太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

念願の卵

2017-07-23 15:06:16 | 食べ物とか
通勤路に、卵のファームがある。

中では鶏たちが放し飼いになっている。

そういう、鶏舎ではない鶏の卵を日本語でなんていうんだったか・・・・・(出てこない)

とにかく、そのファームの元気そうな卵を一度食べてみたいと思っていた。

その卵は、ときどきファームのゲートの前で売っていることがある。


『FARM EGGS』


手描きの看板が出ているのだけれど、私が仕事帰りに通るときには、

もう店じまいをしているところで、テーブルも何もかも片付けたあと。

たぶん、普段は店に出荷していて、たくさんとれたときだけそうして売るのだろう。

だから、いつ売っているかわからないし、売っていても売り切れて店じまいなのか、

かれこれ半年近くも、あの卵が食べたい、と思い続けていた。



昨日。

仕事帰りにその前を通ると、看板が出ていた。

男性がテーブルを片付けている。

後続車がいなかったので車のスピードを落として

「卵まだありますか?」

と聞いた。

「もっちろん!ありますよー」

男性は笑顔で言った。

車を停めて、走っていった。

「店をあけてるときは5時に閉めるんだけど、これは最後の1つだよ」

と見せてくれたのは、なんともかわいい卵たちがピカピカと光って並んでいた。




今朝1個食べちゃったので1つ欠けてるけど。


白いのや茶色いの、少し青みがかった白い卵もある。

これは何という鶏で、と全部説明してくれたけど、もちろん覚えられるはずもない。

エリーと名乗ったその男性が、これまた美しいハンサム青年で、ますます気に入った。

割ってみると、殻がしっかりしていて、黄身の色が濃くて盛り上がっている。

スクランブルエッグにすると、いつもよりふわふわになった。

目玉焼きにしたら、黄身の味がした。

今まで味のない黄身を食べていたんだなあ。

これはまるで日本の卵。

アメリカの、殻が薄くて味もシャバシャバ、黄身の色も薄い卵に慣れてきたけど、

やっぱり卵はこうでなくちゃいかん。

12個入りで5ドル(550円ぐらいかな)。

スーパーで買う卵は、18個入りで同じぐらいの値段だから、これはすこし高いけれど、

じゅうぶんその価値はある。


また看板が出ていたら、車を停めて声をかけてみよう。



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