太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

猫の性格

2023-07-07 06:45:17 | 日記
仕事の日の朝は、4時45分に起きる。
が、たいていその前後に猫に起こされる。コーちゃんが来る前は、チーズケーキのガールが起こし役で、今はもっぱらコーちゃんが担当。

今朝、珍しくチーズケーキのガールに起こされた夫が、朝ごはんをあげに階下に降りていった。
少しして戻ってきて、言った。

「コーちゃん、出すの忘れてた!」

コーちゃんは、昨夜から階段下のクロゼットの中に閉じ込められたままだった・・・

ことのあらましはこうである。
とにかく、無類の食いしん坊のコーちゃんは、料理中にシンクに飛び乗る、盛り付けた料理を食べようとする、テーブルに乗る、で何も手に着かなくなるので、料理中と食事中はクロゼットに入れておくことがある。
そのクロゼットは、コーちゃんの食事をする部屋でもある。
というのも、チーズケーキ達と一緒に食べると、自分の食べ物よりも先に彼らの分を食べてしまうからで、チーズケーキ達は怒るでもなく眺めている。
だから、別々の部屋でなければならないのだ。

昨夜、夕食のときにコーちゃんをクロゼットに入れ、そのまま忘れて寝てしまったというわけ。
それから10時間、ずっと真暗なクロゼットにいたなんて、気の毒すぎる。

夫がドアを開けたら、コーちゃんは、猫用キャリーケースの中で寝ていたそうだ。

「怒ってた?」
「ぜんぜん。ゴロゴロ喉を鳴らしてたよ」

何度も謝って、お詫びにちゅーるをあげた。

私が猫と暮らすのは、彼らが初めてなのだけれど、猫は拗ねたりするものなんだろうか。
私だったら、拗ねまくり、怒って、口もききたくないだろう。
チーズケーキ達も、コーちゃんも、うっかり尻尾を踏んづけてしまっても、すぐに心を込めて謝れば許してくれる。
旅行で長らく家をあけても、いつもと変わらず迎えてくれる。


コーちゃんが家に来た時、いきなりチーズケーキ達に会わせるわけにもいかないので、ケージに入れて、一晩ガレージに置いた。
それまでコーちゃんを預かってくれていた人が、コーちゃんがお気に入りのベッドを置いていってくれた。
それはこげ茶色の丸いボール型で、穴があいていて、その中にすっぽり入って眠るのだそうだ。
夜の間、ひとりでガレージで寂しくはないかと気が気でなかった。

翌朝、コーちゃんを見にガレージに行き、声をかけると、その茶色いボールの中からヒョッコリと出てきた、コーちゃんの小さな顔が忘れられない。
今でもそのことを思い出すと、涙が出そうになるほどだ。


昨夜はクロゼットであまりよく眠れなかったのか、ぐっすり眠っているコーちゃん。

やさしく穏やかな性格で、ありがとう。