職場でレジスター担当の日。
中国系アメリカ人と思われる初老の男性が、商品をひとつ持ってやってきた。
片手に携帯電話を持っていて、電卓の画面になっている。
レジスターに商品を打ち込むと、自動的に消費税が加算されるので私はそれを読み上げた。
「10.14Cent」
すると男性は、片手でそれを制して
「もとの値段が9ドル69セントで・・・」
と言いつつ、電話の電卓に数字を打ち込む。
「ハワイの消費税は何パーセント?」
「4.7%」
「ということは、9.69に・・あ、間違えた、えーと・・何パーセント?」
「4.7%」
「9.69に、0.047を・・」
「1.047を掛けないと」
しかし男性は私の言うことなど聞いておらず、電卓と格闘している。
男性の背後には、既に長い列ができており、私のイライラ光線が届いたのか、
男性が電卓を見ながら言った。
「私は誰のことも信じない」
結局、男性は9.69を10.14で割り、
「0.47か」
と言い、それをまた9.69に掛けるということをやって、ようやく10.14になった。
「ああ、10ドル14セントか」
だーかーらぁーーーっ 消費税は4.7%で10ドル14セントだってさっきから何度も言ってるだろがぁッ
信じないなら、なんで消費税を聞いた。
男性は現金で支払い、お釣りを渡すと、それをまたじっくりと数え始めた。
それまでに後ろの人たちを相当待たせているので、
私は男性をわざとらしく脇によけ、これでもかの笑顔で「お待たせしましたー」と言った。
いったい何があって、なにも信じられなくなっちゃったんだろうか。
あれじゃあ生きづらかろうに。
まあ、私の態度も、おとなげないといえばおとなげない。
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中国系アメリカ人と思われる初老の男性が、商品をひとつ持ってやってきた。
片手に携帯電話を持っていて、電卓の画面になっている。
レジスターに商品を打ち込むと、自動的に消費税が加算されるので私はそれを読み上げた。
「10.14Cent」
すると男性は、片手でそれを制して
「もとの値段が9ドル69セントで・・・」
と言いつつ、電話の電卓に数字を打ち込む。
「ハワイの消費税は何パーセント?」
「4.7%」
「ということは、9.69に・・あ、間違えた、えーと・・何パーセント?」
「4.7%」
「9.69に、0.047を・・」
「1.047を掛けないと」
しかし男性は私の言うことなど聞いておらず、電卓と格闘している。
男性の背後には、既に長い列ができており、私のイライラ光線が届いたのか、
男性が電卓を見ながら言った。
「私は誰のことも信じない」
結局、男性は9.69を10.14で割り、
「0.47か」
と言い、それをまた9.69に掛けるということをやって、ようやく10.14になった。
「ああ、10ドル14セントか」
だーかーらぁーーーっ 消費税は4.7%で10ドル14セントだってさっきから何度も言ってるだろがぁッ
信じないなら、なんで消費税を聞いた。
男性は現金で支払い、お釣りを渡すと、それをまたじっくりと数え始めた。
それまでに後ろの人たちを相当待たせているので、
私は男性をわざとらしく脇によけ、これでもかの笑顔で「お待たせしましたー」と言った。
いったい何があって、なにも信じられなくなっちゃったんだろうか。
あれじゃあ生きづらかろうに。
まあ、私の態度も、おとなげないといえばおとなげない。
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