太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

通販玉砕の理由

2017-07-25 18:38:55 | 日記
くるぶしとふくらはぎの間ぐらいの丈のパンツが、どこを探してもなかった。(その記事はコチラ

それがギャンブルであることを承知で、ネットで買った。

ハワイは離島扱いなのに、1週間で届いた。

わくわくしながら開けて、試着してみた。

1本は、ベルトをすれば履けるが、丈がくるぶしに届きそうなぐらいある。

ロールアップしたデザインなので、もう一折すればカプリス丈に近くなるものの、

生地が思ったより薄くて、中途半端にだぶついている。

鏡に映した我が姿は、確かにどこかで見たことがある。


あぁ、モンペだ。

ベルトしてるけど、黒いけど、モンペ。

保険のために買ったもう1本は、私が一人半入りそうなウエストで、幅広のてろてろした生地。

丈はカプリス丈だが、それだけだ。

これはまるで半端に長くて、半端に細いキュロットスカートだ。

サイズを見たら、ぺティート(小さいサイズ)のSと書いてある。

アメリカサイズのぺティートは、どこいらへんがぺティートなんだと言いたいものが多い。

ぺティートの10なんていうのもあって、日本の3L以上だ。

そこまでくるともはやぺティートと言わないほうがいいんじゃないかとさえ思う。



「乾燥機に入れたら縮むんじゃないかなあ。涼しそうでいいじゃない?すぐ乾きそうだし」

夫よ、いつも前向きな意見をありがとう。

だけどポリエステル100%を乾燥機に入れたら、たぶん溶けると思われ・・・・・・・



私はいったい何を頼んだんだろうか。

素朴な疑問が沸いてきて、ネットのカタログを確かめてみた。

私の胸から下が全部脚みたいな黒人のモデルが、笑って履いているのがモンペだ。

モンペはほっそりとした脚にぴったりとはりついて、裾からはほっそりとしたふくらはぎが伸びている。

半端に長くて細いキュロットは、ブロンドのモデルがこれまたほっそりとはいている。

いや、これは違うだろう。

どう見ても、別物だろう。

これが同じものだというなら、洗濯ばさみで後ろ側をおもいきりつまんでいるに違いない。



そうは言っても、実物はここにある。

敗因は、なんだろうと考えた。

モンペに関しては、モデルと私の体型の違いが激しすぎた。

私の身長が170センチで、ほっそりと締まった長い脚だったら、こんなふうになるかもしれない。

黒いモンペの裾から出ている足はしっかりとしていて、しかも短いときた。

いかにも野良仕事に向いていそうな、典型的な昭和の日本人体型をまじまじと眺めた。

変なキュロットもどきは、モデルは別物をはいている。

冷静に考えたら、パンツをネットで買うというのはこういうことなんじゃないか。

しかもここはアメリカ。

180センチ以上あるモデルの顔に自分の顔を乗っけてその気になるなんて、まったくばかげている。

わかっていたと思ってたけど、わかっちゃいなかったってことだなあ。



モンペは、翌日仕事に履いていった。

でも、一日中、居心地が悪かった。

変なキュロットは、返品ラベルを貼って送り返した。

通販みごとに玉砕である。








 にほんブログ村 海外生活ブログ 海外移住へにほんブログ村