太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

ぺらぺらガサガサのタオルが欲しい

2022-09-01 07:45:25 | 日記
素朴な疑問。
みんな、お風呂で体を洗うのに、ソープを何につけて洗っているのか。
私は、麻などでできたタオル状のものが好きなのだが、穴が開いて、そろそろ替え時。
どこにでも売ってると思いきや、これがどこにもない。
日本食スーパーにも布製のものはなく、ナイロンばかり。
ナイロンのは、痛いし苦手。
それに、ナイロンで肌をこするのは良くないと聞く。
今使っているのは、日本に行った時に百円ショップで買いためた最後のヤツ。


こちらの人は、夫も含めウォッシュタオルを使っている。
ホテルのバスルームに、大きさの順にバスタオル、フェイスタオル、ウォッシュタオルがセットであるが、アレである。
バスタオルと同じ素材の、20センチ四方程度の正方形の小さいタオルだ。
こっちのタオルって、なにも身体を拭くだけにこんなに分厚くなくたって、と思うほど無駄に分厚い。
一般的に外で干す日本だったら、曇りの日は1日吊る下げておいても乾かないような厚さだ。

その厚さもアレなのだが、あの小ささはどうだ。
あれでどうやって背中を洗えというのだ。
私は夫がどうやって体を洗っているのか見たことはないのだが、今度よく観察してみるべきだと思う。
背中を洗うには、細長いタオルの両端を持ってゴシゴシするのが1番に決まっている。
あんな小さなタオルで、腕をひねって背中の真ん中を洗うより、10倍も効率的である。

麻のタオルがなければフェイスタオルで代用すればいいのだけれど、前述したように、こっちのタオルは無駄に厚い。
使用したあとバスルームに吊るしておいても、次に使う時までに乾きっこない。あの分厚いタオルを使うたびに洗うのは、環境的にも疑問が残る。
そして、なぜか日本のフェイスタオルよりも若干短いので、両端を持って背中にまわしたときに、あともうちょっと長さがあると楽だなと思う。

私はしみじみ、日本の、なんとか工務店という名前入りのぺらぺらのタオルが懐かしい。
実家では、そういういただきもののタオルを使っていた。
天日に干すと、タオルにあるまじきガサガサとした固い手触りになる。
姉も私もそのタオルが嫌で、実家を出て自分の住まいを持ったとき、真っ先に新しいタオルを揃えた。
しかし今、欲しいのはあのガサガサのタオル。
あれなら長さも充分、ぺらぺらだから乾きも早い。


ここには、日本にないものがたくさんある。
けれど、日本にはここにはないものが、もっともっとたくさんあるのである。