太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

こんな偶然

2022-12-03 15:32:38 | 日記
私の車がリコールで、塗装し直しに出している。
そのいきさつは過去記事にもしてきた。

かいつまむと、2年前に屋根の塗装が剥がれてきて、大手の塗装会社に塗装に出したのだが、
13万円も払ったのに、塗装時に使ったマスキングテープを剥がした部分の塗装が剥がれたまま、車が返って来た。
苦情を言っても、「どうせそこもそのうち剥がれてくる」と言うだけ。
頭に来て、会う人ごとにその店の悪口を言いまくっている(陰湿~)。

そしてそのマスキングテープを剥がした跡から再び塗装の崩落が始まり、見るたびに気分が落ちるので、別の店を探して車を持ち込んだ。
ぺりぺりと崩落してゆく

すると、その工場のオーナーが、「うちでも塗装するけど、これはトヨタのリコール案件だからトヨタに電話したほうがいい」、と言ってくれたおかげで、タダで全車塗り替えられることになった。
トヨタから代車を出してもらったので、日数がどのぐらいかかろうと平気。

屋根を塗った大手の会社は何も教えてくれなかったのに、正直に教えてくれたその工場には感謝している。
それで今日、でっかいマフィンの詰め合わせを持って、お礼を言いに行った。

道路から工場までのドライブウェイに、これから作業する予定の車が縦に何台もとめてあり、そのうちの1台に見覚えが・・・・・
と思ったら、それはまさに私の車ではないか。
トヨタはいくつかの工場と提携しているのだろうが、よりによってこの工場に私の車が来るとはなんたる偶然。

工場の入り口で、男性が3人立ち話をしていた。
一人はオーナーで、来た訳を説明すると、両手を上げ、肩を叩き、3人ともが大げさに感動してくれた。

「今日び、こんなふうにお礼に来る人なんて滅多にいないよ。いやー、嬉しいなあ!」

しばらくそこで話し込み、帰り際に彼らが

「こうなったら、もう特別にピカピカに塗り替えちゃうよ、楽しみに待ってな」

そう言って笑顔で見送ってくれた。

数時間後、その工場から電話があった。
連絡先が夫の番号になっていたので、電話を受けたのは夫。

「ああ、それはいいよ、その車はもう10年選手だし、使わないし」

と言っている。
電話を切ってから、内容を聞いたら、
屋根についているアンテナが壊れているから、新たに注文して取り付けようか、と聞いてきたという。

「あなた運転中にラジオを聞かないし、いいよねー。あ、マフィンをありがとうだってさ」

な!!!なにを断ってる!私の断りもなしに!!
やってもらえるならやってもらえばいいじゃないかッ!タダなんだし。

とは心の声。
がめつい根性が丸見え。
もし私の携帯にかかってきたなら、絶対にやってもらったのに。
もちろん、申し訳ありませんね、助かります、と言うけど。
時すでに遅し。確かにラジオは聞かないし、アンテナなくたっていいっちゃいいんだが・・・・・




感謝したら、その気持ちを伝えたい。
それは私と夫の共通点だ。
高価なものでなくていい、言葉だけだっていい、感謝しているということを直接伝えたいと思う。
もし私が、感謝はしてもその人たちに伝えなかったら、その工場はただの「良い印象の店」で終わっただろう。
でも、出向いて伝えたことで、人同士の「縁」ができた。
その縁は小さなものだけれど、1日の終わりに思い出すと心がホッとするような、良い縁だ。





モミの木購入

2022-12-03 12:38:55 | 日記
11月最後の日、モミの木を買ってきた。
ガレージで出番を待つ

偽物のモミの木にすれば、環境にもいいし、経済的だけれど、モミの木が放つ清浄な香りが大好き。
人のエゴで寒い山から刈り取られてくるモミの木に謝りつつ、こんなトロピカルな島に来てくれたことに感謝して、しっかり堪能しよう。
もし夫と私だけであったら、きっとモミの木は買わない。
偽物のモミの木だって、飾り付けるかどうか怪しいものだ。
イベントごとを熱心にやるのは義両親で、私たちは常に傍観者なのだ。

飾りつけは、たぶん来週末。

クリスマスツリーには興味はないが、リースだけは別。
ツリーにするモミの木の葉切れで作るから罪悪感も抑えられて、香りは同じ。
玄関ドアの外と、家の中の裏口のドアの内側に飾った。
玄関ドア

裏口にも。

ドアを開けるたびに、いい香り。
裏口のドアにある窓から入る風が、モミの木の香りを乗せてくるので、家の中にいてもいい香り。
1日おきぐらいに霧吹きで湿らせる。

玄関ドアの内側のマットをクリスマス風に替えたら、

早速お客様(チーズケーキのボーイの方)がやってきて占領。
猫って何でも新しいものが大好き。


クリスマスライトも既に始まっていた。
まだまだこれからもっとにぎやかになってゆくのだろう。
日本にいてもハワイでも、年末に向かうせわしさにワクワクするのは同じ。