太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

ものもらいには米ソックス

2022-09-12 16:08:23 | 日記
6年以上前になるが、上まぶたの裏にデキモノができたことがあった。
眼科に行っても治らず、結局手術をすることになった。
アメリカの医療は分業制で、一般の眼科では予防法や簡単な治療しかできないので、手術ができる眼科を紹介してもらった。
まぶたをひっくり返して、そこにできたものをかきとる・・・・
書いただけでおぞましいが、それをするしかないので腹をくくった。

やっとのことで手術を乗り越え(精神的に)、ホッとしたのもつかの間、今度はもう片方の目にも同じものができて、心底ガッカリ。
結局それも手術をせねばならなくなった。
目の手術は、できれば全身麻酔でやってくれないか、と小心者の私は思う。
手術自体は痛くはないのだが、瞼に打つ麻酔が痛い。


そんなこんなで両目を手術した私は、目にできるデキモノに敏感になった。
もう手術はしたくない一心で、半年以上もアイメイクはしなかった。
あれから6年余り。
少しでも目に異物感を感じると、日本で買いためてきた、ものもらい用の目薬をさす。
これは1回分ずつ密封されているので便利だ。
朝晩、まぶたに異常がないか、5倍の大きさに見える拡大鏡で確認するのは日課。



そして、昨日の朝。
いつものように拡大鏡でまぶたを確認していたら、右目上まぶたの、まつ毛とまつ毛の間にニキビのような白いものを発見!
すぐに、以前に眼科で教えてもらった方法を実践した。

ソックスを片方出してきて、一握りの米を入れ、口を結ぶ。
それを電子レンジで30秒加熱したら、まぶたの上からゆっくりと円を描くようにマッサージする。

まぶたを温めて、老廃物を溶かして出すらしい。
友人が子供の頃におばあちゃんが、竹の物差しをこすって温めたのをまぶたに当ててくれたそうで、おばあちゃんの知恵袋なのだなあと感心した。
6年前は、これをいくらやっても治らなかったのだが、でき初めのものもらいには効くようで、休憩を入れて10分ほどマッサージしたら、ニキビ状の白い突起が消えた。
ものもらい用の目薬をその部分にさし、再びマッサージ。
アイメイクは一切しないで仕事に行き、職場で目薬を時々さし、ほぼ完治したと思う。


ここ数年、アイメイクはしているが、動画で紹介されているような、まつ毛とまつ毛の間をアイラインで埋める、など恐ろしくてできない。
顔のパーツがぼんやりしてくるお年頃には、まつ毛のエクステや、せめて付けまつ毛でもしたら、少しはメリハリがつくのではと思うけれど、ばい菌が繁殖しそうで、やりたくともできない。
女優じゃあるまいし、あの手術のリスクをおかして、自己満足程度の美しさを得ようとは思わない。


お米を入れたソックスの感触は、お手玉を思い出す。
異常がなくても、週に何度かはこれを習慣にしようと思っている。