っているのだと聞いたことがある。
でもお土産なんだから、それでもいいと思う。
そもそもお土産とは、『あなたのことを忘れていませんよ』という気持ちだと思っている。
日本特有の、職場に買ってゆく義理のお土産であれば、意味合いはもっと軽くなる。
その土地で作った工芸品であればすばらしいかもしれないけれど、
そうでなくたって、なにかを私のためにみつくろってくれた気持ちが嬉しいじゃないか。
それに旅先の写真やエピソードがあったら、それでじゅうぶん。
さらっと軽いほうがいい。
というのも、
実家の応接間のカップボードに、北海道のお土産の、鮭をくわえた木彫りの熊が何体も並んでいる。
アイヌの女性を彫った、立派な木彫りもあったなあ。
虎と竹が彫られた衝立も、狭い玄関をさらに狭くしている。(なぜかみんな木彫り)
それらのひとつひとつはすばらしい。
しかし、すばらしいのと、もらって嬉しいのとはまた別の話であることもある。
できればお土産は食べてなくなるものか、コンパクトなものがいい。
と勝手に思っているのである。
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