Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてⅢ

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印が趣味です。
生きた証として好き勝手に書いております。(笑)

薬王寺(2019年5月2日参拝)

2019年09月24日 | 四国八十八ヶ所霊場
日和佐八幡神社から僅か1.5キロ離れた場所にあるのが、
お遍路札所であり別格本山の薬王寺です。

遠景がとても印象的で、
一度は参拝したいと思うようなお寺です。


【北河内谷川】


日和佐八幡神社のすぐ近くには綺麗な北河内谷川が流れ、
この辺りは太平洋に流れこむ河口となります。


【日和佐城】


ふと山を見るとお城が見える。




お城はあんまり興味が無いから全く知らないお城。

室町時代に日和佐肥前守が築城したという説があるが、
資料が無いので実際は不明とのこと。

天守は昭和53年(1978)に建立された模擬天守。

さて、お寺に急ごう。



所在地:徳島県海部郡美波町奥河内寺前285番地1
宗派:高野山真言宗
御本尊:厄除薬師如来
創建:(伝)神亀3年(726)
開基:(伝)行基菩薩
札所:四国八十八ヵ所霊場、阿波七福神霊場


【縁起】
醫王山無量寿院薬王寺は神亀3年(726)、
行基菩薩が聖武天皇の勅願を受け、この地に巡鍚し一寺を建立された。

弘仁6年(815)弘法大師42歳の時、平城上皇の勅命によって、
御本尊厄除薬師如来を刻んで開基した阿波の国薬王寺は、
四国八十八ヶ所第23番の霊場であり、
厄除根本御祈願所として全国にその名を知られている。

寺号を無量寿院醫王山といわれているのは、
無限の生命を伝え医の王である意味。

また、寺名を薬王寺というのは薬の王であることを意味している。

高野山真言宗の別格本山とされ、嵯峨上皇、淳和天皇は厄除の祈誓を願われ、
土御門上皇は喜禄2年皇居として行在せられた。

また後嵯峨天皇は寛元元年当山伽藍の再建をして、
仁助親王が落慶の法莛に入られたと伝えられている。


【遠景】


山の中腹に赤い塔が見えます。

遠くからでも強烈な存在感があり、
お寺好きなら絶対に行きたいと思うはずです。(^^






大型の無料駐車場から見た塔。

めっちゃカッコいい。(^^

どう見てもあそこまで石段が多いだろうけどダッシュ。

オッサン頑張ります。(笑)


【寺号石標】



【仁王門】


天保6年(1835)建立の別格本山に相応しい立派なものです。

仁王門横に納経所がありますが、
8時前だと閉まっていました。


【金剛力士】





【鐘楼堂】



【境内案内図】



【女厄除33段】



【参道】



【男厄除42段】


まぁまぁハァハァしました。(^^;


【本堂】




まずは一発打つ。


【宝塔】


本堂裏手にある宝塔。


【肺大師】


弘法大師が祀られていますが、
変わった名前ですね。


【御加持水】


この水は呼吸器系にとても効くお水らしく、
それで肺大師と呼ばれているそうです。

肺癌に効く微量の鉱物が含まれてるとか。


【鎮守堂】




白山大権現が祀られています。


【大師堂】


文政3年(1820)建立されたもの。


【寿老人】



【賓頭盧尊者】



【大師堂】


弘法大師坐像を中心に、
龍猛・龍智・金剛智・不空・善無畏・一行・恵果の真言宗八祖、
脇士持国天と毘沙門天が祀られています。


【六観音】


不空羂索観音・聖観音・如意輪観音・十一面観音・馬頭観音・千手観音菩薩。


【地蔵堂】




地蔵菩薩、聖観音菩薩、弥勒菩薩、不動明王二体が祀られていますが、
全て厨子に安置されていました。


【十王堂】







【随求塔】


塔中に大随求菩薩と銀製宝瓶に仏舎利数粒を入れ安置してるそうです。


【魚藍観音】



【鯉】



【瑜衹塔】



【男女還暦厄坂61段】





【瑜衹塔】




瑜祇塔は真言宗所依の経典、瑜祇経の教理を形に表したもの。

全国でも非常に数少ない塔です。






中に入ってみましょう。


【五智如来】



【戒壇巡り】


まさか戒壇巡りが体験出来るとは。

ただし有料です。






こちらのは暗くもなく距離も短いので、
戒壇好きには物足りないかも。


【階段】


戒壇巡りを終え、上層部は登って行きます。


【風景】


なかなか良い風景で爽快。(^^

登った甲斐があったわ。


【御朱印】


本坊横の納経所でいただきました。

また訪れたいと思う良いお寺でしたね。