太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

グリーンカード書き換えの長ーーーい話

2022-04-09 07:56:02 | 日記
グリーンカードは10年ごとに書き換えで、私は初めての書き換えを迎えた。
その書き換えの時期がパンデミックのど真ん中。
古いカードの期限は2021年4月

2020年11月にオンラインで手続きをし、支払いを済ませた(5万円!!)。
移民局からの面接日時を指定する手紙を待って、直接出向いて書き換え終了となる。
諸事情により遅延することが予想されるため、特別に1年期限を延長する旨の手紙がきた。
そしてやっと書き換えできたのが、2021年の7月だ。
しかしそれからが長かった。



普通は1か月もすれば新しいカードが届くと思うだろうが、私はアメリカ政府のことを知らなさすぎた。
年が明けてもカードが届く気配なし。
クリスマス前には翌年の6月にフランスに行くことが決まっていたので、不安になってネットで情報を集めてみたら、どうやら1年近くかかるらしいと書いてあり、焦る。


グリーンカードがないと、私はアメリカの外に出たはいいが、戻れない。


今年の1月に、移民局にオンラインで質問を送った。
3月になっても返事が来ないので、電話をすることにした。
AIと格闘しながら、やっとのことで生きている人間と話ができるところまで漕ぎつけ、INFO PASSというスタンプをパスポートに押してもらえば申請中であるという証明になることがわかったのだけど、
その為の予約が、この電話ではできないという。

改めて電話をし直し、再びAIと格闘して、晴れて予約をとれるかと思いきや、移民局から電話がくるのを待たねばならないというのだ。
1か月以内に電話がなかったら、もう一度電話してみてね、と言って電話を切られた。
この時点で、3月も下旬。
そのころ、1月に送ったメールの返信があったが、「お力になれずにすみませんね」というような中身。


なんとまあ、気の長い話。
私が出向くのはハワイの移民局だが、電話のやり取りは本土の移民局。
ハワイと本土は6時間の時差があり、私が電話をとれる夕方以降の時間帯は先方の真夜中で、いったいそんな時間外に電話をしてくれる殊勝な公務員がいるのかと思う。

ジリジリとしながら電話を待つ日々。
そして数日前、メールが届いた。
時間帯的に電話は無理だと判断した模様。

「あなたのリクエストを処理しました。新しいカードを発送したので、4月11日までに届かなかったらコチラのサイトから再発行を依頼してみてちょ」

という内容。
4月11日という日付を見て、あ、これは確実に来るな、と確信した。
その日は姉の誕生日で、私がハワイに移住したその日でもある。

果たして昨日(4月8日)、新しいカードが届いた!!
これでフランスに行ける!!



週に1日しか電話ができない私に代わって、シュートメが2回ほど問い合わせの電話をしてくれたりしたので、
何度もしつこくアプローチしたのが幸いしたと思う。
何もせずに手をこまねいていたら、6月に間に合わなかった。
しかし、なんで新しいカードを送るのに9か月もかかるのかわからない。
10年後の書き換え時には、旅行の予定を1年は入れないようにしたほうがいい。
そういう国に、私は住んでいる。